藤原不比等の一代記を描いた直木賞作家、馳 星周 さんが
奈良と百済のゆかりを語るー。
日韓文化セミナー ※本セミナーは日韓国交正常化60周年記念事業に認定されています。
直木賞作家 馳 星周さんと韓国からの講師を招いて、「奈良と百済のゆかり」をテーマにしたセミナーを開催します。基調講演の後は、講師による対談を予定。
※要申込(申込期間 8/1(金)~9/30(火))
※600名(抽選)/参加費無料
※申込みはこちら
日時・場所
10月25日(土)13:00~16:00(受付開始12時00分~)予定
橿原市立万葉ホール ロマントピアホール
【アクセス】・近鉄大和八木駅から徒歩約20分(タクシーで約5分) ・近鉄畝傍御陵前駅から徒歩約15分
※駐車場に限りがあるため、できる限り公共交通機関のご利用をお願いします。
講師プロフィール
馳 星周(はせ せいしゅう)氏
1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務を経てフリーライターになる。96年『不夜城』で小説家としてデビュー。翌年に同作品で第18回吉川英治文学新人賞、98年に『鎮魂歌(レクイエム)――不夜城2.』で第51回日本推理作家協会賞、99年に『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞。2020年『少年と犬』で第163回直木賞を受賞。また、古代の奈良を舞台に描いた藤原氏三部作『比ぶ者なき』『四神の旗』『北辰の門』も有名。
古代の奈良を舞台に描いた藤原氏三部作
「比ぶ者なき」(2014年)
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藤原氏の繁栄の礎を築いた藤原不比等の一代記。
藤原史(ふひと)(のちの不比等)が胸に秘めた野望、それは「日本書紀」という名の神話を創り上げ、天皇を神にすること。そして自らも神の一族となることで、永遠の繁栄を手にすることであった。
他とは異なる新たな切り口から古代史を描いた代表作。
「四神の旗」(2020年)
武智麻呂、房前、宇合、麻呂。父・不比等の遺志を継ぎ、四人の子らはこの国を掌中に収めることを誓う。
だが、政の中心には、生前の不比等が唯一恐れた男、長屋王が君臨していた。兄弟は長屋王から天皇の信頼を奪うために暗躍。それに気づいた長屋王は、兄弟の絆を裂くための策を打つー。
皇族と藤原家。野望と野望がぶつかり、巻き起こる壮絶な政争。その果てに待つ、思いもよらぬ結末とは?
「北辰の門」(2024年)

「恵美押勝(えみのおしかつ)の乱」。この国を激変させた衝撃の七日間の全容を描く。
時は天平。疫病により多くの為政者が命を落とした朝堂において、ひとり異彩を放つ者がいた。
藤原仲麻呂(のちの恵美押勝)。皇后である叔母の寵愛を受け、出世の階段を駆け上がるこの男は、臣下の誰一人として持ち得ない、危険な野望を秘めていた。
一方、次代の天皇である阿倍内親王は、帝となることに意味を見出せず、ただ人並みの幸せを望んでいた。かつて恋慕の情を持った仲麻呂への想いが憎しみに転じた時、時代の歯車が軋み始めるー。