企業・団体のみなさまへ
★骨髄ドナー休暇制度導入へご協力をお願いします
骨髄・末梢血幹細胞移植(骨髄等移植)を必要とする患者さんをひとりでも多く救うため、奈良県では、ドナー登録者を増やすとともに、ドナーが骨髄等を提供しやすい環境づくりに取り組んでいます。
企業・団体のみなさまにおかれましては、骨髄ドナー休暇制度の導入をご検討いただきますようお願いします。
骨髄等移植の現状
・はじめに
骨髄等の移植を必要とする患者さんと、ドナー(提供者)の白血球の型(HLA型)が一致する必要があります。
一致する確率は、兄弟姉妹間で4人に1人、非血縁者では数百人から数万人に1人と言われています。ドナー登録が多いほど、一致する確率は上昇します。2018年12月現在、全国で約49万人がドナー登録をしています。
・コーディネートについて
患者さんとドナーのHLA型が一致した場合、提供に向けての「コーディネート」が行われます。
「コーディネート」では、結果の通知、提供にかかる確認検査にはじまり、ドナーの最終的な同意を得たうえで、骨髄等の採取・移植が行われます。
2018年では、確認検査件数が4,828件に対して、最終同意が1,457件、移植数は1,216件でした。ドナー候補者が、仕事等の都合がつかない等の理由により、HLA型が一致しても、移植に至らないケースが多くあります。
骨髄ドナー休暇制度について
骨髄を提供する場合、各検査や面談、最終的な骨髄等の採取を合わせると約10日間が必要となります。
一部の企業・団体及び官公庁では、骨髄等の提供に要する期間を対象に、特別休暇(ドナー休暇)を設けています。
ドナー休暇制度を導入している企業・団体については、日本骨髄バンクのホームページをご覧ください。