農業研究開発センター 季節の風景
(令和6年12月25日更新)
用土の代替資材/本所 栽培・流通科
花壇苗の用土として用いるピートモス等の輸入資材の入荷が不安定となっており、価格が高騰しています。そこで、当センターでは、代替資材として国内で安価に入手できるもみ殻に着目し、パンジー等の用土にもみ殻を混入した栽培試験を行っています。
(写真左から:もみ殻を混入した用土で育つパンジー、代替資材のもみ殻)
土壌成分量の調査/本所 環境科
毎年、県内の各地点において継続的に農地の土壌成分等を調べる土壌調査を実施しています。栽培する作物や施肥の状況によって土壌中に含まれる成分量が異なるため、生産者へのアンケート調査を実施しつつ、土壌中の炭素、窒素、リン酸およびカリウムといった成分量の分析を行っています。
(写真左から:土壌の採取、採取した土壌の断面)
ヤマトトウキの収穫/果樹・薬草研究センター
当センターでは、薬用作物ヤマトトウキに関する研究を行っています。開花すると根の品質が損なわれ、生薬として使えなくなります。そこで、ヤマトトウキの抽苔しにくい品種の育成や葉の収穫などによる根の品質改善策の検討を行っています。
(写真左から:根の土落とし、収穫後の乾燥)