奈良県西和医療センター

所在地 〒636-0802
奈良県生駒郡三郷町三室1丁目14-16
開設者名 地方独立行政法人奈良県立病院機構 理事長
理事長 上田 裕一
病院長 土肥 直文
病床数 300床
マッチング参加の有無 有  マッチング参加
問合せ先 総務課研修係
TEL 0745-32-0505 内線:2212
FAX 0745-32-0547
URL http://seiwa-mc.jp/
e-mail seiwa-soumu-kensyu@nara-pho.jp

外観写真

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臨床研修情報2-1

研修管理委員長 森本勝彦(腎臓内科部長)
プログラムの特色

1. 医師だけでなく、院内のすべてのスタッフがみんなで臨床研修医を育てる環境を整えている。

2. 内科系・外科系を問わず圧倒的な救急診療を経験する。

3. 少数精悦主義のため、研修医ひとりあたりの経験が豊富である。

4. 集学的循環器病治療センターを有しており、循環器系疾患や脳神経疾患などの高度医療(手術や血管内治療)が充実している。

5. 中央内視鏡部門が強化されており、内視鏡を用いた高度な治療を含む消化器疾患の症例数が多い。

6. 指導医だけでなく、院内・院外のエキスパートによるレクチャーやケースカンファレンスなど2年間を通した全体学習に力を入れている。

7. 地域医療研修として、奈良県内のへき地医療、緩和医療、保健所での行政などを経験できるほか、神奈川の地域医療研修も選択できる。

8. 2年目プログラムは3年目に選択する専門医コース等の進路に合わせた様々なプランの作成が可能で、奈良医大附属病院や奈良県総合医療センターから選択できる。

プログラムの目標 ●研修理念

①救急医療と総合診療を中心に幅広い疾患に対応できる医師の養成(総合診療能力)

②患者や家族の社会的背景に配慮し、高い倫理観を持って患者に尽くすことができる医師の養成(倫理観)

③医療チームの一員として他の診療科や他職種のスタッフと適切な協力関係を築くことができる医師の養成(チーム医療)

④公的医療機関の一員として、いかなる時も地域社会に貢献する責任感を有する医師の養成(地域貢献)


●研修の目的

・将来、プライマリ・ケアに対処し得る第一線の臨床医、または高度の専門医を目指すために必要な診療に関する基本的な知識、技能および態度の修得


●プログラムの一般目標

①頻度の高い疾病や外傷の診断と治療ができる。

②救急の初期医療ができる。

③適切な時期、方法で他科や専門医に紹介できる。

④医療情報、診療内容を正しく記録する習慣を身につけ、正確に他に伝達できる。

⑤チーム医療を理解し、実践できる。

⑥患者、家族との信頼関係を確立できる。

⑦疾病の予防、健康管理、リハビリテーションについて理解し、基本的医療計画ができる。

奈良県
西和医療センター
臨床研修プログラム
募集人員 10名
プログラムの特徴とポイント ・少人数でローテートするため圧倒的な症例数を経験することができ、教育力にすぐれた指導医と、病院のスタッフ全員が一丸となって研修医を育てる体制の中で成長できます。
・広範囲にわたる充実した全体学習に加え、研修医全員に1台ずつ電子カルテ端末を配布し、研修医が診療しやすい環境と、院内WifiでUpToDate検索など勉強しやすい環境を提供しています。
・勤怠管理システムの導入による有給休暇の取得促進等、研修医の働きやすさを実現しています。

臨床研修情報2-2

必修科目 内科 総合内科、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、腎臓内科の中から最低24週を選択
(※救急外来における基礎研修を含む)
外科 初年度の4週間において外科的疾患の初期治療を習得する。外科・消化器外科、脳神経外科、心臓血管外科、泌尿器科、整形外科、形成外科、乳腺外科の中から選択
小児科 小児科に必要な基礎技術の習得する。
産婦人科 産婦人科に必要な基礎技術の習得する。
精神科 精神科に必要な基礎技術の習得する。(信貴山病院ハートランドしぎさん、県立医科大学附属病院、上野病院の精神科から選択履修)
救急部門 救急科や麻酔科における重症患者を中心とした救命医療の修練。
奈良県総合医療センターまたは県立医科大学附属病院の救命救急センターでの研修も選択可能
地域医療 僻地医療、中小病院または在宅医療実施診療所での一般外来診療を中心とした研修。
南奈良総合医療センター、三浦市立病院(神奈川県)、奈良県総合リハビリテーションセンター、やわらぎクリニック、郡山保健所
※ 地域医療研修は2年目の選択期間中に行う。
一般外来 各科および地域医療での研修中に並行して行う。
選択科目 奈良県西和医療センター、奈良県総合医療センター、奈良県総合リハビリテーションセンター、奈良県立医科大学附属病院、国保中央病院、信貴山病院ハートランドしぎさん、上野病院、三浦市立病院、やわらぎクリニック、大阪暁明館病院、南和広域医療企業団の各病院及び郡山保健所に設置されている診療科全て
関連協力型病院 協力型臨床研修病院 奈良県総合医療センター、奈良県立医科大学附属病院、信貴山病院ハートランドしぎさん、国保中央病院、南奈良総合医療センター、上野病院(三重県伊賀市)、大阪暁明館病院
研修協力施設 奈良県総合リハビリテーションセンター、三浦市立病院(神奈川県三浦市)、やわらぎクリニック、奈良県郡山保健所

現在の研修状況と進路

現在の研修医人員 1年次 10名 / 2年次 10名
研修医の主な出身大学 奈良県立医科大、関西医科大、和歌山県立医科大、兵庫医科大、愛知医科大、香川大、愛媛大、藤田医科大、旭川医科大、金沢大、九州大、大分大、熊本大 等
研修終了後の進路
(H16年以降)
奈良県西和医療センター、奈良県総合医療センター、奈良県立医科大学附属病院、ハートランドしぎさん、市立奈良病院、大阪警察病院 等

メッセージ

指導医からの一言
院長
土肥 直文
 当センターは、奈良県西和地域の急性期拠点機能を役割とする地域医療支援病院です。
 そのため、重症患者の救急医療と、高度な専門的医療の提供が責務となります。
 また、県立系の公的病院ですので、新型コロナウイルス感染症パンデミックの拡大当初の恐ろしい時期にも、立ち向かって行く勇気と使命感を有する職員ばかりです。そのような最前線の医療現場で、医療チームの一員として、仕事にあたる「医療人としてのスピリット」の形成を研修の大きな目標としています。患者さんはもちろん、その背景におられるご家族などの支援者の思いや不安を想像し、進むべき治療法を共に考えること(Sheard Decision Making)を重視し、指導医の指導のもと、研修医には積極的に救急初診(First-touch)の経験と積ませています。
ただ次々と診療科をローテートするだけではなく、ローテート診療科から離れて、テーマ毎に学習する機会を数多く設けています。これを読んでくれている新研修医を目指す諸君が、しっかりした臨床的思考のもと、思いやりのこころと人の命に対する責任感を持って、目の前の患者さんのために全力を尽くせる、本当に魅力的な医師に育つように私たちが全力でサポートします。
研修医から一言
令和6年採用研修医
岡本怜奈
 私が奈良県西和医療センターを志した理由は大きく分けて 3 つあります。
 まず1つ目は切磋琢磨できる同期が多いことです。奈良県西和医療センターは全国津々浦々の大学から研修医を採用しています。同期は学んできた環境や方言も違いますが、向上心や患者さんに対する思いは一丸となっています。お互いに励まし助け合い、教え合いながらみんなでステップアップしていくことができます。この多すぎず少なすぎずといった人数は私にとってちょうど良いと感じています。
 そして2つ目は診察や手技をたくさん経験させてもらえるところです。入職して2週目から当直業務が始まり、研修医は患者さんにファーストタッチを行います。もちろん初めはどうしていいのか分からないので2年目の先輩や上級医の先生と一緒になって診察を行い、手技の練習を十分に経て実践に移ります。他の病院の研修医に比べても遙かに経験値は高いと私は思います。病院見学に来た際はぜひ、研修医がどのように働いているか見て欲しいです。
 最後に3つ目は病院の職員がみんな優しいところです。奈良県西和医療センターでは、コメディカルみんなで研修医を育てる、といった雰囲気があります。上級医が指導するのはもちろん、看護師さんも手技を行う際に横について見守ってフィードバックをくださります。技師さん、薬剤師さん、理学療法士さんなど、コメディカルの方から勉強させていただくことも多いです。みなさんの雰囲気が温かいので気兼ねなく質問もできて毎日たくさんの学びを得て、のびのびと研修が行えます。この雰囲気の良さを、実際に当センターに来て感じてもらえたらと思います!
 奈良県西和医療センターは大阪からのアクセスもいいので、気軽に病院見学に来てもらえたらうれしいです。ぜひお待ちしております。

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