釈迦如来立像(所在:金峯山寺) しゃかにょらいりゅうぞう
記入年月日 2021/04/19
- 所在地
- 奈良県吉野郡吉野町吉野山2498番地の1
- 区分
- 彫刻 | 神像・仏像
- 指定内容
- 県指定有形文化財
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- 歴史文化資源の概要
- 木造。彩色。玉眼。像高209.0cm。光背は江戸時代の後補。旧世尊寺釈迦堂の本尊と伝わっています。廃仏毀釈の法難により流浪の末、蔵王堂に客仏として祭祀されることとなったと考えられます。古書によると、日本木造最初仏とされて信仰を集めていました。また、近年の解体修理の際、胸部と背面の内側に小動物の骨粉が塗りつけられていることが発見されましたが、その意味するところは判然としません。
- 地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
- 廃仏毀釈によって、吉野山では多くの仏像が破壊、あるいは売却されたと伝わる中で、体躯のやや大きなこの像が現在まで伝わっていることは意義深いものがあります。今宮戎神社の男神像や竹林院の聖徳太子像も、同じ旧世尊寺釈迦堂に祀られていたと伝わることから、当時の廃仏毀釈の一端を推し量る資料としても貴重。
- 問い合わせ先
- 金峯山寺
- 電話番号
- 0746-32-8371
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