地域ケア会議とは

 


■ 地域ケア会議とは


   地域ケア会議は、介護保険法第115条の48で定義されており、地域包括支援センターまたは市町村が主催し、設置・運営する「行政職員をはじめ、地域の関係者から構成される会議」のことです。地域ケア会議の機能としては、(1)個別課題の解決、(2)地域包括支援・ネットワークの構築、(3)地域課題の発見、(4)地域づくり・資源開発、(5)政策の形成 があります。

 

 「3.地域ケア会議について」 【厚生労働省ホームページ】

 


【参考】地域ケア会議推進のための研修教材
 

 「地域ケア会議運営に係る実務者研修」【厚生労働省ホームページ】


■ 自立支援型地域ケア会議の推進について

 


 地域包括ケアシステムは、団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に構築する必要がありますが、2025年を過ぎた後も高齢者人口がそれほど増加しなくても生産年齢人口の減少が進んでいくことが見込まれています。

 そのため、平成30年4月1日に施行された地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律では、今後のさらなる少子高齢化社会に対応していくため、自立支援・重度化防止に向けた保険者機能の強化等の取組の推進が示されています。少子高齢化社会がさらに進んだとしても、専門的なサービスが必要な人に適切なサービスが提供されるような地域にするためには、高齢になってもできるだけ元気で過ごすことができ、要支援・要介護状態になっても、心身状態に応じて適切な支援を受けることで状態を改善することができる仕組みと、改善した状態を地域で維持することができる地域づくりが必要です。

 ・地域ケア会議の推進(厚生労働省資料を一部改編)

 ・自立支援型地域ケア会議のイメージ図

 

【参考資料】

  「介護予防活動普及展開事業」 【厚生労働省ホームページ】

  ・「市町村向け」「都道府県向け」「専門職向け」「事業所向け」手引きが公開されています。

 


■ 平成29年度の取組について


 

平成30年2月16日(金曜日)に「奈良県地域包括ケア推進セミナー」を開催しました。

持続可能な地域での生活を支える関連事業の一体的な取組みを見出すことをテーマに、奈良県地域包括ケア構築支援補助金を活用した取組みや、自立支援型地域ケア会議推進事業、地域づくりによる介護予防推進モデル事業に取り組む市町村からの取組報告、及び、行政・地域包括支援センター及び、リハビリ専門職等の参加者による意見交換を行いました。

 

ここでは、自立支援型地域ケア会議に取り組んだ平成29年度モデル町の報告資料をご紹介します。

◆取組状況報告資料

広陵町

河合町

下市町