「E-夢 はっしん!」
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発行:奈良県教育委員会事務局企画管理室
私 事 雑 感
奈良県教育委員会
教育次長 中村 昌史
この度、奈良県教育委員会教育次長を拝命しました中村と申します。
地方教育行政制度の改革時に初めて教育委員会に籍を置くこととなり、身の引き締まる思いですが、関係の皆様方のご指導を頂きながら、奈良県教育の発展に尽力してまいりますので、よろしくお願いいたします。
さて、新年度になって1か月が経ちました。
読者の皆様におかれましては、4月からの多様な“新たな出会い”にも慣れ、自分のペースを次第に取り戻し、日々奮闘(葛藤?)されていることと存じます。
私事雑感で恐縮ですが、教育委員会に身を置き改めて感じることは、我々には、教育の主体である「子ども(生徒)」「保護者」「教職員」など、それぞれが充足感を得られる「WIN-WIN-WINの関係構築」に日頃より気を配ることが求められているということです。
とりわけ、「教職員」の「WIN」とは、生徒に“学び”の必要性や楽しさを感じ取ってもらうことだけではなく、個々人の能力を引き出し、それをサポートすることにより、豊かな学生生活、ひいては将来の社会生活に役立ててもらうことだと考えます。加えて、その結果として各々の主体が互いに良好な関係を保つことができれば、この上なく喜ばしいことです。
荒井知事は、『仕事をサッカーに例えるなら、県の職員は運動量の多いミッドフィルダーであれ。』としばしば話されます。これを教職員に置き換えると、「教職員は、時には生徒と保護者、またある時には地域社会と学校の間などに位置し、様々な角度から送られてくるボール(事象)を受け止め、果敢に攻めのプレイ(積極的な対応)を行うという意識を常にもって欲しい。」ということだと解します。
教育現場で諸々の出来事に対応してくださっている教職員の皆様の多大なご労苦に感謝申し上げるとともに、繰り返しになりますが、吉田教育長のもと、微力ながら地方教育行政の推進に精進してまいりますので、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
【1】奈良県教育委員会教育長及び委員の異動について
<企画管理室>
この度、奈良県教育委員会教育長及び委員に下記のとおり異動がありました。
職 名 |
区 分 |
氏 名 |
備 考 |
教 育 長 |
再任 |
吉 田 育 弘 |
平成27年4月1日就任 |
教育長職務代理者 |
新 |
花山院 弘 匡 |
平成27年4月1日就任 |
委 員 長 |
新 |
制度改正により廃止 |
|
旧 |
花山院 弘 匡 |
平成27年3月31日退任 |
委員長職務代理者 |
新 |
制度改正により廃止 |
|
旧 |
森 本 哲 次 |
平成27年3月31日退任 |
<異動後の構成>
職 名 |
氏 名 |
教 育 長 |
吉 田 育 弘 |
教育長職務代理者 |
花山院 弘 匡 |
委 員 |
佐 藤 進 |
委 員 |
森 本 哲 次 |
委 員 |
藤 井 宣 夫 |
委 員 |
高 本 恭 子 |
※ お問い合わせ先
企画管理室 秘書人事係
TEL 0742-27-9804
桜井高等学校「奈良TIME」2年間の取組
~桜井高等学校「奈良TIME」の取組~
奈良県立桜井高等学校
「奈良TIME」も3年目に入った。桜井高校では、初年度は各教科から奈良に関わる学習内容をピックアップして構成、それぞれの教科で担当した。2年目の平成26年度は、初年度の内容をベースに、総合的な学習の時間として担任・副担任が担当した。
1学期は、仏教と奈良を中心に学習した。本校の北、初瀬川の河川敷には「仏教伝来の地」の碑が建っている。桜井がそう呼ばれるのはなぜなのかを、学校からそこまで移動して学習した。あわせて、校外学習では、桜井から飛鳥まで「仏教伝来の道」を歩いた。また、夏期休業中には、グループで県内の地場産業や特産品の生産現場を訪ね、調査活動を行った。
2学期は、夏期休業中の調査をもとに、各学級で発表を行った。そうめんや墨などの伝統産業、いちごや梨といった農産物など、バラエティ豊かな発表であった。また、外部から講師を招いて「大和の伝統野菜」についての講演会も実施した。11月からは、3学期の発表に向けての準備に入った。情報の授業でも、これに併せてプレゼンテーションソフトの活用を学んだ。
3学期には、1年間の学習の集大成として、各グループが学級で発表を行い、さらに、各組の代表が学年で発表した。また、県の「奈良TIME学習研究発表会」でも報告する機会が与えられ、大淀町の梨農家を取材したグループが発表した。内容やプレゼンテーションの技術などについてお褒めの言葉をいただいた。
こうした学習を通じて、奈良県についての関心やプレゼンテーションの力が高まるだけでなく、学ぶことに対する積極性が高まったように感じられる。このことが「奈良TIME」の学習効果として重要ではないかと考える。
<初瀬川河川敷フィールドワーク> |
<校外学習事前研修> |
<明日香方面への校外学習> |
<夏期休業中の調査クラス発表会> |
<大和野菜についての講演会> |
<最終発表会> |
奈良県では昨年度、初めての取組として世代を問わずより多くの県民の方々に「食」について考え、関心をもってもらうために「奈良県食育作文コンテスト」を実施しました。小学校の部で最優秀賞を受賞された、奈良市立伏見小学校(受賞当時5年生)の奥垣知那美さんに、これからの「夢」について語ってもらいました。
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受けつぐ食への思いと感謝の心!!
奈良市立伏見小学校
奥垣 知那美
私の将来の夢は、奈良県の食材を生かした料理で郷土料理や季節を感じられる行事食を作り、お年寄りから小さな子供たちまで年齢を問わず、皆がおいしいと笑顔にできる料理を作り伝える人になることです。
それは、昨年亡くなった祖母から教えられたことにあります。祖母は、季節を食材のめぐみから感じられる料理を自家野菜で作ってくれました。それを「おいしいね。」と家族でいただくことが私には当たり前のことでしたが、皆がそうでないことに気づかされました。
小学校で奈良雑煮の話をしたときです。友達から雑煮は家で作らず給食でしか食べない、また、家族団らんの食事も習い事などで忙しく、ないと聞きました。
母は、家族で食べることは料理がより一層おいしくなる魔法のスパイスと言います。私は祖母から母に教えられた、季節の旬を食べ物で感じることをたくさんの人たちに経験してもらい、幸せを感じてほしいと思っています。
先日の休みに母と畑へ行きました。祖父は野菜と米を作っています。その中には、市場ではあまり見かけない大和野菜もあります。今の時期は、しま瓜や紫とうがらし、黄金まくわ、大和丸なす、大和スイカなどの種をまいて発芽させて畑に植えます。畑にはえんどう豆の花が咲き、もう少しで収穫の時期を迎えます。
冬の時期の八つ頭を入れた奈良雑煮や仏しょう芋で作るとろろ汁は祖父から母へ教えられた料理です。たくさん収穫した大根は、一年中食べられるよう切り干し大根やたくあん漬けに。
今日は、母とつくしを取ってつくしの炊きこみご飯と卵とじを二人で作りました。春は桜もいいけど、つくしは春が来たことを知らせてくれる自然のめぐみです。
今日もおいしくいただきました。
ご馳走さまでした。
最優秀賞受賞作文はこちら
奈良県ディア・ティーチャー・プログラム第7期の第7回ワークショップが、平成27年4月18日(土)に県立教育研究所で行われました。
リクルーターの香芝市立関屋小学校、宇都宮健司先生が、ワークショップの活動を振り返って報告します。
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第7回ワークショップを振り返って
雨模様が続いていた最近の1週間でしたが、奈良県ディア・ティーチャー・プログラム第7回ワークショップは快晴の空のもと、4月18日(土)に行われました。3ヶ月ぶりに顔を合わせた受講生たちはそれぞれの近況を報告し合い、より強い決意をもってワークショップに臨んでいました。
初めに、特別支援教育の観点から「すべての子どもが輝くために」というテーマで講義がありました。音と文字のマッチングが不得手な児童、文字の読み書きが困難な児童など、様々なケースにおける対応の仕方を教えていただきました。中でも、受講生のレポートより紹介された、“どうしたらできるかを「一緒に考える」”という前向きな考え方は、児童一人一人と関わる上で大切にしたいこととして再確認することができました。
次に、班別ワークショップを行いました。私が参加した小学校の班では、先ほどの講義を受けて現場実習で先輩の先生方から学んだこと、または疑問に感じていたことについてディスカッションし、自分が教師としてそのような場面に出会ったらどうするかを具体的に話し合いました。
最後に、それぞれが作成した学級通信を持ち寄り、来年の今頃を想定して学級開きの練習を行いました。始業式の日は離着任式や担任発表、教科書配布などに追われ時間がないことから、5分という短い時間の中で自分の思いを伝えることを意識して発表してもらいました。発表の後は、良かったところや改善点を述べ合い、学びを深めていました。かわいいイラストで子どもの興味を引きつけたり、「教室は○○なところだ!」と子どもたちに考えさせてみたり、学級通信のテーマと関連づけて自分の目指す学級像を伝えたりするなど、随所に工夫が見られました。
新年度を迎え、やる気に満ちた受講生の表情に私たちリクルーターもいつも以上に刺激を受け、今日も再度フレッシュな気持ちで子どもたちと向き合い、共に成長を目指して頑張っています。アドバイザーやリクルーター、受講生といった様々な立場の人たちが互いに意見を交流し合えるところに、このプログラムの良さが詰まっていると思います。そうした機会を大切にし、いろいろなことを学び感じとって自信を深めていってほしいと思います。
第7期リクルーター 香芝市立関屋小学校 教諭 宇都宮 健司
<講義の様子> |
<受講生同士の話合いの様子> |
奈良県内の各市町村、各学校等の自慢の給食を紹介しています。地域の産物や行事食、旬の食材を取り入れた献立です。献立画像をクリックしていただくと、分量や調理の方法を見ることができます。ご家庭でも、是非お試しください。
<今月の献立>
*麦ごはん
*とうふグラタン
*アスパラガスのごま和え
*あさりのみそ汁
*いちご
*牛乳
<レシピはこちら>
画像をクリック→
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〔献立紹介〕
和風の味付けでごはんに合うグラタンにし、地場産物の冷凍とうふを使用し、ホワイトソースも県産の米粉で作りました。また、奈良県特産のあすかルビーで春らしさを出しています。
【1】“教育セミナー2015”を開催します
<県立教育研究所>
テーマ:ともに学ぶ!
~学びの可能性をひろげるICT活用~
教育研究所では、5月29日(金)に“教育セミナー2015”を開催します。
本県の教育に関する課題の解決を目指して平成26年度に行った調査・研究の成果を発表するとともに、教育関係者及び教育に関心のある人と本県教育について共に考えます。
【全体会提案】
指定研究員のタブレット端末を使った実践例や、へき地教育におけるテレビ会議システムの活用例等を通して、参加者と共にICTを活用した授業づくりについて考えていきます。
【研究発表】
プロジェクト研究「協働型・双方向型の授業づくり―言語活動の充実、ICTの活用―」「小学校における教育相談体制づくり ―ファーストステージ/実態把握―」「将来を見据え、意欲的に取り組む姿を目指した授業づくり ―特別支援教育におけるキャリア教育の視点を取り入れて―」をはじめ、主に平成26年度に取り組んだ研究の成果を発表します。
【放課後館内開放】
研究発表終了後、新しい教材やICT機器などに触れることができる体験コーナーや、将来、教員を志望する学生と明日の教育について自由に意見交換していただけるエリアを本館1階、2階ロビーに設けています。
よりよい教育の姿や日々の実践について、共に学び、考えていきましょう。
事前に申し込みいただければ、どなたでも参加いただけます(参加費無料)。
詳しくは、次のホームページを御覧ください。
http://www.nps.ed.jp/nara-c/gakushi/kyoukakyouikubu/semi27/semi27.html
セミナーの案内チラシはこちら
※ お問い合わせ先
県立教育研究所 研究開発部 教科教育係
TEL 0744-33-8903 FAX 0744-33-8909
【2】「なら教育リポート ~まなびだより~」今後の放送予定
<県立教育研究所>
奈良テレビ放送「ゆうドキッ!」(午後6時~午後7時)の中で、午後6時40分~45分頃に放送します。
○5月20日(水) 「キャンプ補助員トレーニングキャンプ」
県立野外活動センター
■過去の放送分は こちらの Webページでご覧いただけます。
※ お問い合わせ先
県立教育研究所 研究開発部 ICT教育係
TEL 0744-33-8907 FAX 0744-33-8909
2015年04月30日
2015年04月28日
2015年04月27日
2015年04月24日
2015年04月22日
2015年04月17日
2015年04月16日
2015年04月10日
2015年04月09日
2015年04月09日
2015年04月09日
2015年04月06日
2015年04月02日
2015年04月02日
2015年03月31日
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