西隆寺跡 さいりゅうじあと
記入年月日 2024/04/17



- 所在地
- 奈良市西大寺東町
- 区分
- 遺跡 | 社寺跡又は旧境内
- 指定内容
※各歴史文化資源へのご訪問の際は公開日・公開時間・料金等を別途ご確認ください。
- 歴史文化資源の概要
- 奈良時代、称徳天皇が西大寺の尼寺として平城京に創建した寺院です。皇太子山部親王(後の桓武天皇)の病気平癒を願って誦経するなど、東大寺・西大寺と並んで高い格式を誇りました。平安時代には存続していたことが確認できるが、鎌倉時代までに廃絶しました。
- 地域にとって大切な歴史文化資源である、その理由
- 奈良時代に天皇の勅願により建設された尼寺で、奈良時代屈指の大寺院でもあり、平城京の歴史を語る上で重要な寺院です。
- 「記紀・万葉集」との関連とその概要
- 称徳(孝謙)天皇が詠んだ歌が『万葉集』に数首掲載されています。
・四つの船早帰り来としらか付け我が裳の裾に斎ひて待たむ(4265)
・この里は継ぎて霜や置く夏の野に我が見し草はもみちたりけり(4268)他
- 当資源と関連する歴史上の人物とその概要
- 称徳天皇…本寺院建設の発願をしました。
山部親王(桓武天皇)…病気になった際、その平癒を称徳天皇が本寺で祈りました。
- 当資源と関連する文献史料
- 『続日本紀』『西大寺伽藍絵図』
- 問い合わせ先
- 奈良市教育委員会文化財課記念物係
- 電話番号
- 0742-34-5369
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