金魚の話

 
Q1. 金魚にはどんな品種がありますか?
A1. 主な品種は、和金、琉金、出目金、ランチュウ、オランダシシガシラ、頂天眼、朱文金、東錦、キャリコ、水泡眼、丹頂、パールスケール、茶金、江戸錦、コメット、青文魚、ハナフサ、南金、秋金、オランダハナフサ、浜錦、地金、ワトウナイ、マルコ、テツギョ、テツオナガ、キンランシなどです。
Q2. 奈良県ではいつ頃から養殖されるようになったのですか?
A2. 1724年(享保9年)に藩主柳沢吉里公が、甲斐の国(山梨県)から大和郡山に移封されたときに趣味として飼育していた金魚を持参し、邸内で飼育養殖したのが始まりです。幕末の頃になると、藩士の副業として、明治維新後は、農家の副業として盛んに行われるようになりました。  
Q3. 金魚の生産から販売までの過程はどうなっていますか?
A3. 産卵(4月上旬~5月にかけて1週間置き程度に5~6回産卵)→ふ化(水温25℃で1週間)→餌付け(ミジンコ、卵黄→人工餌料)→選別(ふ化後30日で1回目の選別、その後数回選別)→取り上げ→蓄養(出荷前の3日間餌止め)→(金魚市場)→出荷 
Q4. 奈良県での金魚の販売数量はどのくらいあるのですか?
A4. 平成29年の販売数量は64,257千尾です。
品種別にみると
(単位:千尾)
     和金          琉金         出目金        朱文金       キャリコ       その他   
43,600    150  3,000      5      2 17,500
金魚の経営体数は45経営体(2013年漁業センサス)
 
Q5. 奈良県以外の金魚の主な生産地はどこですか?
A5. 愛知県弥富市、埼玉県、東京都江戸川区、熊本県長洲町などです。