(2月24日報告)
1月27日(水曜)に「第6回異業種交流会」を開催し、14名の方にご参加いただきました。
奈良県立医科大学の女性専用外来で診療を務める島本太香子さんを講師にお招きし、講演とグループワークでの交流会を行いました。内容を抜粋してお届けします!
第1部 講演
(講演の様子)
島本さんご自身の体験や、女性専用外来での診療の経験を交えつつ、女性のライフステージにともなう心身の変化や女性特有の疾患、セルフケアのポイントをご講演いただきました。
<講演内容より一部>
- 肉体的・精神的・社会的な福祉に加え、生きている意味や生きがいも重要な健康の要素。
- 発症率が男女で大きく異なる病気があり、特に女性はホルモン量の影響を受けやすく、ライフステージによって注意すべき病気・症状が変化する。
- 健康寿命を引き上げるためにも、女性特有の病気への予防と対策が大切。
- 自分の体の症状を把握・記録し、不調を感じたら適切な医療機関を受診するのがセルフケアの基本。
第2部 グループワークでの交流会
働きながらのセルフケアをテーマとしたグループワークを通して、参加者同士で交流しました。
島本さんが各グループを回ると、参加者のみなさんからは次々と質問が。講師も交えての賑やかな交流会となりました。
(グループワークの様子)
最後にはグループ発表を行い、各グループから出た意見を共有しました。
「決まった時間に甘いものを食べてリフレッシュする」といった自社のユニークな取組を発表していただいたグループもありました。
<グループ発表より一部抜粋>
- 女性社員は体調が悪くても表に見せず、我慢している人が多い。生理休暇等の制度も言い出しにくく、使い勝手が悪い。
- 男性上司には自身の体調のことを伝えづらい。相当の信頼関係ができていないと遠慮してしまう一方で、上司から色々と聞かれるのも辛く、「察してほしい」と思ってしまう。
(講師の島本さんのコメント)
「体調不良を伝えられない社内環境は問題だと思います。伝え方は難しく、どこまで伝えたいかも人それぞれですが、仕組みから見直すことで改善できることもあるのではないでしょうか。」
<参加者アンケートより>
- なかなか女性同士で身体について話をする機会がないので、同じように悩んでいたり、人によって違う場合もあることがわかった。
- 健康の定義を自分なりに考えるよい機会になった。
- 男性上司にこそ、女性の健康課題について知ってほしい。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!