「E-夢 はっしん!」
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発行:奈良県教育委員会事務局企画管理室
もしも、あの時・・・
奈良県教育委員会
教育次長 荒木 保幸
先日、挨拶に来られた方から、「娘は、今でも高校の卒業式での先生の言葉を覚えています。出席した私も覚えています。」と言われ、『学んで変わる』という言葉を式で伝えたことを思い出させてくださいました。
式では、「『学んだ』ということのたった1つのあかしは変わるということだ・・・」という、新聞のコラム欄で目にした言葉を紹介して、生徒へ最後の言葉を贈りました。
現職になる前の4年間、始業式などの大きな行事でない限り、生徒にはなかなか話す機会が少ない立場でしたが、それだけに、その都度生徒には「何か一つでも心に残るものを」との思いで、生徒に語りかけたものでした。
さて、随筆家の吉田絃二郎は、著書「静かなる土」の中で『若いというのは、それだけで美しいことである。一人の人間の魂を獲得するのは、星の世界のすべてを自分の手の中に収めるよりも、遥かに貴く、難しいことである。』といっています。
古今を問わず、各界のトップとして活躍している人たちに共通していることは、青春の多感な時代に何かの言葉にめぐり会い、魂を揺さぶられるような大きな衝撃を受けている場合が多くあります。人から与えられる場合もあれば、読書によって獲得した場合もあります。
年齢によって違いはあれ、子どもたちは常に「心のゆれ」をもちながら生活をしています。そして、ある時期に非常に感激し、それがその後の生涯に影響を及ぼす時期です。そのような時期に、私たち大人が手を差し伸べ背中を押して励ますことも必要ですが、学校・家庭でのいろいろな場面で、自分が歩んできた道を、自分が経験したことを、自らの言葉で熱く語ってやることも大切ではないかと思います。
その中で、子どもたちは、自分にとって心動かされる言葉に出会い、自分の成長の節目を意識し、自分を振り返る機会、心機一転する機会にしてくれると思います。
是非ご家庭でも、ご自身の経験などを熱く語ってやる、そのような機会をつくってみるのはいかがでしょうか・・・。
組体操の安全な実施について
<保健体育課>
組体操の安全な実施について、奈良県教育委員会より各市町村教育委員会教育長及び各県立学校校長あてに通知しました。
詳細はこちら
※お問い合わせ先
保健体育課 学校体育係
TEL 0742-27-9861
県立二階堂高等学校は、昨年度より奈良県唯一の総合学科として生まれ変わりました。
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キャリアデザイン科の今
県立二階堂高等学校
キャリアデザインとは、将来にわたる自分の生き方や在り方を考えながら人生設計を行うことです。時代の変化が激しく、将来を見通しにくい時代だからこそ、これからの時代を生き抜くため、社会人基礎力の養成プログラムを用意しています。具体的には、「学力の向上」と「人格の形成」を2本柱に掲げています。
『学力の向上』
教員も授業改革に必死に取り組んでいます。生徒には、検定受検(昨年度の英検受検率は4割)をさらに推進するとともに、プレゼンテーションやディスカッション能力の向上に力を入れています。生徒たちは教員も驚くほど能力を高めています。ほかにも課題研究など、答えのない学びに取り組み、考える力を伸ばしています。
『人格の形成』
社会とつながるプログラムが豊富に用意されており、全員参加のインターンシップによる労働観の育成を図っています。また、企業に勤める方々から、仕事をする上で必要な能力を実体験に基づいて語っていただききます。生徒たちは、これらの機会を通して感じ取ったことを自らの生活に生かそうと努力しています。
『卒業後の進路』
放課後に職業人や大学講師を招いてのセミナーを1年次より開催し、積極的な情報提供も行っています。セミナーにはほとんどの生徒が参加するなど、生徒の進路に対する意識の高さがうかがえます。これらの取組を通して、様々な進路・職業の長所・短所を知ってもらい、ミスマッチを防ぐ進路選びにつなげてもらおうと考えています。
以上のように、キャリアデザイン科では、あたかもショッピングモールのように多彩で魅力的な学びが用意されており、本校生徒の今後の成長に注目してください。
<キャリアデザイン科の教室の様子> |
<キャリアガイダンスの様子> |
<プレゼンテーションの様子> |
<プレゼンテーションの様子> |
県立畝傍高等学校定時制課程の姫野智里さんは、平成27年10月3日に実施された第59回県高校定時制通信制課程生徒「生活体験発表大会」において、優秀賞に輝かれました。
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「未来に描く私の夢」
県立畝傍高等学校 定時制課程
姫野 智里
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去年の10月に開かれた「生活体験発表会」で、私は「優秀賞」という素晴らしい賞をいただきました。幼稚園の時から現在までの自分の歩んできた日々を「私の道程(みちのり)」という題にのせ発表したのです。それは「いじめ」や「登校拒否」そして「引きこもり」など、様々な問題で悩んでいる人たちに、少しでも勇気づけの一つになればと思ったからです。ただ、これを読んで「この人はこの人。私は私。僕は僕。だから、この人みたいにうまくいくわけがない。」と思う人もいるかもしれません。かつての私はそう思っていました。けれども一歩前へと足を踏み出してみてください。簡単なことじゃないのは自分自身が一番分かっています。けれども、何かあった時は周りに頼ればいいのです。君は一人じゃない。今の自分を諦めてヤケになってしまうより、あるがままの自分の姿を受けとめ認めてあげて欲しいのです。そのことの積み重ねのおかげで、私が今ここにいるんだとそう思っています。
私の夢は、「高校卒業資格」をまず取ることです。そして、自分が歩んできた日々のさまざまな思いを糧に、このような問題で悩んでいる人の不安で孤独な気持ちに寄り添い前向きに歩いていけるようサポートするなかで、「心配ないよ」と傷ついた心のケアが出来るような人間になりたいと思っています。
◎発表の内容はこちら
【1】奈良県ディア・ティーチャー・プログラムのワークショップを開催しました
奈良県ディア・ティーチャー・プログラム第8期の第7回ワークショップが、平成28年4月16日(土曜日)に県立教育研究所で行われました。
リクルーターの田原本町立南小学校、黒田直樹先生がワークショップの活動を報告します。
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第7回ワークショップを振り返って
奈良県ディア・ティーチャー・プログラム第8期も残すところ、この日を含めてあと4回となりました。
4月16日(土曜日)の第7回ワークショップでは、県立教育研究所特別支援教育部特別支援教育係指導主事、山口武志先生による特別支援教育の講義「すべての子どもが輝くために」を受講しました。
講義では、インクルーシブ教育システムの基本的な考え方を教えていただき、特別支援教育の視点で目の前の子どもを理解する必要性を改めて感じました。具体的には、作文の指導を行う際に、書くことがイメージできているか、イメージに適した言葉が浮かんでいるか、言葉を文字にできているか、文字を用紙に書くことができるかなど、どの段階でつまずいているのかを子どもとの関わりの中からつかんでいくことが大切だということを学びました。子どもとたくさん関わり、そこから児童理解を深めていくという大切な考え方を再確認できたような気がします。
次に、班別ワークショップを行いました。私が参加した小学校の班では、特別支援教育の講義を受けて感じたことや、現場実習校での子どもたちや先輩の先生方から学んだことについてディスカッションを行いました。受講生の皆さんは「自分だったらこうする!」ということを積極的に発表し、活発な意見交流ができました。
最後に、それぞれが作成した学級通信を持ち寄り、どのような学級づくりをしていきたいかについて発表しました。手書きで書いたもの、かわいいイラストを用いたもの、通信のタイトルと学級経営方針とが関連付けられているものなど工夫が随所にありました。受講生の皆さんは、学級づくりの方針を子どもたちや保護者の方に分かりやすく伝える難しさを実感していたようです。
次回のワークショップは模擬授業です。これまでの模擬授業等で学んできたことや失敗したことを生かし、班のメンバーで協力して授業づくりに取り組んでほしいと思います。受講生の皆さんが、残り少なくなってきた第8期のワークショップを大切にし、大学では学ぶことのできない経験をたくさんして、成長されることを願っています。
第8期リクルーター 田原本町立南小学校 教諭 黒田直樹
<講義の様子> |
<班別ワークショップの様子> |
【2】「奈良県ディア・ティーチャー・プログラム」オープン講座の実施について
平成28年5月14日(土曜日)に、奈良県の公立学校教員を志す大学3年生、大学院1年生を対象にオープン講座を実施します。
詳細は、教職員課ホームページへ
今年度は、奈良県内の地域の産物や行事食、旬の食材を取り入れるなどの工夫をした学校給食の献立をご紹介します。献立画像をクリックしていただくと、分量や調理の方法を見ることができます。ご家庭でも、ぜひお試しください。
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★今月の献立★
*大和茶米粉パン
*牛乳
*菜の花クリームスパゲティー
*グリーンアスパラガスのサラダ
*甘夏
★レシピ★
画像をクリック→
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〔献立紹介〕
通年、青ねぎは奈良県産を使用していますが、段ボールのパッケージも大仏が印刷されているほど、奈良県立中央市場より各地に多く出荷されています。洋風にも利用できる青ねぎを春の献立に取り入れました。また、ほろ苦さのある菜の花もシーフードスパゲティーに入れ、米粉(上新粉)を加え、まろやかな味に仕上げています。生徒にも人気のメニューです。
【1】“教育セミナー2016”を開催します
<県立教育研究所>
テーマ:ともに学ぶ!
~「自ら学び、ともに学ぶ」アクティブ・ラーニング~
教育研究所では、5月31日(火曜日)に“教育セミナー2016”を開催します。
指導主事、指定研究員、長期研修員等が、本県の教育に関する課題の解決を目指して平成27年度に行った研究の成果を発表するとともに、教育関係者及び教育に関心のある人と本県教育について共に考えます。
【全体会(基調講演)】
国立教育政策研究所から後藤顕一氏を講師に迎え、アクティブ・ラーニングとは何かを考えるとともに、その視点に立った深い学び、対話的な学び、主体的な学びを実現する授業について考えていきます。
【研究発表】
プロジェクト研究発表、個人研究発表をはじめ、教科等研究会やNIE推進協議会による実践発表など、主に平成27年度に取り組んだ研究の成果を発表します。
【教材体験】
新しい教材やICT機器などに触れることができる、体験コーナーをロビーに設けています。
【“未来の先生”のコーナー】
教員になることを志望する学生が、アクティブ・ラーニングの充実を目指した授業づくりについて提案します。
【パネル展示】
県教育委員会各課等の取組を紹介する掲示物を、館内各所に展示しています。
よりよい教育の姿や日々の実践について、共に学び、考えていきましょう。
下記ホームページから申込書をダウンロードし、5月20日(金曜日)までにFAXまたは郵送にてお申し込みください(参加費無料)。
【2】「なら教育リポート ~まなびだより~」今後の放送予定
<県立教育研究所>
奈良テレビ放送「ゆうドキッ!」(午後6時~午後7時)の中で、午後6時40分~45分頃に放送します。
○5月25日(水曜日) 『開校3年目 県立青翔中学校』
県立青翔中学校
■過去の放送分は こちらの Webページでご覧いただけます。
※お問い合わせ先
県立教育研究所 研究開発部 ICT教育係
TEL 0744-33-8907 FAX 0744-33-8909
2016年04月28日
2016年04月28日
2016年04月27日
2016年04月27日
2016年04月26日
2016年04月26日
2016年04月25日
2016年04月22日
2016年04月22日
2016年04月20日
2016年04月19日
2016年04月18日
2016年04月18日
2016年04月15日
2016年04月15日
2016年04月15日
2016年04月14日
2016年04月14日
2016年04月13日
2016年04月12日
2016年04月11日
2016年04月08日
2016年04月01日
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