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皆さんの力で川をきれいに! 大和川清流復活大作戦

 この県民だより奈良を読んでいる、今、この瞬間、大地震が発生したら、あなたはどうしますか?どう行動すれば、少しでも自分の身体・生命を守ることができるかを知っていますか?
 東日本大震災から2年を迎える今、近い将来、確実にやってくるといわれている大地震が発生したときに、一人でも多くの命が助かるよう、どう行動するか、今のうちに何をしておくべきか。マンガの登場人物になったつもりで考えてみてください。

阪神・淡路大震災による神戸市中央区の被災状況
 
 昨年12月に政府の地震調査委員会が公表した「全国地震動予測地図」によると、奈良市(市役所付近)では、約70%の確率で、30年以内に震度6弱以上の地震が発生するとされています。
 阪神・淡路大震災や東日本大震災などで亡くなられた方もみんな、その瞬間まで普段通りの生活を送っていました。大地震は突然やってくるのです。

地震発生前
 
緊急地震速報が聞こえたら、すぐに身を守りましょう!
震度5弱以上の地震の発生が予測された場合、発生の数秒~数十秒前に、テレビやラジオなどで緊急地震速報が流れます。速報を聞いた場合は、机の下に入るなど、すぐに自分の身を守りましょう!
震源に近い地域では、速報が間に合わないことがあります。
予想震度の誤差などにより、速報が遅れたり、発表できない場合があります。
 
地震発生直後
 
あわてて
逃げない!
■激しい揺れは最初の1分。まずは丈夫な机の下などで身を守ろう!
東日本大震災のときなど、津波の心配があるときは急いで逃げる必要がありましたが、奈良県では、土砂崩れが予想される場合以外は、逃げるよりも身を守ることを優先してください。
■身の安全を優先して、使っていた火を無理に止めようとしない!

家具や大型家電は固定しよう!
家具などが倒れないように固定していれば、下敷きになることは少なくなります。

住まいの耐震化が非常に重要です!
阪神・淡路大震災による人的被害の原因の多くが、老朽家屋の倒壊といわれています。倒壊家屋は避難道路を閉ざすおそれもあります。
(1)耐震診断
少なくとも、住宅の耐震基準が大きく変わった昭和56年以前に建てられた住宅については、耐震診断を受けよう!
(2)耐震改修
診断に応じた補強を行おう!
 

 
落ち着いて
行動しよう!
家族の安全を確認したら、部屋の中でも靴を履こう!
火元を確認し、もし消せそうな火が出ていたら、消しておこう!

外へ出よう! 激しい揺れがおさまったら、家屋倒壊のおそれもあるので、ひとまず外へ避難しよう!
 

 
隣近所の
安全を確認!
高齢者のみの世帯には積極的に声をかけ、安否を確認しよう!火が出ていたら大声で知らせ、協力して消火しよう。
阪神・淡路大震災では、救出された人のうち、自力や家族による救出を除けば、実に約85%が隣人などによる救出であったといわれています。
余震に注意しよう! 大きな地震の後には余震が発生します。
生き埋めや閉じ込められた際の救助

(出典:(社)日本火災学会「兵庫県南部地震における火災に関する調査報告書」を一部変更)
 

 
家族の安否確認には、災害用伝言ダイヤル(171)を使おう!
■使い方  1 伝言の録音
 2 伝言の再生
171を押した後は音声案内に従ってください。

ラジオなどで情報を確認!
災害時には、間違った情報が飛び交います。テレビやラジオで正しい情報を確かめて行動しよう!
ブロック塀や自動販売機は倒壊しやすいので、広い道を通って避難しよう。
 

 
行き先を書いたメモを残そう!
自宅を離れるときは、行き先を書いたメモを目立つ場所に残そう!
避難のときの「場所」「方法」「ルート」を普段から確認しておこう!
出火防止のため、ガスの元栓を閉め、ブレーカーを落とそう!
 

 
消火・救出活動に協力を! 隣近所で協力して消火や救出を。自分たちで手に負えない場合は、消防署に通報しよう!
 

 
用意は一日、救うは一生「非常持出品」
大地震の場合は、持ち出せても「非常持出品」くらいです。最低でも以下のものの、家族の分を準備しておこう!
(1)飲料水 (2)非常食(乾パン・缶詰など)
(3)携帯ラジオ(1家に1台で良い)
県や市町村などでも備蓄はしていますが、災害発生からしばらくは、救援物資が届かない可能性もありますので、非常持出品や備蓄品を準備しておくことが、命を救うことになる場合もあります。
備蓄品や預金通帳などが家の中にあっても、安全が確認されていない家には、むやみに入ってはいけません。
 
 
問 県防災統括室
tel 0742-27-7006
fax 0742-23-9244


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