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旧細田家住宅 きゅうほそだけじゅうたく

記入年月日 2023/10/11

旧細田家住宅外観
旧細田家住宅内部
旧細田家住宅内部
所在地
奈良市雑司町40-3
区分
建造物 | 住居建築
指定内容
奈良県指定有形文化財

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
「奈良町」と呼ばれる奈良旧市街の北部にあります。柱と梁の構造が簡単なことや、土間とブツマの境を壁で仕切って閉鎖的にしている点などから、17世紀末から18世紀初頭の建築とみられます。奈良市内の農家の中で、最も古いもののひとつです。 建物は北向きで、農家としては小型です。屋根は大和平野の農家によくみられる「大和棟」の形式です。内部は、東側を土間、西側を居室とします。間口が狭いため、農家によくみられる「田の字型」の間取りではなく、ブツマとダイドコの2室のみです。 昭和46年に県指定文化財に指定され、昭和48年に細田家から奈良市へ寄贈されました。19世紀に西側へ座敷が増築されていましたが、指定の頃に撤去されています。昭和48~49年度の保存修理で、間取りや壁・建具類が当初の姿に復原されました。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
旧細田家住宅は、奈良町周縁部のかつての農家の暮らしぶりを伝える建物です。奈良の一般的な農家住宅の特徴である大和棟や煙返しの大梁、ウシゴヤなどが残り、奈良町最古の民家として貴重です。
他地域の関連する歴史文化資源
奈良県立民俗博物館 (奈良県大和郡山市矢田町) 旧田中家住宅 (奈良県奈良市五条町、奈良市指定文化財)
問い合わせ先
奈良市教育委員会事務局 教育部 文化財課
電話番号
0742-34-5369

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