特集2

県民だより奈良
2024年12月号

タイトル

県では、障害のある人もない人も、誰もが暮らしやすい社会の実現を目指して、県民の皆さんがさまざまな障害を正しく理解し、障害のある人へのちょっとした配慮や手助けを実践できるよう、まほろば「あいサポート運動」を推進しています。
障害のあるなしに関わらず、一人一人が互いに理解しようとする気持ちがあると、例えば災害が起こったときでも、困っている人がいればお互いに助け合うことができます。
まずは、知ることから始めませんか?

知ろう、学ぼう

あいサポート運動の取り組みを知り、学ぼう。

あいサポート運動は平成21年に鳥取県でスタートし、奈良県も平成25年から取り組んでいます。多様な障害の特性や障害のある人が困っていること、必要な配慮などを理解し、ちょっとした手助けをする人のことを「あいサポーター」といいます。県のさまざまなあいサポート運動の取り組みを紹介します。

まほろば「あいサポート運動」について詳しくはこちら
あいサポーター研修

 地域や職場などで行われる研修会などで、あいサポーター研修を実施します。「障害についての話を聞きたい」、「地域や職場の研修で合理的配慮について取り上げてみよう」と思ったら、県障害福祉課にお申し込みください。主催者の希望に応じて、講師を派遣します。

あいサポーター研修様子
あいサポーターキッズ学習

 小学生や中学生に、あいサポーターについて授業をします。授業の目的は、子どもたちが障害のある人が困っているところを見かけたら、自分から声をかけて、手助けができるようになること。障害のあるなしに関わらず、お互いを理解し、助け合うことの大切さを学びます。
 募集に対して申し込んだ県内の小中学校が対象です。
 学習後には、「あいサポーターキッズ」の証であるストラップをお渡しします。

あいサポーターキッズ学習様子
あいサポーターキッズ学習様子
あいサポーター キッズストラップ▲
あいサポートフェスティバル

 障害のある人の事業所や団体、障害者スポーツや芸術などの取り組みについて知ってもらうイベントです。事業所で作られる商品の販売会や障害者スポーツ、体験型あいサポーター研修などを行っています。

販売会の様子
まほろばあいサポート通信

 あいサポート運動の取り組みをより多くの人へ紹介するために作成している広報誌です。年4回程度発行し、メッセンジャー養成研修の様子などを紹介しています。

販売会の様子
考えよう、始めよう

実際の活動を感じ、支援の第一歩を踏み出しませんか?

 実際にあいサポート企業・団体として登録し、あいサポートメッセンジャーとしても活動しているお二人にお話を伺いました。まほろば「あいサポート運動」の趣旨を知り、ぜひ登録してください。
皆さんの協力で少しずつ、ちょっとした支援の輪を広げましょう。

あいサポートメッセンジャー

 県が実施する養成研修を受講した人を「あいサポートメッセンジャー」といいます。「あいサポーター研修」の講師を務めるなど、県とともにまほろば「あいサポート運動」の普及啓発に取り組んでいただきます。

会議の様子のイラスト
あいサポート企業・団体

 まほろば「あいサポート運動」の趣旨に賛同し、その普及啓発に積極的に取り組んでいただける企業・団体を「あいサポート企業・団体」として認定しています。
【93企業・団体】
(令和6年10月現在)

会社イラスト
インタビューinterview
障害のある人も参加する研修
あかるいみらい準備室
山口 まゆみさん

障害のある人も参加する研修でより身近に感じてもらう

 2017年に、障害のある子の親から「漠然とした不安があるが、どこに相談すればいいかわからない」と言われたことをきっかけに、「親なきあと」相談窓口あかるいみらい準備室を開設。その活動の一環で、障害のある人への理解を啓発していくために、あいサポートメッセンジャーの研修を受講しました。
 私が主催する研修では、視覚障害や発達障害、吃音(きつおん)のある人など当事者に協力していただき話を聞く時間を設けています。当初は個人でメッセンジャーとして積極的に活動する人は珍しく、県の担当者と相談しながら学習会の形をつくりました。
 昨今災害が増えていますが「何かあっても家にいるしかない」という声を多く聞きます。普段から障害のある人やご家族も積極的に地域の防災訓練に参加することで、地域の人とお互いに「知り合うこと」ができます。障害の有無だけに限りませんが「おたがいさま」の精神で連携できる仕組みや孤立しないつながりをつくる必要があると思っています。

障害のある人も参加する研修
障害のある人も参加する研修
(一社)奈良県手をつなぐ育成会
川本 もと子さん

地域や小中学校への啓発活動を通し誰もが安心して暮らせる社会に

 県内の知的・発達障害のある本人と家族の会である当会は、2000年からあんしんネットワーク事業で啓発活動をしてきました。県があいサポート運動を始めたことで、より一層活動を強化できると考え、2021年にあいサポート企業・団体に登録。行政機関や小中学校などであいサポーター研修を行っています。また、企業での研修、地域の福祉イベントなどに参加する「啓発キャラバン隊」も結成。疑似体験ワークショップを通じ、障害のある人の感じ方などを知って理解を深めてもらう活動をしています。
 特に災害時は、地域の皆さんの理解や協力が欠かせません。地域の防災会などには、障害のある人への対応について防災計画に組み込んでもらいたいです。今後も自治会やPTA、福祉イベントなどに出かけて啓発活動に一層取り組んでいきます。

啓発キャラバン隊

あいサポーター研修にぜひご参加ください

県主催の「あいサポーター研修」を開催((1)個人向け (2)企業・団体向け)
令和7年1月29日(水) (1)10時30分~12時 (2)14時~15時30分
県産業会館5階 大会議室(大和高田市)
県障害福祉課
電話 0742‐27‐8922
FAX 0742‐22‐1814
県民だより奈良
2024年12月号

タイトル

県では、障害のある人もない人も、誰もが暮らしやすい社会の実現を目指して、県民の皆さんがさまざまな障害を正しく理解し、障害のある人へのちょっとした配慮や手助けを実践できるよう、まほろば「あいサポート運動」を推進しています。
障害のあるなしに関わらず、一人一人が互いに理解しようとする気持ちがあると、例えば災害が起こったときでも、困っている人がいればお互いに助け合うことができます。
まずは、知ることから始めませんか?

知ろう、学ぼう

あいサポート運動の取り組みを知り、学ぼう。

あいサポート運動は平成21年に鳥取県でスタートし、奈良県も平成25年から取り組んでいます。多様な障害の特性や障害のある人が困っていること、必要な配慮などを理解し、ちょっとした手助けをする人のことを「あいサポーター」といいます。県のさまざまなあいサポート運動の取り組みを紹介します。

まほろば「あいサポート運動」について詳しくはこちら
あいサポーター研修

 地域や職場などで行われる研修会などで、あいサポーター研修を実施します。「障害についての話を聞きたい」、「地域や職場の研修で合理的配慮について取り上げてみよう」と思ったら、県障害福祉課にお申し込みください。主催者の希望に応じて、講師を派遣します。

あいサポーター研修様子
あいサポーターキッズ学習

 小学生や中学生に、あいサポーターについて授業をします。授業の目的は、子どもたちが障害のある人が困っているところを見かけたら、自分から声をかけて、手助けができるようになること。障害のあるなしに関わらず、お互いを理解し、助け合うことの大切さを学びます。
 募集に対して申し込んだ県内の小中学校が対象です。
 学習後には、「あいサポーターキッズ」の証であるストラップをお渡しします。

あいサポーターキッズ学習様子
あいサポーターキッズ学習様子
あいサポーター キッズストラップ▲
あいサポートフェスティバル

 障害のある人の事業所や団体、障害者スポーツや芸術などの取り組みについて知ってもらうイベントです。事業所で作られる商品の販売会や障害者スポーツ、体験型あいサポーター研修などを行っています。

販売会の様子
まほろばあいサポート通信

 あいサポート運動の取り組みをより多くの人へ紹介するために作成している広報誌です。年4回程度発行し、メッセンジャー養成研修の様子などを紹介しています。

販売会の様子
考えよう、始めよう

実際の活動を感じ、支援の第一歩を踏み出しませんか?

 実際にあいサポート企業・団体として登録し、あいサポートメッセンジャーとしても活動しているお二人にお話を伺いました。まほろば「あいサポート運動」の趣旨を知り、ぜひ登録してください。
皆さんの協力で少しずつ、ちょっとした支援の輪を広げましょう。

あいサポートメッセンジャー

 県が実施する養成研修を受講した人を「あいサポートメッセンジャー」といいます。「あいサポーター研修」の講師を務めるなど、県とともにまほろば「あいサポート運動」の普及啓発に取り組んでいただきます。

会議の様子のイラスト
あいサポート企業・団体

 まほろば「あいサポート運動」の趣旨に賛同し、その普及啓発に積極的に取り組んでいただける企業・団体を「あいサポート企業・団体」として認定しています。
【93企業・団体】
(令和6年10月現在)

会社イラスト
インタビューinterview
障害のある人も参加する研修
あかるいみらい準備室
山口 まゆみさん

障害のある人も参加する研修でより身近に感じてもらう

 2017年に、障害のある子の親から「漠然とした不安があるが、どこに相談すればいいかわからない」と言われたことをきっかけに、「親なきあと」相談窓口あかるいみらい準備室を開設。その活動の一環で、障害のある人への理解を啓発していくために、あいサポートメッセンジャーの研修を受講しました。
 私が主催する研修では、視覚障害や発達障害、吃音(きつおん)のある人など当事者に協力していただき話を聞く時間を設けています。当初は個人でメッセンジャーとして積極的に活動する人は珍しく、県の担当者と相談しながら学習会の形をつくりました。
 昨今災害が増えていますが「何かあっても家にいるしかない」という声を多く聞きます。普段から障害のある人やご家族も積極的に地域の防災訓練に参加することで、地域の人とお互いに「知り合うこと」ができます。障害の有無だけに限りませんが「おたがいさま」の精神で連携できる仕組みや孤立しないつながりをつくる必要があると思っています。

障害のある人も参加する研修
障害のある人も参加する研修
(一社)奈良県手をつなぐ育成会
川本 もと子さん

地域や小中学校への啓発活動を通し誰もが安心して暮らせる社会に

 県内の知的・発達障害のある本人と家族の会である当会は、2000年からあんしんネットワーク事業で啓発活動をしてきました。県があいサポート運動を始めたことで、より一層活動を強化できると考え、2021年にあいサポート企業・団体に登録。行政機関や小中学校などであいサポーター研修を行っています。また、企業での研修、地域の福祉イベントなどに参加する「啓発キャラバン隊」も結成。疑似体験ワークショップを通じ、障害のある人の感じ方などを知って理解を深めてもらう活動をしています。
 特に災害時は、地域の皆さんの理解や協力が欠かせません。地域の防災会などには、障害のある人への対応について防災計画に組み込んでもらいたいです。今後も自治会やPTA、福祉イベントなどに出かけて啓発活動に一層取り組んでいきます。

啓発キャラバン隊

あいサポーター研修にぜひご参加ください

県主催の「あいサポーター研修」を開催((1)個人向け (2)企業・団体向け)
令和7年1月29日(水) (1)10時30分~12時 (2)14時~15時30分
県産業会館5階 大会議室(大和高田市)
県障害福祉課
電話 0742‐27‐8922
FAX 0742‐22‐1814
※「県民だより奈良」は県内の各家庭にお届けしています。
 市町村窓口、県の施設などにも配置しています。
※点字と声による「県民だより奈良」も発行していますので、必要な方は県広報広聴課へご連絡ください。
 県では、経費削減のために、「県民だより奈良」の裏表紙に有料広告を掲載しています。
 広告の申込・お問い合わせは、株式会社キョウエイアドインターナショナル大阪支社(TEL:06-4797-8251)まで

お問い合わせ

広報広聴課
〒 630-8501 奈良市登大路町30
報道係 TEL : 0742-27-8325
広報制作係 TEL : 0742-27-8326 / 
FAX : 0742-22-6904
デジタル広報係 TEL : 0742-27-8056
県民相談広聴係 TEL : 0742-27-8327 / 
FAX : 0742-22-8653
相談ならダイヤル TEL : 0742-27-1100

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