紙本金銀泥春日社頭図(伝春日権現記台)六曲屏風 しほんきんぎんでいかすがしゃとうず(でんかすがごんげんきだい)ろっきょくびょうぶ
記入年月日 2025/01/31



- 所在地
- 奈良市春日野町160番地
- 区分
- 絵画 | 日本画・油彩画・水彩画など
- 指定内容
- 奈良県指定有形文化財
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- 歴史文化資源の概要
- 本品は、春日社の社頭を主題とした、六曲一隻(ろっきょくいっせき)の屏風です。雲母引(きらびき)の料紙に金銀泥(きんぎんでい)を用いて、一の鳥居から参道を通って御蓋山・春日山を望む景観が描かれています。
第1扇の一の鳥居を起点とし、第1扇から第6扇にかけて松や杉などの樹木が繁る社叢のもと、諸所に鹿が配されています。第5扇・第6扇には、御蓋山・春日山・若草山の山並みがあらわされ、御蓋山の上方に日輪が描かれています。樹木や鹿の表現や、その極めて細緻な筆致は、中世絵巻の傑作として名高い、高階隆兼(たかしなたかかね)筆の「春日権現験記絵」(鎌倉時代・皇居三の丸尚蔵館所蔵)と近似しており、本品も隆兼あるいはその周辺の画家の関与によって制作されたものと考えられます。
また本品は、「験記絵」を開き設えるための台として用いられていたと伝えられています。作風から「験記絵」と近い時期の制作と見て矛盾せず、「験記絵」と密接に関わるものとして、わが国絵画史上重要な作例と評価できます。
- 問い合わせ先
- 奈良県文化財課
- 電話番号
- 0742-27-9864
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