当センターには、音訳ボランティアグループ「草笛会」があり、2024年4月1日現在の会員数は、139名です。
音訳の作業は、図書の音読だけでなく、音読した音声の録音、録音された音声を聴いて誤読や不明瞭な発音等がないかをチェックする校正、校正に基づく修正を経て録音図書を完成させるまでを含みます。
完成した録音図書は、全国の視覚障害者に提供されます。
音声の録音は、音訳用ソフトウエアが入ったパソコンにマイクを接続して行います。このようなパソコンを用いた録音では、録音した音声の修正が容易です。また、音声データをインターネット上にアップロードして、録音図書をより多くの視覚障害者に提供することが可能になります。
当センターには録音用のパソコンを備えた5つの録音室が設置されています。自宅に雑音のない環境を確保できれば、自宅での録音も可能です。
草笛会では、図書のほかに雑誌や新聞の音訳、視覚障害者と対面して郵便物や説明書等を音読する対面読書、映画の音声解説なども行っています。