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放光寺 ほうこうじ

記入年月日 2024/04/05

所在地
奈良県北葛城郡王寺町本町2丁目6-1
区分
建造物 | 宗教建築
指定内容

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
 放光寺は、片岡山と号する黄檗宗の寺院で、飛鳥時代に創建された片岡王寺から法灯が引き継がれています。片岡王寺は、旧王寺小学校校舎部分に南向きの四天王寺式伽藍で建立されていたとされ、平安時代の落雷を契機に衰退し、戦国時代には戦場となって廃絶したようです。今の黄檗宗寺院は、江戸時代の17世紀末に鉄牛という僧が中興したことに始まります。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
 王寺町の地名は、片岡王寺の王寺に由来すると考えられているため、その法灯を継ぐ放光寺は、地域にとってとても大切な寺院といえます。境内の桜が美しく、人々の心を和ませてくれます。
当資源と関連する歴史上の人物とその概要
 隠元は、中国から来朝した僧で、黄檗山万福寺(京都府宇治市)を開いた黄檗宗の開祖です。放光寺には、隠元の書になる扁額があります。
他地域の関連する歴史文化資源
片岡王寺跡(王寺町)
問い合わせ先
王寺町地域交流課文化資源活用係
電話番号
0745-72-6565

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見解・学説等の相違については、ご了承ください。