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狐井稲荷古墳子持勾玉 きついいなりこふんこもちまがたま

記入年月日 2024/04/23

狐井稲荷古墳子持勾玉
狐井城山古墳子持勾玉
所在地
区分
考古資料 | 石器・石製品類
指定内容
市指定有形文化財

※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。

歴史文化資源の概要
 狐井丘陵には、5世紀後半から6世紀前半の狐井城山古墳と狐井稲荷古墳の2基の前方後円墳から成る狐井古墳群が所在します。両古墳からは滑石製の子持勾玉が採取されており、狐井稲荷古墳の子持勾玉は、長さ13cm、幅10cm、厚さ5.5cm、重さ565gの国内最大級の大きさです。大王級の古墳の造墓に関与した土師氏の拠点とされる大阪府藤井寺市の土師の里遺跡出土品と同型式であることから、同じ工人によって製作された可能性があります。古墳の造墓や埋葬儀礼に使用された祭祀具の可能性が強く、古墳時代の祭祀を研究する上で極めて貴重な資料です。
地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
 狐井古墳群の南西方約500mには、『日本書紀』垂仁天皇7年条に当麻蹶速との相撲で勝利した褒美に土師氏の祖先である野見宿禰が天皇から賜ったとされる「腰折田」伝承地が所在します。狐井稲荷古墳子持勾玉は、土師の里遺跡出土品と同型式であることから、狐井古墳群の造墓に際して、土師氏が関与したことを示す貴重な資料となります。
「記紀・万葉集」との関連とその概要
『古事記』『日本書紀』には「片岡」に顕宗陵と武烈陵があることが記されています。所在地等から狐井稲荷古墳を顕宗陵として、南側に隣接する狐井城山古墳を武烈陵とする説があります。
当資源と関連する文献史料
令和2年度第2回企画展「葛城の大王墓と太古の祈り」
他地域の関連する歴史文化資源
狐井稲荷古墳、狐井城山古墳
問い合わせ先
香芝市二上山博物館
電話番号
0745-77-1700

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