平成19年7月1日 奈良県地価調査 結果概要
本年の奈良県地価調査によると、本県の地価は、全用途(宅地及び宅地見込地)の対前年平均変動率がプラス0.2%となり、平成2年地価調査以来17年ぶりの上昇となった
[住 宅 地]
- 全住宅地(市街化区域の住宅地及び都市計画区域外の住宅地)の地価は、平均で0.5%の上昇となり17年ぶりに上昇に転じた。
- 約半数の地点で上昇又は横ばいとなっている。
- 交通利便性の良い地域や環境良好な住宅団地を有する地域では昨年の上昇率を上回る地点が多数見られ、なかでも昨年3月に開業した「近鉄けいはんな線」の駅付近やその徒歩圏内に位置する地点では比較的高い上昇率となっている。
- 一方で、大阪都心部への交通アクセスの面で劣る地域では下落幅は縮小しているものの依然として下落が続いている。
[商 業 地]
- 商業地の地価は、平均で0.7%の上昇となり、17年ぶりに上昇に転じた。
- 約7割の地点で上昇又は横ばいとなっている。
- 商業施設が集積し繁華性のある地点や周辺住宅地の地価上昇の影響を受け値頃感が出てきた地点で比較的高い上昇率となっている。
- 一方で、旧来の駅前商店街等繁華性の劣る地域では概ね下落幅は縮小しているものの依然として下落が続いている。
基準地価格一覧