「第2期奈良県教育振興大綱」「奈良っ子はぐくみ基本方針」に関してはこちら
奈良っ子はぐくみプロジェクト
奈良っ子はぐくみプロジェクトは、基本方針に基づいて就学前教育を推進していくため、県が主体となって取り組んでいくものです。
1.ツール作成・普及
就学前の教育・保育や生活において、遊びや日々の活動の中で資質・能力をはぐくんでいくための援助のあり方を示すため、各種のツールを作成し、普及活動をおこなっています。
(1)「はばたくなら」「実践事例集」
県内のすべての子どもたちが質の高い教育・保育が受けられるよう、「自尊感情」「規範意識」
「学習意欲」の向上視点からプログラムを作成しています。
実践事例集は、県内教育・保育施設の具体的な取り組み事例を掲載しています。
(2)「はばたきの詩」
「はばたくなら」の内容をよりわかりやすく伝えるため、新人保育者の
成長物語を、漫画で描いています。
(3)幼児向け運動・スポーツプログラム
県では幼児の「動きの質」「社会性」「競技への親しみ」「生活習慣」をねらいして、
運動・スポーツプログラムを作成し、就学前教育・保育施設に普及を促進しています。
(4)人権にかかる保育マニュアル
奈良県の教育保育施設では、1960年代初頭から人権を大切にする保育を
進めています。今回、保育所保育指針等の改訂に合わせて第3版を作成しました。
2.人材育成
就学前教育を担う人材を育成するため、研修会や訪問支援等を実施し、保育者の資質や専門性の向上に取り組んでいます。
(1)施設類型を越えた研修の実施
就学前教育・保育の現場における課題解決と、質の高い教育・保育の提供に向けた体制づくりを進めるため、様々な研修をおこなっています。
(2)アドバイザーによる支援訪問
施設長経験のあるアドバイザーが現場の保育者に寄り添い、アドバイスをおこなっています。
(3)教育・保育現場におけるリーダー的職員の育成
各市町村のブロックからの代表者が、就学前教育・保育施設の課題を協議する地域リーダーの育成や、保育者のキャリアに応じた研修を実施するなど、人材育成を進めています。
(4)スポーツプログラムの普及・促進
「幼児向け運動・スポーツプログラム」を基に作成された「プログラム実践マニュアル」を活用し、県内の園所等の職員を対象として、身体の動かし方、幼児期の食事や睡眠等の基礎知識を学んでいただく講習会を実施しています。
3.多様な場での展開
子どもが交流や活動を通して様々なことを経験し学ぶ場や、子どもだけでなく大人も交流を深めることができる地域コミュニティづくりを進めています。
(1)なら歴史芸術文化村におけるアートプログラムの普及
幼児期の子どもたちの豊かな感性や表現をはぐくむため、芸術プログラム(アートや音楽)
を提供します。
(2)まほろば健康パークの機能強化
「みんなが憩い楽しみ、子どもが遊びや運動を通して成長する公園」を目指し、
まほろば健康パークの機能強化に向けた検討を進めています。
(3)こども食堂の拡充
奈良県では、こども食堂を中心に地域の様々な主体が地域ぐるみで子どもを健やかに
育てる環境づくりを進めています。
★こども保育課の就学前教育に関する取組リーフレットはこちら(pdf 969KB)