県立学校における「地域と共にある学校づくり」
県立学校における「地域と共にある学校づくり」は、地域の人々と目標やビジョンを共有し、地域と一体となって子どもたちを育むため、現在、下記の二つの柱で進めています。
【県立学校による地域との協働推進事業】
この事業は、「奈良県教育振興大綱」の「目指す人間性」や「施策の方向性」の内容を実現させ、生徒の社会を生き抜く力を養成し、地方創生を担う人づくりに資することを目指しています。そのため、地域や社会との協働の下、子どもが地域活性化に向けて主体的に企画・立案する取組への支援を行っています。それぞれの学校では、「地域への情報発信」「スポーツや文化を振興する取組」「地域創生に寄与する活動への参画」など、多様な取組が展開されています。
【コミュニティ・スクールの推進】
「地域と共にある学校づくり」の「組織・体制づくり」のツールの一つとして学校運営協議会の活用があり、学校運営協議会が県立学校における「学校と地域の熟議の場」の一つとなっていくと考えています。学校運営協議会を設置することで、「協働推進事業」などにより築いてきた学校と地域の連携・協働が、さらに組織的・継続的に確立され、基盤が持続可能なものになっていくと思われます。さらには、子どもにつけたい力などがきちんと共有されることにより、地域貢献活動が、単発の行事ではなく、より子どもを成長させるとして位置づけられ、まさに地域が子どもにとっての「学びのフィールド」となっていきます。
※ 詳しい県内の取組について