安全で快適に道路を利用するための道路交通情報の提供や、地域のにぎわい創出を目的とした「道の駅」。道の駅は、道路利用者のための「休憩機能」、道路利用者や地域の方々のための「情報発信機能」、そして「道の駅」をきっかけに町と町とが手を結び活力ある地域づくりを共に行うための「地域の連携機能」の3つの機能を持っています。
今回の特集では、県内の道の駅と11月30日(土)に開駅する「クロスウェイなかまち」を紹介します。
県内の「道の駅」は、「クロスウェイなかまち」を加えて17カ所になります。安心して立ち寄れるドライバーの憩いの場であり、道路交通情報のほか沿道の地域の歴史や名所旧跡、特産物などさまざまな情報を提供しています。また、個性豊かなにぎわいのある空間となることで地域のまちづくりの拠点としての役割も担っています。
それぞれの道の駅では、地元特産品の販売や体験教室、足湯など個性豊かなサービスが提供されています。皆さんも、県内をぐるっと周遊し、道の駅に立ち寄って奈良の良さを体験してみませんか。
村長
平田 千江子さん
文化財の修復工房、芸術とのふれあい、県産の農産物や工芸品の販売、レストラン、サイクルステーションなどがあります。ここに来れば「奈良の歴史・芸術・食と農・工芸」を一度に味わうことができる多機能複合施設です。「知る・学ぶ・楽しむ」ことを通じ、奈良について知るきっかけの場に、ぜひお立ち寄りください。
近鉄飛鳥駅と一体となり、車はもちろん電車で訪れる人の明日香村散策の玄関口になっています。「あすか夢販売所」は、明日香村の農家がつくった野菜や加工品を販売し、11月中旬頃からあすかルビーなどのイチゴが並びはじめます。レンタサイクル施設も充実しており、ここから自転車で明日香村を巡って紅葉の風景をお楽しみください。
道の駅「クロスウェイなかまち」は、大和野菜をはじめとする県産農産物などを取り扱う直売所や、これらの食材を使った料理を提供するレストラン、喫茶などの「地域振興機能」に加え、「地域観光のゲートウェイ機能」、「交通の結節点機能」、さらに非常用発電や防災倉庫などの「防災機能」を有する県内17番目の道の駅です。
【営業時間】9時〜20時
農産物・特産品直売所イメージ
「奈良らしさ」をテーマに、地域の生産者さんから届く新鮮でおいしい旬の野菜や果物が並びます。
奈良漬けなどの加工品、お菓子や地酒など、奈良ならではのお土産におすすめな商品もそろえる予定です。
店長 宇野さん
【営業時間】9時〜20時
奈良県産の食材を取り入れたイタリアンと和食を気軽に
レストランイメージ
奈良県産の野菜、大和牛や大和ポークなど、こだわりの食材を使ったイタリアンと和食が楽しめるレストランです。
季節のフルーツを使ったテイクアウトができる自家製ジェラートも販売する予定です。
店長
友井さん
【営業時間】9時〜17時
喫茶イメージ
「菓匠千壽庵吉宗」でおなじみの生わらび餅とかき氷をお楽しみいただけるお店です。
本店で人気の古都華のいちごかき氷をはじめ、県産フルーツを使ったかき氷も提供する予定です。
常務取締役 山本さん
(千壽庵吉宗わらびもちこさん)(左)
店長 奥村さん(右)
【営業時間】9時〜17時
(トイレ・授乳室は24時間利用可)
中南和の観光情報などもご案内
観光案内所では、富雄丸山古墳などの周辺観光地をはじめ、中南和地域の観光情報も案内します。また、各市町村の観光マップをそろえ、県内の定点カメラの道路情報も確認できます。トイレ、授乳室は24時間利用できます。
富雄丸山古墳
道の駅の南西すぐに位置し、東アジア最大の蛇行剣(だこうけん)や鼉龍文盾形銅鏡(だりゅうもんたてがたどうきょう)が発見された日本最大の円墳。
【営業時間】9時〜17時
自転車で観光に出発
サイクルツーリズムを楽しむ人が、自転車の組み立てや解体作業に使えるスペースです。更衣室(有料、シャワー有)もあります。レンタサイクルやシェアサイクルの貸し出しもしています。
【営業時間】9時〜17時
無料で利用でき、小型犬と中・大型犬に区分けされています。犬の足洗い場もあります。
多くの方に親しまれる地域のにぎわいの中心地に
県道枚方大和郡山線や第二阪奈道路からアクセスできる好立地で、富雄丸山古墳も近接することから観光拠点としても期待されています。防災機能を備えた奈良県で初めての道の駅でもあります。大規模災害時などに防災拠点として大きな役割を果たし、「防災道の駅」のモデルケースになれたらと考えています。「地域と共につくる個性豊かなにぎわいの場」として、愛される道の駅を目指します。
駅長
南 尊文さん
各施設の詳しい内容は
道の駅「クロスウェイなかまち」HPへ。
URL
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michi-no-eki-crosswaynakamachi.pref.nara.jp
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道の駅「クロスウェイなかまち」は、県内初の「防災道の駅」(令和3年6月選定)です。広い駐車場(約1万平方メートル)も備えており、大規模災害発生時には県の広域的な防災拠点として、自衛隊・消防・警察などの部隊が集結する、進出拠点や救助活動拠点となる予定です。
災害発生時に備えるため、非常用発電(72時間発電)や非常用のマンホールトイレなどを設置しています。防災倉庫を備えるとともに、全ての建物を耐震化しています。
防災倉庫
安心につながる新たな広域防災拠点
奈良県広域消防組合と奈良市消防局、生駒市消防本部の54人が合同で、緊急消防援助隊の後方支援訓練を実施。エアテントなどの取り扱い、現場での連携を確認しました。
「クロスウェイなかまち」のように大規模災害発生時の活動拠点として活用できる場所が新たにできたことは県民の皆さんの安心につながるでしょう。
奈良県広域消防組合
消防本部 消防司令長
山本 雅史さん
問
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県道路建設課
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電話
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0742‐27‐8667
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FAX
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0742‐26‐1360
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