南奈良総合医療センター

所在地 〒638-8551
奈良県吉野郡大淀町大字福神8番1
開設者名 南和広域医療企業団 企業長
院長 小畠 康宣
マッチング利用 参加
病床数 232床
問合せ先 教育研修センター
TEL 0747-54-5000
FAX 0747-54-5020
URL http://nanwairyou.jp/minaminara/
e-mail kenshu@nanwairyou.jp

外観写真

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臨床研修情報2-1

研修管理責任者 岡﨑 愛子
プログラムの特徴 南奈良総合医療センターは奈良県南部の南和医療圏に位置しています。「南和の医療は南和で守る」という理念のもと、この地域の唯一の公的急性期病院として地域に根差した医療を展開しています。研修プログラムの大きな特色として以下の3つが挙げられます。

①県内屈指の救急搬送件数
南和医療圏の急性期医療を一手に担っているためコモンディジーズを抱えた患者さんが多くおられます。救急・プライマリケア診療に対する地域からの大きなニーズに対してER型の救急センターがしっかり対応するとともに、ドクターヘリの基地病院として一刻を争う救急疾患に対する迅速な治療介入も行っています。一年を通して救急外来カリキュラム研修があるため継続的に救急診療に携わることができ、技術や知識を無理なく身に付けることができます。

②総合診療科が活躍し、へき地診療所支援や在宅診療も実施
総合診療科には16名の医師が在籍し、患者中心の医療を大切にしながら初診外来や入院診療、在宅診療やへき地診療所支援まで行います。訪問診療では年間約2,650件以上の訪問診療件数や約70件程度の在宅看取りも行い、へき地支援ではテレビ会議システムや電子カルテ共有システムを利用して濃密な連携体制をとっています。在宅研修/へき地短期研修を必須としており、地域医療の温かさを学ぶことができます。

③南和地域を丸ごと使った多彩な研修フィールドときめ細かな教育体制
各専門科も充実しており、地域特性に応じた専門医療を実践しています。救急科/総合診療科と各臓器別専門科、多職種、院内の各部署が有機的に連携して医療を提供しているため、病院全体として地域の声に耳をかたむけ、地域の健康を守っています。そして院内の各部署のみならず、地域で活躍するケアスタッフやメディカルスタッフとも顔の見える関係が構築されています。この環境のなかで、「地域を診る」醍醐味を味わいながら手厚い教育が受けられます。
プログラムの目標 プライマリケアを中心とした基本的診療能力を身につけることはもちろんのこと、単なる医療知識や医療技術のみならず、患者の心理・社会的背景を踏まえたうえで患者中心の医療を真摯に実践し、病気を抱えながらも最期まで住み慣れた地域で生きることをサポートできる地域医療のリーダーとなる医師を育てることを目標としています。
カンファレンス特徴・内容 最大の特徴は毎月開催される「レジデントデイ」です。完全に業務から離れ、「一か月の振り返り・医師の基本スキルに関するワークショップ・レポート指導・症例検討会・外部から有名講師を招いての教育回診」などを行うことで、沢山の臨床経験を“やりっぱなし”にせずに確実に定着させることができます。その他にも「スキルアップウィーク」として各科指導医や認定看護師による研修医むけ講義があり、各科もカンファレンス、抄読会など行っています。
プログラム1 募集人員  4人

表

臨床研修情報2-2

プログラムの内容 内科部門
(26週)
総合診療科(10週)、内科系(4週×5回)の合計30週間。総合診療科を除く内科研修中は半日・2コマ/週で救急部門にて研修を行うため、平日の5分の4(全体の80%)を内科研修、平日の5分の1(全体の20%)を救急部門研修として過ごす。従って、実際の内科部門研修期間は10週+20週×0.8=26週相当となる。
外科部門
(9.6週)
外科部門は消化器/総合外科、整形外科、脳神経外科を各4週で計12週の研修を行う。 ただし、期間中、半日・2コマ/週の救急カリキュラム研修
(救急車搬送/外傷患者ブース)を含むため、実質的には9.6週相当となる。救急研修前に外科系基本手技を修得することが望ましい。
救急部門
(14.6週)
救急部門を6.4週相当のカリキュラム研修と4週間の救急科ブロック研修とに分割して研修し、麻酔科4週を加えた計14.6週の救急部門研修を行う。
小児科
(4週)
奈良県総合医療センターまたは、奈良県西和医療センターにて4週の研修を受ける。
産婦人科
(4週)
当院婦人科にて2週の婦人科研修、奈良県立医科大学附属病院産婦人科にて2週の産科研修を受ける。
精神科
(4週)
秋津鴻池病院または、奈良県立医科大学付属病院にて4週の研修を受ける。
地域医療
(8週)
地域医療1は、吉野病院2週、五條病院2週の研修にて、地域包括ケア病棟、療養病棟での回復期/慢性期医療、および町の診療所の外来、保健所、院外薬局研修を行う。
地域医療2の4週は、当院在宅医療支援センター/へき地医療支援センターにて、在宅診療、へき地医療を実際に経験するとともに、多職種連携についても理解を深める。
一般外来研修
(4週)
総合診療科医師の指導のもと、外来主治医として主に慢性疾患を抱える患者の診療に従事する。
麻酔科
(4週)
当院麻酔科にて4週の研修を受ける。救急部門研修の前にローテートし、気管挿管等の基本手技を修得することが望ましい。
選択科目
(20週)
当院または協力病院の全診療科から選択することができる。
関連協力型病院 産科/選択 奈良県立医科大学附属病院
精神科 秋津鴻池病院、奈良県立医科大学附属病院
小児科/選択 奈良県総合医療センター
奈良県西和医療センター
地域医療 南和広域医療企業団 吉野病院
南和広域医療企業団 五條病院
メッセージ
指導医からの一言  当院は奈良県の南和地域の医療の要として設立され、「南和の医療は南和で守る」をモットーとしています。「南和まるごと研修」は、実践的な臨床現場力を身に付けるプログラムです。上級医の手厚い指導のもと、救急疾患やcommon diseaseの対応を密に経験し、在宅研修やへき地研修を通して地域や家族とともに患者に寄り添う医療を学んでいただきます。
 月に1度、まる1日通常業務から離れて、医師としての知識、思考力、スキルを高める「レジデントデイ」などたくさんの教育の機会を用意しています。病院全体のスタッフで研修医の成長を手厚くサポートしています。医師としての第一歩をぜひ当院で過ごしてみませんか。

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