鳳閣寺廟塔 石造宝塔 ほうかくじびょうとう せきぞうほうとう
記入年月日 2022/04/22
- 所在地
- 吉野郡黒滝村大字鳥住662-2
- 区分
- 彫刻 | その他
- 指定内容
- 重要文化財
※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。
- 歴史文化資源の概要
- 修験道中興の祖とされる理源大師聖宝(832年~909年)の供養塔とされています。台石刻銘により正平24年(1369年)建造。花崗岩製で、塔身、受座、亀趺、台座からなり、同時期の遺例が極めて少なく、当時の廟塔建築様式を知る上で貴重な文化資源です。
- 地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
- 黒滝村に残る文化財の多くは、修験道の聖地であったことを示すものが多く、その中でも鳳閣寺は当地域の修験道の中心地であり、廟塔はその核心であることを示す貴重な文化財です。山中にあっても華やかな都市文化の影響を受けていたことを示す建築様式から、当時の修験道を通じた交流の一端が垣間見られます。吉野地域の日本遺産として登録(鳳閣寺で登録)され、地域で総合的に整備活用し、国内だけでなく海外へも戦略的に発信し、地域の活性化を図っています。
- 当資源と関連する歴史上の人物とその概要
- 修験道中興の祖とされる理源大師聖宝(832年~909年)。東大寺や元興寺で学び大峰山で修行を積んだ後、醍醐寺を創建し、更に東大寺に真言院を建て、三論宗を論じたとされます。
- 当資源と関連する文献史料
- 『黒滝村史』『黒滝村の仏像』
- 他地域の関連する歴史文化資源
- 大峰奥駆道、東大寺(東南院)、京都・醍醐寺、奈良市餅飯殿町
- 問い合わせ先
- 黒滝村企画政策課
- 電話番号
- 0747-62-2031
掲載されております歴史文化資源の情報は、その歴史文化資源が地域にとって大切であると考えておられる市町村、所有者、地域の方々により作成いただいたものです。
見解・学説等の相違については、ご了承ください。