奈良・町家の芸術祭はならぁとの概要
今年8回目を迎える『はならぁと』は、地域価値の発掘作業を通して、奈良県の豊かな文化や暮らしを過去から未来に繋ぐ、今ここから発信するアートプロジェクトです。
『はならぁと』は、地元まちづくり団体から構成された実行委員会と奈良県や開催地自治体等が協働して開催しています。
『はならぁと』を構成する部門として「こあ」、「ぷらす」、「あらうんど」があります。
◆「こあ」
ゲストコーディネーターによる現代芸術の展覧会が開催されるメインエリア
◆「ぷらす」
まちづくり団体が主導し、様々な展覧会やイベントを企画運営するサテライトエリア
◆「あらうんど」
地域に寄り添ったワークショップ等を実施し、地元の人への芸術普及・まちづくり活動への理解促進等を支援するエリア
美しい町並みの保存や貴重な町家の利活用など、地域価値の維持・向上を目標とし、これまでに39件の空き町家が『はならぁと』開催がきっかけとなって店舗や移住者の住居として利活用されています。
主催:奈良・町家の芸術祭 HANARART実行委員会、奈良県
開催地と会期等
○はならぁと こあ
■開催地:吉野町国栖 ※こあ初開催
■会 期:2018年9月22日(土)–24日(月・祝)、9月28日(金)-30日(日)、10月5日(金)-7日(日)
■開場時間:10時〜16時
■開催概要:吉野町国栖エリアは2016年、2017年にわたり「あらうんど」として地域との連携や取り組みを継続し、本年は本芸術祭のメインプログラムである「こあ」に選定されました。展覧会のテーマは「くず・たみ」です。会場となる町家も新たに加わります。
※くず・たみの世界観
芸能的漂泊民が巫女に連れられ国栖の里にやってきます。空き家をひとときのよりしろに、彼らのなりわいであるわざや祈りのようなものが、うたかたのマツリの後にも里に恵風をもたらしますように。期間中に外から入る人、迎える人、演じる人、観る人、関わる皆さんが「くず・たみ」です。
○はならぁと ぷらす
■開催地:橿原(八木・今井)
■会期:(八木)2018年10月5日(金)~ 8日(月・祝)、10月12日(金)~14日(日)
(今井)2018年10月20日(土)~28日(日) ※会期中無休
■開場時間:10時〜16時
■開催概要:今年は、公募により選考されたアーティストや、地元ゆかりのアーティストを中心とした展覧会が橿原のまちなかで賑やかに開かれます。また、昨年度から引き続き、空き町家利活用に積極的に取り組みます。
○はならぁと あらうんど
■開催地:曽爾村、吉野町上市 ※上市エリアは初開催
■会期:(曽爾村)2018年10月11日(木)~15日(月)
(上 市)2019年 2月10日(日)~11日(月・祝)※初市に合わせて開催
■開場時間: 10 時〜 16 時 ※2月10日(日)は16時~20時
■開催概要:年間を通じて、地域の課題に寄り添ったワークショップやプレイベントを実施する、これまでよりも一層「まちづくり」に特化したアートプロジェクトです。
開催日カレンダー
※あらうんど(吉野町上市)日程は、2019年2月10日(日)~11日(月・祝)