最近の食中毒発生状況(全国)
<令和3年食中毒発生状況>
令和3年は、食中毒事件数・患者数ともに前年に比べ減少し、サルモネラ属菌が原因で1名、植物性自然毒が原因で1名、計2名の方が食中毒で亡くなられました。植物性自然毒の死亡事例は、イヌサフランをギョウジャニンニクと誤食したことによるものでした。また、病因物質別でみると、前年と同じくアニサキス及びカンピロバクターを原因とする食中毒が1、2位を占めています。(厚生労働省 令和3年食中毒発生状況(概要版)、国立保健医療科学院HPより)
<カンピロバクターによる食中毒を予防しましょう>
鶏レバーやささみどの刺身、鶏肉のタタキなどの半生または加熱不足の鶏肉料理によるカンピロバクター食中毒が多発しています!!平成28年5月には、屋外イベントで提供された加熱不十分な鶏肉(鶏肉の寿司)によって、500名を超える患者が発生しました。鶏肉は食生活に重要な食材です。適切に取り扱い、十分な加熱調理をしましょう。
カンピロバクターによる食中毒を防ぐには・・・
中心部まで十分に加熱しましょう!(中心部を75℃で1分間以上)
食肉は他の食品と調理器具や容器を分けて、処理・保管しましょう!
食肉を取り扱った後は、十分に手を洗ってから他の食品を取り扱いましょう!
食肉に触れた調理器具などは、使用後に消毒・殺菌をしましょう!
食中毒予防の3原則