生物多様性なら戦略

生物多様性なら戦略

生物多様性とは

 生物多様性とは、生き物や生態系の豊かさを表す言葉で、「様々な生態系に、さまざまな在来の種が、さまざまな遺伝子を有して生きていること」です。

 生き物は、長い進化の歴史を経て、お互いに繋がり合い、支え合ってきました。生物多様性は以下の3つのレベルでの多様性があります。

(1)生態系の多様性

 原生的な森林、中山間地の里地里山、河川・ため池等様々なタイプの自然があります。

               

(2)種の多様性

 動植物から細菌等の微生物に至るまで、様々な生き物がいます。

                

(3)遺伝子の多様性

 乾燥や暑さに強い個体、病気に強い個体等、種の中にも個体差があります。遺伝子が多様であることは、種全体としては環境変化への適応力が高まることになります。

                  

ナミテントウの模様には、さまざまなタイプがある。

生物多様性なら戦略について

 奈良県では、県民や市町村、団体(NPO法人等)、企業、大学、研究機関等の多様な主体が生物多様性をはじめ自然環境の保全に取り組んでいく際の羅針盤的な役割を果たすものが「生物多様性なら戦略」です。

 

策定

 生物多様性基本法に基づき、奈良県自然環境保全審議会の答申を受け、生物の多様性の保全及び持続可能な利用に関する基本的な計画として、平成25年3月に「生物多様性なら戦略」を策定しました。

 

 ■本編

  ○表紙

  ○目次・はじめに

  ○第1章 戦略策定にあたって (1),(2)

  ○第2章 奈良県の現況 (1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9)

  ○第3章 基本方針と目標 (1),(2)

  ○第4章 行動計画 (1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9),(10)

  ○第5章 推進体制 (1),(2)

  ○資料編 (1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9)

  ○巻末

 

改定

 戦略の中で、概ね10年で内容を見直すとされています。また、生物多様性国家戦略(2023~2030)が令和5年3月31日に閣議決定されました。

 これらを受け、県では令和4年度から「生物多様性なら戦略」の改定作業に着手しています。

 

○改定作業状況

  ■第1回 生物多様性なら戦略改定委員会

     ・開催日時:令和4年8月26日 12時30分~15時00分

     ・開催場所:奈良県文化会館

     ・第1回改訂委員会 議事録(概要版)

  ■第2回 生物多様性なら戦略改定委員会

     ・開催日時:令和4年10月7日 12時30分~15時00分

     ・開催場所:奈良県文化会館

     ・第2回改定委員会 議事録(概要版)

  ■第3回 生物多様性なら戦略改訂委員会

     ・開催日時:令和4年11月25日 13時00分~15時00分

     ・開催場所:アクティ奈良

     ・第3回改定委員会 議事録(概要版)

  ■第4回 生物多様性なら戦略改訂委員会

     ・開催日時:令和5年1月13日 13時00分~15時20分

     ・開催場所:アクティ奈良

     ・第4回改定委員会 議事録(概要版)

 

○生物多様性なら戦略 素案

  ■概要版

  ■本編(素案)

   ○第1章 戦略策定にあたって

   ○第2章 奈良県の状況

   ○第3章 基本方針と目標

   ○第4章 行動計画

   ○第5章 推進体制

○自然環境保全審議会

 素案について、令和5年3月17日に自然環境保全審議会(自然保護部会)に報告しました。

  ■議事録概要はこちら(自然保護部会)