![果樹・茶の害虫](/secure/37264/kc-dlogo.gif) |
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ハマキガ類 |
![被害の特徴と発生形態](/secure/37264/logo-1.gif)
チャハマキは前翅長が雌成虫で11~15mm、雄成虫で10~13mmであり、光沢のある灰褐色である。老熟幼虫の体長は約25mm。年4~5回発生し、第1回成虫は4月から現われ、越冬は幼虫でする。/チャノコカクモンハマキは、前翅長が雌成虫で7~9mm。雄成虫は雌より、やや小さい。前翅は褐色(雄はやや薄い)で、3条の暗褐色帯がある。老熟幼虫の体長は約20mmである。年4~5回発生し、幼虫で越冬する。/アトボシハマキは年2回発生し、若齢幼虫で越冬する。 |
![ハマキガ類](/secure/37264/kajucya-i0008.jpg) |
![ハマキガ類2](/secure/37264/kajucya-i001.jpg) |
![ハマキガ類3](/secure/37264/kc-i0009.jpg) |
![ハマキガ類4](/secure/37264/kc-i0010.jpg) |
![ハマキガ類5](/secure/37264/kajucya-i0012.jpg) |
![ハマキガ類6](/secure/37264/kajucya-i0013.jpg) |
![ハマキガ類7](/secure/37264/kajucya-i0014.jpg) |
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イラガ類 |
![被害の特徴と発生形態](/secure/37264/logo-1.gif)
ヒロヘリアオイラガは、前翅長が雌成虫で14~16mm、雄成虫で16~17mmであり、全体が黄緑色で、背面に灰黒色の縦線がある。老熟幼虫の体長は約25mm。年1~2回発生し、5月と8~9月に幼虫がみられる。枝上の硬いまゆ(前蛹)で越冬する。/ヒメクロイラガは、前翅長が雌成虫で14~16mm、雄成虫で16~17mmであり、黄緑色の地色に黒褐色の斑紋が点々とある。老熟幼虫の体長は約25mm。発生は年2回で、幼虫は6~7月と8~10月である。土中浅くまゆをつくり越冬する。 |
![イラガ類](/secure/37264/kajucya-i0015.jpg) |
![イラガ類2](/secure/37264/kajucya-i0016.jpg) |
![イラガ類3](/secure/37264/kajucya-i00171.jpg) |
![イラガ類4](/secure/37264/kajucya-i0018.jpg) |
![イラガ類5](/secure/37264/kajucya-i0019.jpg) |
ミノガ類 |
![被害の特徴と発生形態](/secure/37264/logo-1.gif)
チャノミノガはみの長が28~40mm。年1回発生、幼虫で越冬し、5月末まで加害する。6~7月に成虫になり、幼虫は7月下旬から10月頃まで加害する。/オオミノガはみの長が40~50mm。年1回の発生で、老熟幼虫で越冬し、7~8月に幼虫が加害する。 |
![ミノガ類](/secure/37264/kajucya-i0020.jpg) |
![ミノガ類2](/secure/37264/kajucya-i0021.jpg) |
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カメムシ類 |
![被害の特徴と発生形態](/secure/37264/logo-1.gif)
チャバネアオカメムシは成虫体長10~12mm、体色は光沢のある緑色で前翅は紫がかった茶色である。14粒ずつかためて産卵し、幼虫はスギ、ヒノキの毬果内の種子を吸汁して生育する。落葉下で成虫越冬し、年2~3回発生する。/ツヤアオカメムシは成虫体長14~17mm、光沢の強い緑色で暗色の小さい点刻がある。14粒ずつかためて産卵し、幼虫はスギ、ヒノキの毬果内の種子を吸汁して生育する。常緑広葉樹の樹幹内で成虫越冬し、年1~2回発生する。/クサギカメムシは成虫体長13~18mm、暗褐色地に不規則な黄褐色の斑紋がある。14粒ずつかためて産卵し、幼虫はスギ、ヒノキの毬果内の種子を吸汁して生育する。家屋内や樹皮下で成虫越冬し、年1~2回発生する。 |
![カメムシ類](/secure/37264/kajucya-i0022.jpg) |
![カメムシ類2](/secure/37264/kajucya-i0023.jpg) |
![カメムシ類3](/secure/37264/kajucya-i0024.jpg) |
![カメムシ類4](/secure/37264/kajucya-i0025.jpg) |
アザミウマ類 |
![被害の特徴と発生形態](/secure/37264/logo-1.gif)
ミカンキイロアザミウマは雌成虫が体長約1.5mmで、夏に淡黄色、冬には茶褐色になるのが多い。雄成虫は体長約1.0mmで、体色が1年中中淡黄色である。/チャノキイロアザミウマは、成虫が体長約1mmで、体が黄色、翅は茶褐色である。腹部に微毛があり、胸背に横しまがある。 |
![アザミウマ類](/secure/37264/kajucya-i0026.jpg) |
![アザミウマ類2](/secure/37264/kajucya-i0027.jpg) |
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ハダニ類 |
![被害の特徴と発生形態](/secure/37264/logo-1.gif)
カンザワハダニは雌成虫が体長0.44mmで赤または濃赤色の体色であり、雄はやや小さい。/ミカンハダニは雌成虫が体長0.45mmで鮮赤色である。雄は0.36mm前後。 |
![ハダニ類](/secure/37264/kajucya-i028.jpg) |
![ハダニ類2](/secure/37264/kanucya-i0029.jpg) |
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果実吸汁ヤガ類 |
![被害の特徴と発生形態](/secure/37264/logo-1.gif)
アケビノコノハは、成虫の前翅長約5cmの大型のガで、夜行性である。成虫は春から秋まで長期にわたって各種の果実に飛来して吸汁する。成虫で越冬する。/アカエグリバは、成虫の前翅長約2.4cmのガで、夜行性である。年に3~4回発生し、各種の果実を吸汁する。成虫で越冬する。 |
![果実吸汁ヤガ類](/secure/37264/kajucya-i0030.jpg) |
![果実吸汁ヤガ類2](/secure/37264/kajucya-i0031.jpg) |
![果実吸汁ヤガ類3](/secure/37264/kajucya-i0032.jpg) |
![果実吸汁ヤガ類4](/secure/37264/kajucya-i0030.jpg) |
コガネムシ類 |
![被害の特徴と発生形態](/secure/37264/logo-1.gif)
ドウガネブイブイは、成虫が体長2~2.5cmで、羽は藍色から青銅色である。成虫の発生は6月~9月で、夜間土中に潜っており、土中に産卵する。幼虫は土中におり、根を食害する。/マメコガネは、成虫が体長1~1.3cmで、胸部背面が濃緑色で、羽は黄褐色である。5~6月頃から発生する。土中に産卵する。幼虫は土中におり、根を食害する。 |
![コガネムシ類](/secure/37264/kajucya-i0034.jpg) |
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コスカシバ |
![被害の特徴と発生形態](/secure/37264/logo-1.gif)
成虫は体長1.4~1.7cmで、黒っぽい蜂の形をしており、羽は透明で、縁が黒色、腹部には黄色の横線が2本ある。年1回5月~10月に発生し、樹皮の割れ目などに産卵する。老熟幼虫は体長約2.5cmで、頭部が黄褐色、胴部が淡黄白色である。 |
![コスカシバ](/secure/37264/kajucya-i0035.jpg) |
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ロウムシ類 |
![被害の特徴と発生形態](/secure/37264/logo-1.gif)
ツノロウムシは単為生殖する。虫体は白色の柔らかいロウ物質で覆われる。背面は三角帽子状に突出するが、成熟するとドーム状に丸くなり、体長6~8mmに達する。年1回の発生で、成虫で越冬する。5月中~下旬にカイガラの下に産卵し、孵化幼虫は6月中~下旬に現れ、8月下旬頃に成虫になる。近似種にカメノコロウムシがある。/ルビロウムシはアズキ色の比較的固い分泌物で覆われ、成虫の体長は4~5mmになる。生活史は上記2種とほぼ同じだが、産卵は6月上旬、孵化幼虫出現は6月下旬~7月下旬、成虫出現は8月下旬~9月中旬である。 |
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