白山姫神社 しらやまひめじんじゃ
記入年月日 2024/04/05



- 所在地
- 奈良県北葛城郡王寺町畠田8丁目1965
- 区分
- 建造物 | 宗教建築
- 指定内容
※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。
- 歴史文化資源の概要
- 白山姫神社は、明治26年(1893)の「神社明細帳」によれば、伊弉諾尊・伊弉冉尊を祀るといい、全国に数多くある白山神社と同じように修験道の白山信仰との関係で創立されたのではないかと考えられています。江戸時代には、隣接する香塔寺と神仏習合の関係にあったようで、境内には、貞享4年(1687)に「畠田村香塔寺氏子中」によって奉納された石灯籠が残っています。
階段下にある石鳥居は、天保2年(1831)に天理市域の人々や大坂の商家らが明神山の山頂にあった送迎太神宮に奉納したもので、送迎太神宮の撤去後に移築されてきたと考えられ、階段には「送迎太神宮道」と刻まれた石造道標も転用されています。
- 地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
- 二上・葛城山麓の地域には、子どもが生まれると秋祭りのときにその子の絵馬を奉納する風習があり、白山姫神社では、旧拝殿を絵馬殿にして絵馬を奉納しています。畠田地区は、雨乞いのナモデ踊りが行われていたところで、絵馬殿には大正13年(1924)に雨乞いに関わって村人たちが歌を奉納した絵馬も残されています。
- 他地域の関連する歴史文化資源
- 明神山(王寺町)、火幡神社(王寺町)
- 問い合わせ先
- 王寺町地域交流課文化資源活用係
- 電話番号
- 0745-72-6565
掲載されております歴史文化資源の情報は、その歴史文化資源が地域にとって大切であると考えておられる市町村、所有者、地域の方々により作成いただいたものです。
見解・学説等の相違については、ご了承ください。