ツキノワグマの注意喚起について

堅果類の豊凶調査結果に伴うツキノワグマ出没の注意喚起について(令和6年10月)

 今年度(令和6年度)の奈良県におけるツキノワグマの状況については、令和3年以降報告されていなかった人身被害や、従来ツキノワグマの生息が報告されていなかった地域(ツキノワグマ保護管理重点地域(注)の外)での出没が報告されております。また、今年度8月7日時点において、過去最高の報告があった令和4年度の年間目撃数を上回る目撃情報がすでに報告され、ツキノワグマの被害の拡大を大変懸念しているところです。

 併せて、県が実施する令和6年度の堅果類(ミズナラ、ブナ、コナラのどんぐり)の実り具合の豊凶調査の結果、「凶作又は並作下」となったことから、10月中旬以降のツキノワグマの出没がいっそう活発になる可能性があります

 

★豊凶調査結果については コチラ


 つきましては、クマとの突発的な遭遇や人身被害を避けるため、以前にも増して、以下の内容に注意していただきますようお願いします。


(注)ツキノワグマ保護管理重点地域

 県では、ツキノワグマの保護管理を推進する地域として、五條市・吉野町の吉野川以南地域、下市町、黒滝村、天川村、野迫川村、十津川村、下北山村、上北山村、川上村、東吉野村の11市町村を設定しています。

○クマはこんな動物 (「豊かな森の生活者 クマと共存するために」より抜粋)

・クマは基本的には人を避ける動物です。しかし、突発的に出会うと自分を守るための攻撃を招き、危険な場合があります。

このため、クマのことをよく知ることが重要です。

・クマは季節や年によって食べ物を柔軟に変化させます。クマの餌場となる場所にはできるだけ近づかない、また近づく必要がある場合は十分に注意してください。

・また、子グマがいる場所の近くには必ず母グマがいます。母グマは子グマを守るために特に攻撃的になりやすいです。

子グマを目撃した際は速やかにその場から離れてください。


~季節毎の食物~

春(冬眠明け)…………山菜などの草本類

夏(親離れ、繁殖期)…草本類、昆虫類、果実類

秋(飽食期)……………堅果類、果実類

冬(冬眠、出産)………穴の中で過ごします


○クマと出会わないために (「豊かな森の生活者 クマと共存するために」より抜粋)

・食物等の匂いでクマを誘引しない

・自分の存在を知らせる

→クマ鈴やラジオなど、音の出るものを携帯する。kumasuzu

→見通しの悪い場所や、沢沿いなどの音が聞き取りにくいところでは、

 声を出したり手を叩いたりして存在を知らせる。

・目撃、出没情報のあったところには近づかない

・クマの新しい痕跡(糞、食痕、爪痕など)があった際には十分気を付ける

・クマの生態や行動についてよく知る

→各季節のクマの食べ物や生態を知ることで、遭遇を避ける。


○クマに出会ってしまったら (「豊かな森の生活者 クマと共存するために」より抜粋)

・距離が離れていた場合(クマがこちらに気付いていない)

→ゆっくりと静かに立ち去る

・比較的距離が近い場合(50m程度)

→両腕を振りこちらの存在をクマに知らせ、クマから目を離さずにゆっくりと静かに後退する。森林内であれば万が一の突進に備えてクマとの間に障害物がくるようにする。

・距離が近い場合(20m程度)

→クマがパニックになり突発的な攻撃をする可能性があるため、刺激しないことが大切です。走ったり大声を出したりせず、クマから目を離さずにゆっくりと静かに後退する。

・クマが突進してきたら(威嚇突進)

→威嚇突進の場合は、途中で止まり後退することが多い。落ち着いてクマとの間に障害物がくるようにゆっくりと後退する。

・クマが突進してきたら(本当の攻撃)

→クマスプレーを目や鼻にめがけて噴射する。クマスプレーがない場合は、防御姿勢(両腕で顔や頭をガード)をとる。


以下に参考資料を掲載いたします。人身被害を防止し、自身の身を守るために御確認よろしくお願いします。


環境省作成パンフレット「豊かな森の生活者 クマと共存するために」

docs5-kuma.pdf (env.go.jp外部サイトへのリンク

クマ類に遭遇した際にとるべき行動(環境省)

chpt3.pdf (env.go.jp)外部サイトへのリンク

ツキノワグマの注意喚起について(令和6年8月)

 今年度(令和6年度)の奈良県におけるツキノワグマの状況については、令和3年以降報告されていなかった人身被害や、従来ツキノワグマの生息が報告されていなかった地域(ツキノワグマ保護管理重点地域(注)の外)での出没が報告されております。また、今年度8月7日時点において、過去最高の報告があった令和4年度の年間目撃数を上回る目撃情報がすでに報告され、ツキノワグマの被害の拡大を大変懸念しているところです。

 つきましては、クマとの突発的な遭遇や人身被害を避けるため、以前にも増してご注意いただきますようお願いします。

 

ツキノワグマの習性や備えについては コチラ

 

 

 

(注)ツキノワグマ保護管理重点地域

 県では、ツキノワグマの保護管理を推進する地域として、五條市・吉野町の吉野川以南地域、下市町、黒滝村、天川村、野迫川村、十津川村、下北山村、上北山村、川上村、東吉野村の11市町村を設定しています。

 

ツキノワグマの注意喚起について(令和6年6月)

 

 令和5年度の奈良県におけるツキノワグマの状況については、過去最高の目撃情報が報告された一昨年に引き続き、多くの目撃情報が報告されました。

 また、今年度に入り、令和3年以降報告されていなかった人身被害や、従来ツキノワグマの生息が報告されていない地域(ツキノワグマ保護管理重点地域(注)の外)でも出没が報告されており、ツキノワグマの被害の拡大を大変懸念しているところです。
 つきましては、クマとの突発的な遭遇や人身被害を避けるため、以前にも増してご注意いただきますようお願いします。

ツキノワグマの習性や備えについては コチラ

 

(注)ツキノワグマ保護管理重点地域

 県では、ツキノワグマの保護管理を推進する地域として、五條市・吉野町の吉野川以南地域、下市町、黒滝村、天川村、野迫川村、十津川村、下北山村、上北山村、川上村、東吉野村の11市町村を設定しています。

 

 

ツキノワグマの注意喚起について(令和6年4月)

 

 令和5年度の奈良県におけるツキノワグマの状況については、過去最高の目撃情報が報告された一昨年に引き続き、多くの目撃情報が報告されました。
 また、今年度に入り、令和3年以降報告されていなかった人身被害についても報告されており、ツキノワグマの被害の拡大を大変懸念しているところです。
 つきましては、クマとの突発的な遭遇や人身被害を避けるためご注意いただきますようお願いします。

ツキノワグマの習性や備えについては コチラ