10周年記念ビデオメッセージ
陝西省省長及び忠清南道知事からビデオメッセージをいただきましたので掲載いたします。
■趙一徳(ツァオ・イドウ)陝西省省長からのビデオメッセージ
【ビデオメッセージ概要】
陝西省と奈良県の友好締結10周年にあたり、陝西省人民政府を代表いたしまして、熱烈な祝賀の意を表します。
荒井知事をはじめ、奈良県の皆様に親しみを込めたご挨拶を申し上げます。
陝西省と奈良県は歴史の縁が奥深く、古くから友好交流がなされてきました。
千年前、中国から日本に渡った唐代の高僧「鑑真和上」により、奈良で開かれた唐招提寺は、中日文化交流の重要なシンボルとなりました。
1974年に、友好提携を正式に締結した西安市と奈良市は、陝西省初の国際友好都市でした。2011年、陝西省と奈良県は友好提携を締結して以来、荒井知事のご支持の下で、両省県は考古、文化、教育などの分野における一連の協力をすることで、実り多い成果を挙げました。
昨年、新型コロナウイルス感染症が発生して以来、双方は見守り助け合うことで、「苦難を共にし、力を合わせ難関を切り抜ける」という両省県民の厚い友情を示しました。
双方は友好提携10周年を新たな契機として、両省県の友好関係がより強固で、より強靱で、より心温まるものとなることを心より期待しております。
最後に、荒井知事閣下に再び陝西省へお越しいただき、友情と協力を語り合うことを楽しみにしております。
陝西省と奈良県の友誼が永久に栄えることをお祈り申し上げます。
奈良県のご繁栄と県民の皆様のご健勝を心から祈念しております。
■梁承晁(ヤン・スンジョ)忠清南道知事からのビデオメッセージ
【ビデオメッセージ概要】
尊敬する荒井正吾知事様、奈良県民の皆様。
こんにちは、韓国忠清南道知事のヤン·スンジョと申します。
2021年は、忠清南道と奈良県が友好提携を結び、10周年となる記念の年です。
直接お会いして、一緒に祝って、両地域の友好と交流を深めていく意志をお伝えしたいのですが、新型コロナウイルスのパンデミックにより残念ながら、ビデオメッセージでご挨拶をさせていただきます。
奈良県民の皆様!
ご存知のように両地域は2011年10月26日、友好提携を締結して以来、経済、教育、文化、環境など様々な分野で交流を続けてきました。
2011年錦山世界高麗人参エキスポと奈良県で開催した東アジア地方政府会合に両国の方々が参加したり、両地域の未来を担う若い世代の相互訪問なども行ってきました。
特に、昨年開かれた国連指定「世界青空の日」国際フォーラムでは、荒井知事様にご参加いただき、東北アジア環境問題改善のために、両国の協力により大きく力を添えてくださいました。
さらに、百済文化を基にした文化的共感は、持続的な相互協力の基になっています。
荒井正吾知事様、奈良県民の皆様!
新型コロナウイルスの拡散やそれによる経済低迷など、まだ解決しなければならない課題が山積しています。
しかし、忠清南道と奈良県の両方が、賢明に乗り越えることができると私は確信しています。
今後も両地域の相互発展と東アジアの共同繁栄を一緒に導いていこうということを申し上げるとともに、再びお会いできることを心待ちにしております。
荒井正吾知事様と奈良県民の皆様のご健康とご安寧を祈念し、私のご挨拶とさせていただきます。
友好提携10周年の年の年頭挨拶として、荒井知事からのビデオメッセージを陝西省省長及び忠清南道知事に送りました。
■陝西省省長宛てのビデオメッセージ
【ビデオメッセージ概要】
日本国奈良県知事の荒井正吾です。貴省と2011年に友好提携を締結して今年で10年になります。
趙一徳(ツァオ・イドウ)閣下をはじめ、陝西省の関係者の皆様、陝西省人民対外友好協会関係者の皆様のおかげで、10周年という節目の年を迎えられたことを非常に嬉しく思います。
ご存じのとおり、奈良と中国は古代から深いつながりがあり、古代、中国から日本に優秀な方々がたくさん来られ、進んだ文明が伝わりました。そして今もこうして交流できていることに感謝しています。
貴省には、2010年から奈良県が主催する東アジア地方政府会合にも熱心に参加いただき、共通する課題に共に取り組めていることも大変喜ばしく存じます。今年11月には、第11回会合をインドネシア西ジャワ州のバンドン市で開催することになっており、趙一徳 (ツァオ・イドウ)閣下にも、是非ご参加いただきたいと考えております。
現在、世界的に新型コロナウイルス感染症が蔓延しておりますが、このような中にあって、中国、日本、アジアの地方政府が多様な地域の課題を共有し、交流することは、非常に意義深いものと存じます。
また、日本での新型コロナウイルスの感染拡大当初には、貴省から本県にもマスクや医療用ガウンなど医療従事者に必要な物資を多数寄贈いただき、心から御礼申し上げます。
この新型コロナウイルスという困難をともに克服し、友好提携10周年をきっかけに、陝西省と奈良県、ひいては両国の関係が一層深まることを祈念いたします。
新型コロナウイルスが収束し、相互訪問や交流イベントが実現でき、閣下とお会いできることを期待して、友好提携10周年記念の年の年頭挨拶とさせていただきます。
■忠清南道知事宛てのビデオメッセージ
【ビデオメッセージ概要】
日本国奈良県知事の荒井正吾です。貴道と2011年に友好提携を締結して今年で10年になります。
梁承晁(ヤン・スンジョ)知事をはじめ、忠清南道の関係者の皆様のおかげで、10周年という節目の年を迎えられたことを非常に嬉しく思います。
ご存じのとおり、奈良と韓国は古代から深いつながりがあり、古代、韓半島から日本に優秀な方々がたくさん来られ、進んだ文明が伝わりました。そして、今もこうして交流できていることに感謝しています。
貴道には、2010年から奈良県が主催する東アジア地方政府会合にも熱心に参加いただき、共通する課題に共に取り組めていることも大変喜ばしく存じます。今年11月には、第11回会合をインドネシア西ジャワ州のバンドン市で開催することになっており、梁承晁(ヤン・スンジョ)知事にも、是非ご参加いただきたいと考えております。
現在、世界的に新型コロナウイルス感染症が蔓延しておりますが、このような中にあって、韓国、日本、アジアの地方政府が多様な地域の課題を共有し、交流することは、非常に意義深いものと存じます。
また、昨年9月には、「大気汚染と気候変動に関する国際フォーラム」にご招待いただき、オンラインで参加させていただきました。このように、コロナ禍にあっても、様々な形で交流を続けていければと考えております。
この新型コロナウイルスという困難をともに克服し、友好提携10周年をきっかけに、忠清南道と奈良県、ひいては両国の関係が一層深まることを祈念いたします。
新型コロナウイルスが収束し、相互訪問や交流イベントが実現でき、知事様にお会いできることを期待して、友好提携10周年記念の年の年頭挨拶とさせていただきます。