第328号(令和4年10月1日)

E-夢 はっしん!  奈良県教育委員会メールマガジン

 

目次   令和4年10月1日(土曜日) 第328号

巻頭言

◆40年ぶりの定年引上げ     奈良県教育委員会事務局  教職員課長 東村耕作

 

教育委員会の動き

◆令和4年度教育者表彰

 

はっしん!みんなの夢

◆スケートボードで2024パリオリンピックを目指して      大和郡山市立郡山西中学校 中島野々花

◆奈良県高校生議会に参加して  奈良県立高取国際高等学校 奥田悠夏 

 

奈良県の先生になろう!

◆奈良県次世代教員養成塾 後期プログラムの取組

 

高校入試インフォメーション

◆高校入試Q&A(その1)

 

県立中学校入試インフォメーション

◆奈良県立国際中学校の概要について

◆奈良県立青翔中学校 第2回学校見学会の実施について

 

保健師のひとくちアドバイス

◆労働衛生について考えてみましょう

 

すくすく給食!おすすめレシピ

◆ちらし寿司・牛乳・しめじあえ・あさりの赤だし・柿

報道発表資料

 


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発行:奈良県教育委員会事務局


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●40年ぶりの定年引上げ

奈良県教育委員会事務局  

教職員課長 東村耕作  

 

 公立学校の教員、公務員は何歳まで働くのか。私が小学生であった昭和50年代、公務員が退職する年齢は決まっておらず、慣習的に55歳を過ぎた頃から、いわゆる「肩たたき」が行われ退職されていたそうです。その後、法律改正があり、公務員は60歳で退職するという定年制が昭和60年に導入され今日まで続いてきました。
 バブル経済崩壊後の就職氷河期のなか、就職浪人を経て県に採用された当時の私も、60歳で退職し、その後は年金で生活するという漠然としたイメージを持っていましたが、少子高齢化はますます進み、60歳であった年金支給開始年齢が段階的に65歳へ引き上がることになりました。60歳退職後の無年金期間の発生が迫った平成23年、人事院から国会と内閣に対し、公務員の定年引上げに関する意見の申し出があり、当時、県の給与制度担当であった私は検討に着手しましたが、閣議決定により定年引上げは見送られました。その後、国でのさまざまな議論を経て、昨年の国会で、令和5年度から令和13年度にかけ、公務員の定年を2年に1歳ずつ段階的に65歳へ引き上げる法律が成立しました。この改正により役職定年制、給与水準の調整、定年前再任用短時間勤務制などが取り入れられます。
 現職の方の関心は、いつまでどのように働くのかということでしょうし、これから教員、公務員を目指される方は、採用人数への影響はどうなるのかということかと思います。本県でも定年引上げに関する条例が成立すれば、職員への周知、意向確認を行い、採用計画を立てていく予定ですが、来年度は約40年ぶりの大きな転換期になりそうです。
 教職員課では、定年引上げ期間の10年、さらにその先を見据えた教職員のありかたについて、十分に検討を重ねていきたいと考えているところです。

 

 

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●令和4年度教育者表彰

 教育者表彰は、学校教育の振興に関し、特に功績顕著な教育者の功労をたたえるという趣旨で行われている文部科学大臣表彰です。昭和34年から毎年実施されており、今年は県内から次の4名の方々が表彰されました。

奈良県立香芝高等学校  𠮷田 浩一 校長
 奈良県高等学校長協会会長として、奈良県教育委員会と連携しながら、全県的な視野に立って奈良県高等学校等の教育の活性化に寄与されました。 

大和郡山市立郡山西中学校  熨斗 慎司 校長
 奈良県中学校長会会長として、優れた指導力で会の運営に尽力するとともに、奈良県中学校教育の充実・発展に大きく貢献しておられます。

大和郡山市立郡山南小学校  鍵本 光弘 校長
   奈良県小学校長会会長として、豊かな発想力や幅広い思考力、的確な判断力で会の運営に尽力し、奈良県小学校教育の一層の充実に努めておられます。

学校法人カトリック・マリスト会学園 高田カトリック幼稚園  友井 桂子 園長
 「子どもたちが自分で考える機会を与える保育をする」ことを目標とし、子どもたちの自己肯定感を育み、モンテッソーリ教育の継承に力を注いでおられます。


 
  

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 スケートボードの世界選手権に出場し、パリオリンピック出場を目指して活躍する大和郡山市立郡山西中学校の中島野々花さんに、大会に出場して感じたことや今後の目標について聞きました。 

 

 ●スケートボードで2024パリオリンピックを目指して

大和郡山市立郡山西中学校 1年 中島野々花

 

 私は、626日から73日に、イタリアのローマで開催されたスケートボードの世界選手権World Street Skateboarding Rome 2022(世界選手権ストリート・ローマ大会2022)ー日本代表として参加してきました。このローマ大会はパリオリンピックにつながる予選大会であり、世界各国の女子代表選手約70人が参加しました。初めて参加する世界選手権で大変緊張しましたが、とても楽しむことができました。結果は、予選と準々決勝はクリアしましたが、準決勝で敗退し、最終順位は10位でした。決勝に進出することができず悔しい思いをしましたが、目標であった20位以内を達成できたので良かったです。世界のレベルを感じることができて、とても良い経験となりました。また、課題も見つけることができたと思います。いろいろな人に支えてもらい、応援してもらえたことにとても感謝しています。ありがとうございました。

 次の世界選手権Park And Street World Championships 2022(世界選手権パークストリート・リオデジャネイロ大会2022)ーは、ブラジルのリオデジャネイロで109日から16日に開催される予定でしたが、中止となってしまいました。リオ大会は世界ランキング30位以内が参加資格となっており、現在ランキング10位の私も参加する予定だったので、とても残念です。今後の世界選手権の予定はまだ決まっていませんが、次回の大会では、少しでもランキングを上げられるようにしっかり練習して、準備していきたいと思います。応援よろしくお願いします。

 

【バックサイドリップスライド  &  バックサイドフィーブルグラインド】

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【準決勝敗退で10位に・・・監督・コーチとともに】

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 8月19日に行われた奈良県高校生議会に県立高取国際高等学校の生徒会役員のみなさんが参加されました。みなさんを代表して生徒会長の奥田悠夏さんに、高取国際高等学校の紹介とともに高校生議会を経験して考えたことやこれからの目標について聞きました。 

 

 ●奈良県高校生議会に参加して

県立高取国際高等学校

 生徒会長 奥田悠夏

 

 私が通う県立高取国際高等学校は、国際英語科、国際コミュニケーション科、普通科があります。海外にルーツを持つ帰国生や留学生が各学年に在籍しており、学科を越えて意見交流をしながら学校生活を送っています。また、姉妹校との交流や留学も盛んで、海外とのつながりをもつ機会や異文化を学ぶ機会が多くあります。

 今回、私は奈良県高校生議会に参加し、奈良県の様々な取り組みを通して新たな考えや視点を持つことができました。私は奈良県にはたくさんの魅力がありながら、それを十分に発信できていないのではないかという思いから、「SNSを活用した奈良県のさらなる情報発信について」のテーマで提言を行いました。多くの人に自分の思いを伝えることができて、とてもうれしく思いました。また、高校生議会では他校の生徒のみなさんの質問や提案をたくさん聞きました。自分とは違う着眼点で社会の問題について考えており、新たな発見や疑問が生まれ、これらの問題をどのように解決すればよいか、とても興味が湧きました。高校生だけでもこれだけ多様な意見が出てくるので、県民全体ではもっと多様な意見が出てくると思います。そう考えると、多くの人のために改革を進めることはとても難しいことだと実感しました。高校生議会は、自分の今後の政治参加について深く考えるきっかけとなりました。また、若者の政治参加の促進にもつながると思いました。

 私は、将来、経済を学び、多くの人のためになる活動をしていきたいと考えています。今回、高校生議会に参加し、多くの人にとってよりよい社会を築くために、物事を多様な視点から考えることが大切だとわかりました。高校生議員としての経験は、私の将来への1歩になりました。

 

【奈良県高校生議会の様子】

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 奈良県次世代教員養成塾後期プログラムについて、今年度の実施状況を紹介します。 

 

 ●奈良県次世代教員養成塾後期プログラムの取組 

 奈良県次世代教員養成塾後期プログラムは、前期プログラムの修了認定を受け、小学校教諭一種免許状が取得可能である学科等に在籍する大学生が、これからの奈良県の教育を担うために必要な資質や能力(教育観、コミュニケーション力、情熱・人間性等)を、同じ目標をもつ仲間と共に、講座や活動中の交流、体験、振り返り等を通して、身に付けることを目的として実施しています。

【第1期生(大学3年目)受講生39名】
 今年度は年間6回の講座を予定しており、8月末までに3回の講座を行いました。5月と7月は県立教育研究所に集合し、また、8月はオンラインで実施しました。その中で、現役教員による生徒指導に関わる実践発表をしていただきました。
 5月22日(日)小学校教員(講義:県立教育研究所教育経営部教職員支援係)
 7月  3日(日)人権教育 (講義:県教育委員会事務局 人権・地域教育課人権教育係)
 8月21日(日)生徒指導 (講義:県立教育研究所教育支援部指導・支援係)
 それぞれの講座では、1時間から1時間30分の講義と、40分の集団討議(7~8人のグループ)を行いました。大学での学びや受講者それぞれの経験を振り返り、講義の内容も踏まえながら積極的な意見交換が行われました。互いの意見を傾聴したり、前向きに発言したりする様子から、小学校教員を目指し学ばれている大学生の意欲が伝わってきました。


~第1期生の振り返りから~

  • 他の受講生と意見交流することで、自分が考えていなかった視点や物事の考え方について知ることができた。自分のもつ教員像について、今まではあやふやな感じではっきりと定まっていなかったが、この討議や、討議の前の小学校教員の働き方についての講義を聞いて、自分が理想とする教員像をもつことができ、その理想とする教員像になるためのプロセスについて考えようと思った。
  • 毎回、奈良県次世代教員養成塾で学ぶことが多く、時間が足りないとよく思います。この学びや関わりを大切にし、自分の蓄えにしていきたいです。
  • 子どもたちにとって「人権」ということは当たり前に保障されていることではなく、自分たち自身で守ることができること、自分たちが自分を守るだけでなく、横にいる誰かを守ることもできるのだと感じさせることができたらと考えた。
  • 私も子どもの心に火をつけられるような教師になりたいと強く思った。子どもたちの受容感を高めるために、また、子どもたちの意欲を引き出すために、教師の働きかけはとても大切であり、教師には専門性が必要であると感じた。子どもとの関わりにマニュアルはないので、自分の目の前の子どもをよく見て、話をよく聞いて、その上で必要なことを見極めながら指導していきたいと思った。
  • 毎回、講座で新しい知識や考え方を得ることができ、私の中で視野が広がっていると感じる。また、このような機会を大切にして、いろいろなところに足を運び経験することで、人間性を豊かにすることができると改めて感じた。

 

【第2期生(大学2年目)受講生15名】
 9月4日(日)、「奈良県の教育」について講座を行いました。県教育委員会事務局学ぶ力はぐくみ課の丹下課長補佐に講義を行っていただきました。その後、5人のグループに分かれ意見交換を行いました。奈良県の実態を知るとともに、大学でのそれぞれの学びを振り返り、より理解を広げられる機会となりました。


~第2期生の振り返りから~

  • 将来、奈良県の小学校教員への就職を考える者として、大学生の間に奈良県の学校教育や就学前教育の内容などについて理解しておく必要性が感じられる講義であったと考えている。
  • 児童生徒の質問用紙調査を見て、まとめの活動を行っていないと感じている子どもが多いことに驚きました。考えてみると、まとめる活動として感想を書いたり発表を行ったりしていますが、自分の考えがまとまったのかと言われると難しいなと感じました。
  • 身に付けてほしい力を習得する活動をしているのに、児童生徒が自覚していないという課題が衝撃だった。学んだことを自覚させるにはどのような取り組みをすべきなのか、今後も考えていきたいと講義を受けて感じた。

【第3期生(大学1年目)受講生23名】
 9月11日(日)に、第3期開講式及びオリエンテーションを行いました。
 開講式では、県立教育研究所山内雅雄所長から挨拶がありました。挨拶の中で、「教育を支えるモチベーションは子どもの成長にやりがいを感じられることである。どの学校でも子どもが分かったというときの笑顔に変わりはない。このことがモチベーションになる。」とのお話がありました。また、「先生」「教員(教師)」「教諭」「教育者」の違いを受講生に問いかける場面もあり、改めて教員養成の課程で学ぶ受講生に、様々な側面を持った者としての教員を理解する必要性が伝えられました。最後に、「この仲間で一緒に高め合いながら、良い教員を目指してください。」と激励されました。


~第3期生の振り返りから~

  • 普段は他の大学の学生との交流がなかなか出来ないので、とてもいい機会になりました。
  • 先生、教師、教諭、教育者という語の違いを初めて理解しました。教師という仕事はとても重要で専門性が高いということを理解しました。
  • 今日受講したことで自分自身もっと教育について学ぶ必要があると感じ、良い先生になるために様々な人と関わり、努力する必要があるということを理解することができた。
  • 確かに教員はしんどい部分もあるがそれ以上にやりがいを感じることができる職業だと再確認でき、教員を目指していることに自信をもつことができた気がします。


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 平成30年度に前期プログラム、令和2年度に後期プログラムがそれぞれ始まってから、初めての後期プログラム修了式(第1期生対象)を令和5年4月に行う予定です。

 今後も、それぞれの受講生が良い経験を積み、互いに情報共有しながら頑張ってくれることを期待しています。

   

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 第4回は、Q&A形式で令和5年度高校入試に関する情報をお届けします。  

 

 ● 高校入試Q&A(その1)


【Q1】

 奈良県教育委員会が作成する学力検査の問題や高等学校が作成する学校独自検査の問題等では、どのような内容が出題範囲となるのですか。

 

  →A 

学力検査の出題範囲は、中学校学習指導要領(平成20年文部科学省告示第28号)に示されている第1学年の内容、中学校学習指導要領(平成29年文部科学省告示第64号)に示されている第2学年及び第3学年の内容並びに中学校学習指導要領の特例(平成29年文部科学省告示第94号)に定める内容とします。
 現在中学3年生の場合、中学校3年間に学習した内容となります。
   中学校学習指導要領の改訂に伴う令和5年度奈良県立高等学校入学者選抜学力検査等の出題範囲について、詳しくは、こちらをご覧ください。

 すでに中学校を卒業している方は、追加される内容を、上記Webページで確認してください。



【Q2】 

 高等学校によっては、順位をつけて2(3)学科(コース)まで志願することができますが、第2志望はどのように扱われるのですか。

  →A 

順位をつけて2(3)学科(コース)まで志願することができる学科(コース)及び第1志望を優先して合否を判定する割合については、「令和5年度奈良県立高等学校入学者選抜概要」に示しています。
 基本的に第1志望を優先します。例えば、第1志望を優先する割合が「10割」と記載されている場合は、第1志望者で募集人員に満たなかった場合に限って、第2志望者も含めて合否判定をします。
 また、第1志望を優先する割合が「8割」である場合は、募集人員の8割までを第1志望者のみで合否判定し、その後、残りの2割の募集人員について、第2志望者も含めて合否判定をします。

 「令和5年度奈良県立高等学校入学者選抜概要」は、こちらでご覧いただけます。

 


【Q3】 

 一般選抜において、アの学科(コース)を希望せずに、イの学科(コース)のみで受検することはできますか。

  →A 

 一般選抜において、イ【特色選抜で合格者数が募集人員に満たなかった学科(コース)】に出願できるのは、特色選抜に受検した者であり、かつ、イの学科(コース)を第1希望、ア【一般選抜で定員の全て又は一部を募集する学科(コース)】を第2希望とする者となりますので、イの学科( コース) のみの受検や、イの学科( コース)を第2希望として受検することはできません。また、「特色選抜に受検した者」の範囲について、特色選抜と同時に検査を実施する一条高等学校の推薦選抜の受検者は含みますが、大和中央高等学校A選抜の受検者は含みません。
   なお、第2希望となるアの学科(コース)とは、5教科(国語、社会、数学、理科及び英語)の学力検査を実施する学科(コース)となりますので、3教科(国語、数学及び英語)の学力検査並びに面接を実施する定時制課程は該当しません。



 担当:高校の特色づくり推進課高校教育指導係(0742-27-9851) 
 *高校入試に関する情報は、こちらをご覧ください。 
 

 

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 第2回は、奈良県立国際中学校の概要についてご案内します。また、奈良県立青翔中学校の今年度の第2回学校見学会の実施についてご案内します

 

 ● 奈良県立国際中学校の概要について

1 奈良県立国際中学校の概要
  (1) アドミッションポリシー
 奈良県立国際中学校・国際高等学校は、中高一貫の学びにより、将来、国際社会の平和と発展に貢献できる人材の育成を目指し、以下のような生徒を求めています。
  <求める生徒像>
     1. 社会で起きていることに興味・関心をもち、知識を使って豊かな思考や表現ができる生徒
     2. 思いやりの心をもち、他の人との対話を楽しむことができる生徒
     3. 何事にも粘り強く取り組み、目標をもって学び続けようとしている生徒

  (2) 国際中学校はどんな学校?
 国際中学校は、次の4つを使命としています。

   1. 社会で起こっていることに目を向けて、色々な人と一緒に取り組む生徒を育てる
   2.「なぜ?」を大切にして、自ら進んで学び、考え、表現する力をもつ生徒を育てる
   3. 文化や考えの違いを楽しみ、自分やまわりの人を大切にしながらつながる生徒を育てる
   4. 健やかな心と体で、失敗を恐れずチャレンジする生徒を育てる


 以上4つの使命を達成するために必要な力、身に付けてほしい力は6つあります。様々なことを学び、学んだことを生かして世界や身のまわりの困りごとを解決する「探究力」、新しいアイデアを生み出す「創造力」、いろんな人と協力できる「協働力」、自分との違いを大切にする「寛容さ」、どんなことがあってもへこたれない「挑戦力」、自分の未来を切り開く「キャリアデザイン力」です。6年間かけてじっくりこれらの力を身に付けてほしいと思っています。国際中学校は、ただ単に学力を伸ばすだけではなく、6つの力を総合的に伸ばす学校です。


(3)6つの力を身に付けるための教育の2つの柱について
 (ア) 国際バカロレア(IB)プログラムを用いた学び 

 国際中学校では、文部科学省が定めた学習指導要領に基づくカリキュラムとともに、国際バカロレア(IB)プログラムを行っていきます。国際中学校がIBを導入しようと考えている理由は、IBが国際基準の教育プログラムだからです。世界で159カ国がこのプログラムを取り入れ、5500校の学校が今認定を受けています。
 また、国際中学校のコンセプトである「For a better and more peaceful world.」は、IBの理念でもあります。国際バカロレアには10の学習者像があります。国際中学校の6つの力とIBの10の学習者像を大事にしながら生徒を育てたいと考えています。来年度からは、試行を始めながら、MYPの認定を目指します。将来的には国際高校でも、DPの認定を目指していきます。


 (イ) 国際高校の教育

 国際中学校では、国際高校との連続した教育を大切にしていきます。
 国際高校では、
生徒の主体的な学びを進めており、BYODによるタブレットを活用した学習などを行っています。また、英語教育にも力を入れており、ネイティブ教員と日本人教員による授業では、少人数、習熟度別で進めることで、生徒ひとりひとりの英語力を高めています。

 多言語を学ぶことを大切にしており、英語以外にもフランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、韓国語の5言語を高校1年生で学びます。また、他の国の学校とオンラインで交流し、互いの国の言葉で楽しく意見交流をしています。さらに、現在、5名の留学生を様々な国から受け入れており、国際高校の中で留学生を通じて様々な文化に触れることもできます。言語を学ぶだけではなく、様々な国の考え方や文化に触れることで、生徒たちは多様性の大切さに気づき、グローバルな視点で物事を捉えることができると考えています。

 探究活動にも力を入れています。学年全体を6つのゼミに分け、大学のようなゼミ活動を行っています。生徒たちは、地球規模の課題について自らテーマを決め、社会とのつながりを意識しながら、「身近なところから社会を変えていこう」と熱心に探究活動に取り組んでいます。

 

 2 授業体験会について
  10月16日(日)に体験授業を予定しています。申し込みは9月26日(月)より開始しています。詳細は、奈良県教育委員会事務局 学ぶ力はぐくみ課のWebページにてお知らせします。
    
    お問合せ先
    奈良県教育委員会事務局 学ぶ力はぐくみ課
        電話番号:0742-27-9830
    
※国際中学校に関する情報は、次のWebページからご覧いただけます。
 ・国際高校Webページは、こちら  
 ・学ぶ力はぐくみ課Webページは、こちら  
 ・高校の特色づくり推進課県立中学校Webページは、こちら   
               

   

 ● 令和4年度 奈良県立青翔中学校 第2回学校見学会の実施について

 小学生の進路決定に役立つよう、青翔中学校では第2回学校見学会を実施し、青翔中学校の特色や入学者選抜について説明するとともに、『入学者選抜実施要項(願書)』を配布します。
 8月27日(土)の第1回学校見学会では、ジュニアイノベーター育成塾と称し、体験授業を行いましたが、今回は、青翔中学校・高校の生徒によるものづくり・観察コーナーを実施する予定です。

◇ 第2回学校見学会について
1 対 象  小学校5、6年生の児童とその保護者 60組(120名)


2 会 場  奈良県立青翔中学校 体育館・理科実験室等


3 日 程  令和4年11月5日(土)   

  (1) 学校説明会

      8:30~ 9:00 受付(願書等配布)
      9:00~ 9:10 挨拶
      9:10~ 9:45 学校説明
      9:45~10:00 入試説明
      
    (2) ものづくり・観察コーナー(校舎見学を含む)

  10:15~11:15  4グループに分かれて、ものづくりや観察を体験します。
           A 物理・化学コース 

           B 生物・数学コース 

          どちらかを選んでいただきます。
      
    (3) 質問ブース(自由参加)

  11:15~11:45
  
4 参加申込

 青翔中学校Webページ上の申込専用フォームから下記の期間に申し込んでください。
 なお、インターネット環境が整わない等の理由で申込みができない場合は早めに学校に電話をしてください。定員になり次第、申込締切となります。
 6年生の申込期間:10月3日(月)~11月2日(水)
 5年生の申込期間:10月24日(月)~11月2日(水)
(6年生で定員に達した場合は、5年生の申込みは受け付けません。)


5 ご参加にあたっての注意事項

  • 参加される児童・保護者の方は、お手数ですが事前に検温を済ませてお越しください。発熱や咳等、体調がよくない場合は、参加をお控えください。
  • マスクの着用をお願いします。
  • 上履きをご持参ください。
  • 当日、午前6時30分の時点で、奈良県北西部のいずれかの区域に気象警報が発表されている場合は中止します。
  • 駐車スペースがありませんので、公共交通機関でお越しいただくか、お車の場合は近隣の有料駐車場をご利用ください。
  • 見学会の様子をビデオ撮影し、後日、青翔中学校Webページにアップしますので、ご参加いただけなかった場合はWebページをご覧ください。
  • 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、学校見学会が実施できない場合もありますのでご承知おきください。
  • 入学願書を学校の事務室及び奈良県教育委員会事務局高校の特色づくり推進課で配布しています。見学会に参加できなかった場合や中止になった場合は、上記のいずれかで入手してください。なお、配布の詳細については県教育委員会のWebページをご覧ください。
      【お問合せ先】
      奈良県立青翔中学校 〒639-2200 奈良県御所市525番地    電話番号:0745-62-3951

 

*青翔中学校に関する情報は、次のWebページからご覧いただけます。
 ・青翔中学校Webページは、こちら       
 ・高校の特色づくり推進課県立中学校Webページは、こちら     

 

担当:高校の特色づくり推進課高校教育指導係(0742-27-9851)

保健師のひとくちアドバイス  目次に戻る

 101日~107日は全国労働衛生週間です。今年度のテーマは「あなたの健康があってこそ 笑顔があふれる健康職場」です。

 

 ●労働衛生について考えてみましょう

 

 101日~107日は全国労働衛生週間です。今回で73回目を迎えるこの週間は労働衛生の意識を高め、労働者の健康の確保を目的として毎年行われています。

 今年度のテーマは「あなたの健康があってこそ 笑顔があふれる健康職場です。

 

 労働衛生に関しては、様々な取り組みが行われています。

主な項目は下記の通りです。

 ○過重労働による健康障害防止のための対策

 ○メンタルヘルス対策の推進

 ○新型コロナウィルス感染症の拡大防止に向けた取り組みの推進

 ○転倒・腰痛災害の予防、健康づくりの推進

 ○化学物質による健康障害防止対策

 ○石綿による健康障害防止対策

 ○受動喫煙防止対策

 ○治療と仕事の両立支援対策の推進

 ○労働者の作業環境、健康確保等の推進

 ○熱中症予防対策の推進

 教育委員会事務局においても、毎月行われている安全衛生委員会で労働衛生に関する事項について事業者に対し意見を述べる機会を設けています。

 

 健康確保のための大切な取り組みの一つに、年に一度の健康診断の受診があります。これは労働安全衛生法で定められており受診義務がありますので、忘れずに受診してください。

  人間ドックを申し込まれた方で予約がまだの方はおられませんか?年度末までに産業医の判定結果をお返しできるように早めの受診にご協力ください。

 健康診断を受けて「あなたの健康があってこそ 笑顔があふれる健康職場」を実践しましょう!


「保健だより」vol.17. 2022.10月号はこちら!

 

すくすく給食! おすすめレシピ  目次に戻る

 奈良県内の地域の産物や行事食、旬の食材を取り入れるなどの工夫をした、我が町・我が校自慢の学校給食の献立をご紹介しています。以下のレシピをクリックしていただくと、分量や調理の方法を見ることができます。ご家庭でも、ぜひお試しください。

●今月の地域

三宅町・小学校

        R4_10_kyusyoku

 

●今月の献立

主  食 :ちらし寿司
牛  乳 :牛乳
副  菜 :しめじあえ
汁    :あさりの赤だし

そ の 他  :柿

 

※レシピはこちら!

 

●献立紹介

 三宅町ではJAならけんの協力もあり、奈良県産の野菜を多く納入していただくことができています。また、地元の農家さんに働きかけ、少しずつですが宅町産の野菜を学校給食のために仕入れています。本献立では、米は奈良県産ヒノヒカリ、野菜は主に田原本町産、卵は大淀町産、豆腐・薄揚げは桜井市産、柿は五條市産の食材を使用しています。          

          
 

報道発表資料 9月1日~9月30  目次に戻る

2022年09月29日 令和4年度 学校紹介(体験入学)開催日変更について【添上高等学校】
2022年09月28日 大宇陀高等学校 部室・倉庫棟新築工事に伴う地質調査業務

2022年09月26日 大淀養護学校非常用放送設備更新工事 入札結果について
2022年09月26日 畝傍高等学校の教育長表敬訪問について
2022年09月26日 県立国際中学校授業体験について
2022年09月22日 令和4年度第7回定例教育委員会の開催について
2022年09月22日 令和4年度電話教育相談員の募集 
2022年09月22日 第2回人権教育パワーアップ講座を開催しました
2022年09月22日 令和4年度奈良県教育委員会教育職員免許法認定講習(24日25日開催)について

2022年09月20日 課題別人権教育研修講座を開催しました。
2022年09月16日 「感染対策責任者」研修会の動画をアップしました。
2022年09月16日 郡山高等学校 部室棟新築工事に伴う地質調査業務入札公告について(9月16日更新)
2022年09月15日 「コミュニティ・スクール」のページにコミュニティ・スクール(CS)チェックシートを掲載しました。 
2022年09月15日 「コミュニティ・スクールに関わる研修会等」のページを更新しました。
2022年09月15日 令和6年度奈良県公立学校教員採用試験についてのお知らせ 
2022年09月15日 令和4年度奈良県教育委員会教育職員免許法認定講習について 
2022年09月14日 共生社会を支える人材を育成するラヒホイタヤ科がスタート(ラヒホイタヤ科リーフレット)
2022年09月14日 奈良県で介護福祉士として働きたい!(介護福祉科リーフレット)
2022年09月13日 「ならの教育応援隊」のページを更新しました。
2022年09月13日 明日香養護学校空調機設置工事入札公告について
2022年09月09日 令和5年度教員採用試験合格者で、専修免許状取得のために大学院又は教職大学院に在学中又は進学する方へのお知らせ
2022年09月09日 令和5年度奈良県公立学校教員採用候補者選考試験2次試験結果について

2022年09月06日 令和5年度奈良県立高等学校入学者選抜実施要項
2022年09月06日 中学校学習指導要領の改訂に伴う令和5年度入学者選抜学力検査等の出題範囲
2022年09月02日 新型コロナウイルス感染症にかかる県立高等学校等における今後の対応について
2022年09月02日 令和4年度第6回定例教育委員会の議事案件について
2022年09月01日 令和4年度教育者表彰(文部科学大臣表彰)について
2022年09月01日 令和4年度 人がつながる「地域と共にある学校づくり」研修講座を開催しました。
2022年09月01日 「ならの教育応援隊」のページを更新しました。


 

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