捕殺場所
奈良県吉野郡吉野町大字柳
捕殺日時
令和6年6月22日 土曜日 13時頃
個体の状況
2~3才と推定されるオス、全長 110 cm、体重 50 kg
捕殺の状況
イノシシ、ニホンジカの有害捕獲を猟犬を放し実施していたところ、ツキノワグマ1頭が出没した。猟師の方に向かってきたため逃げながら、仲間を呼んだが間に合わないと考え、やむを得ず猟銃によりツキノワグマを捕殺(射殺)した。猟師及び猟犬にケガはなかった。
当面の対応
町内放送により地域住民に対し注意喚起
町HPの更新及び各区長に対し通知し注意喚起
※地元対応の詳細は、吉野町総務課(0746-32-3081)にお問い合わせをお願いします。
注意喚起等
今回は、従来ツキノワグマの生息が報告されていない地域(ツキノワグマ保護管理重点地域(注)の外。吉野町の吉野川以北の地域)の出没であること、また、県内におけるツキノワグマの目撃情報が昨年6月末の18件に対し、今年6月22日現在で38件の倍以上と相当多いことから、以下のとおりあらためて注意喚起します。
※注意喚起
○クマと出会わないために
・クマ鈴やラジオなど、音の出るものを携帯する。
・食物等の匂いでクマを誘引しない
・目撃、出没情報のあったところには近づかない
・クマの新しい痕跡(糞、食痕、爪痕など)があった際には十分気を付ける
・各季節のクマの食べ物や生態を知ることで、遭遇を避ける。
○クマと出会ってしまったら
・クマがこちらに気付いていない場合は、ゆっくりと静かに立ち去る
・比較的距離が近い場合は、両腕を振りこちらの存在をクマに知らせ、クマから目を離さずにゆっくりと静かに後退する。万が一の突進に備えてクマとの間に障害物がくるようにする。等
*詳細はHP参照(https://www.pref.nara.jp/66169.htm)
(注)ツキノワグマ保護管理重点地域
県では、保護管理を推進する地域として、五條市・吉野町の吉野川以南の地域、下市町、黒滝村、天川村、野迫川村、十津川村、下北山村、上北山村、川上村、東吉野村の11市町村を設定している。