県産材を使用した県有建築物の整備事例紹介

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2月14日に木質バイオマス利活用フォーラムを開催しました!

去る2月14日(土)13時~16時に、奈良県における木質バイオマスのエネルギー利用について広くPRするため、県が進めている熱利用実証実験のデータや様々な関係情報を発信する「木質バイオマス利活用フォーラム」を橿原文化会館(橿原市北八木町)で開催しました。
 当日は、県内外から約250名の方々の来場がありました。

1.開会挨拶
  開会に先立ち、荒井知事から挨拶があり、木質バイオマスのエネルギー利用促進のため、
 各種の課題解決に向けたさらなる取り組みを進め、本県の実情に即した地産地消型エネルギ
 ー利活用モデルの構築に努めて参ります、と発言されました。
  荒井知事
      (挨拶する荒井知事)
  当日の様子
               (当日の会場の様子)

2.東京農業大学地域環境部 宮林茂幸教授による基調講演
  「地域振興と森林リクリエーション」、「山村と都市の交流」、「地域開発と村おこし」
 といったテーマを研究され、「企業の森づくり」や「山村振興と木質バイオマスエネルギ
 ー」をテーマとしたフォーラムやシンポジウムにおいて、基調講演やコーディネーターを務め
 る等、精力的に活躍されている宮林先生より、「環境の時代における森林整備と木質バイオ
 マス利用」というタイトルで基調講演をしていただきました。
  当日の講演資料はこちら・・・・kicyoukouen.pdf(2015年2月20日 15時30分 更新 4541KB)

   宮林先生
      (基調講演される宮林教授)
   基調講演
               (基調講演の様子)

3.奈良県取組報告
  奈良県の森林や林業・木材産業を取り巻く状況に続き、木質バイオマスの利用拡大に向け
 て、県有林からの間伐材の搬出、小型の移動式ペレタイザーを使った木質ペレットの製造、
 県有施設での熱利用の実証実験について、これまでの取組内容の報告を行いました。
 奈良県報告資料・・・narakenhoukoku.pdf(2015年2月20日 15時43分 更新 3573KB)
   県報告
             (奈良県の取組報告の様子)

4.パネルディスカッション
  パネルディスカッションに先立ち、パネリストの方々より、それぞれの取組報告をしてい
 ただきました。
 ①吉野小水力推進協議会 岸田かおる事務局長
  「身近な暮らしから木質バイオマス利用をカスタマイズ」・・・jirei1yoshinosyousuiryoku.pdf(2015年2月20日 15時43分 更新 2577KB)
   岸田氏
            (岸田氏による報告の様子)
 ②奈良県森林組合連合会 北野享司専務理事(奈良県木質バイオマス安定供給協議会)
  「奈良県における木質バイオマス発電」・・・jirei2mokushitubaiomasuannteikyougikai.pdf(2015年2月20日 15時43分 更新 1587KB)
  北野氏
              (北野氏による報告の様子)

  ③三郷町 森宏範町長
   「三郷町での木質バイオマスの利用について」・・・jirei3sangoutyou.pdf(2015年2月20日 15時43分 更新 1809KB)
   三郷町
              (三郷町長による報告の様子)

  ④市民生活協同組合ならコープ 森宏之理事長
   「吉野共生プロジェクトの取組とならコープエネルギー政策」・・・jirei4naracoop.pdf(2015年2月20日 15時43分 更新 4093KB)
   ならコープ
             (森理事長による報告の様子)

  ⑤(株)Hibana(ヒバナ)/京都ペレット町家ヒノコ 松田直子代表取締役
   「京都市での木質ペレット利用・PRの取組について」・・・jirei5hibana.pdf(2015年2月20日 15時43分 更新 4402KB)
   松田氏
           (松田代表取締役による報告の様子)

  ○パネルディスカッション
    基調講演をしていただいた宮林教授(東京農業大学)にコーディネーターをしていただ
   き、意見交換をしました。
    意見交換に先立ち、奈良県農林部次長田中俊雄(林務全般担当)から戦後~現在までの
   林務行政についての概略を報告しました。・・・narakenhoukoku.pdf(2015年2月20日 15時43分 更新 3573KB)rinmugyousei.pdf(2015年2月20日 16時34分 更新 3828KB)
   次長
   (戦後~現在までの林務行政について話す田中次長)
   
    意見交換では、山側における岸田氏及び北野氏の取組、計画(グランドデザイン)とし
   ての三郷町長の取組、その中間としての森理事長及び松田氏の取組の3パターンに分け
   て、
    1)木質バイオマス利用の拡大・発展に必要な事柄
    2)それぞれの取組で苦労したこと
    3)連携のために必要な取組
   等について、意見が出されました。

        パネルディスカッション
              (パネルディスカッションの様子)
       パネリスト
                  (パネリストの方々)
    また、ストーブやボイラー等の製品能力の向上などにより、木質バイオマスは家庭でも
   使えるレベルにあることや、森林資源の多い奈良県において、時代に合わせた新しいエネ
   ルギー供給のためのバイオマス基地の再構築・発展を期待するといったコメントが寄せら
   れました。

    来場者からは、「木質バイオマスの利用が思っていたよりも身近なものになっていると
   感じた」という感想などが多く寄せられました。
   アンケート結果・・・anke-tokekka.pdf(2015年2月20日 16時55分 更新 2029KB)