奈良・町家の芸術祭はならぁとの概要
今年12周年を迎える『奈良・町家の芸術祭 はならぁと』は、地域価値の発掘作業を通して、奈良県の豊かな文化や暮らしを過去から未来に繋ぐ、今ここから発信するアートプロジェクトです。
お掃除プロジェクトや空き家見学ツアー開催による町家利活用機運の向上、地元まちづくり団体主体の運営による地域力向上と現代芸術を通じた新しい価値の提案による住民の町に対する誇り・愛着醸成の機会、住民やアーティスト、来場者との交流促進による芸術普及や海外への新たな地域価値の発信を目標としています。
これまでの11年間で、『はならぁと』開催がきっかけとなり店舗や移住者の住居として利活用されている空き町家は42件にのぼります。
『はならぁと』を特徴づける2つの部門
ゲストキュレーターが参画し、実験的な現代芸術の展覧会を開催する本芸術祭のメインエリア。地域性を再考察することで現代日本の課題を読み解き、未来に向けて、新しい価値を提案・発信します。
まちづくり団体やグループが、企画から運営まですべてを担い、町家を舞台とした展覧会を創出。現代芸術展の他にも、地域とゆかりのあるアーティストや、地元の学校と連携したプロジェクトなど、文化芸術をきっかけとしたまちづくりと空き町家の利活用を目指して開催します。
主催・共催
主催:奈良・町家の芸術祭 HANARART 実行委員会 共催:奈良県
はならぁと2022の概要
テーマ
今年も昨年に引き続き、未来の地球のために私たちがどのように感じ - 考え - 選び - 行動していくべきかを現代美術を通して見つめ直す、地球に優しいエコロジカルな芸術祭を開催します。
新型コロナウイルス感染症感染予防対策について
はならぁと2022の各会場では以下の感染予防対策を実施します。
来場者の皆様には、ご理解、ご協力をお願いいたします。
・展示会場等での人数制限により、会場に入るまでに待ち時間が発生する場合があります。
・平日や午前中等、空いている時間帯へのご来場をおすすめします。
・サステナブル講座及びはならぁとシネマは事前予約制です。定員に空きがある場合は当日受付も可能です。
・会場内での飲食はご遠慮ください。
新型コロナウイルス感染症感染予防対策について(pdf 542KB)
開催地と会期等
はならぁと こあ
天理エリア
2022年10月21日(金曜日)~10月24日(月曜日)、10月26日(水曜日)、10月28日(金曜日)~10月31日(月曜日)、11月3日(木曜日・祝日)~11月7日(月曜日)
10時~17時
・テーマ:「やがて、その芽は花となる」
・キュレーター:内田千恵
キュレーターは奈良県をベースに日仏若手美術家の活動支援を行っている内田千恵氏。商店街に点在する元店舗や空き町家に日本人4名、オーストラリア人1名の現代美術作家5組の展覧会を開催します。環境問題をテーマに人間と自然の関わりを探求し、土を耕し、種を蒔き、花が咲くまでの3年間の軌跡をコンセプトにした集大成となる展覧会です。
はならぁと さてらいと
橿原・今井エリア
2022年10月14日(金曜日) ~ 10月23日(日曜日)
10時~16時
・テーマ:「甦る堂宇や古民家群とともに!」
・出展作家: 藤田千代、佐生里佳、坂野真子、星伸二、鈴木貴美子、増田直城 他
本年3月、重要文化財 稱念寺本堂・客殿の修理復原工事が12年の歳月と22億円の巨費を投じて見事に完成しました。寺内町今井の原点であり、シンボルである稱念寺の甦りは重要伝統的建造物群保存地区今井町の真価を顕現するものです。歴史的価値の高い町において、一層輝きを放つアートを町に住む人々とともに実感しましょう!
詳しくは、奈良・町家の芸術祭はならぁと2022公式HPをご覧下さい。
報道発表資料(2022年9月15日報道発表分)(pdf 1840KB)