奈良は、古くは推古天皇の時代に薬狩りが行われ、多くの薬用植物を産する地です。この奈良の地で、平成24年12月から「漢方のメッカ推進プロジェクト」を立ち上げ、漢方の産業化と医療の向上を目的に、薬用作物の生産拡大から漢方製剤や関連商品・サービスの創出に総合的に取り組んでおります。
今回はそれらに関係する知見を広く周知する目的で、「漢方シンポジウム」を開催することとなりました。本シンポジウムでは、「漢方薬を知りたい~ゆかりの地 奈良から~」と題して3名のシンポジストの先生方にご講演いただき、漢方、生薬、薬用植物のことについて皆様にご紹介させていただきます。
関連商品の販売や展示、関連イベントの「NaRaくすりと健康2022」「県立研究機関 研究発表会」も同時開催しておりますので是非お立ち寄りください。
【漢方シンポジウム2022 漢方薬を知りたい~ゆかりの地 奈良から~】
漢方薬・生薬認定薬剤師制度の単位対象(1単位)講習会として許可されました!
薬剤師の先生方もぜひご参加ください。 ※薬剤師でない方もご参加いただけます
ご案内チラシ(pdf 3797KB)
<日時>
令和4年10月22日(土曜日) 午後12時50分~午後3時(正午12時より開場)
※シンポジウムに関する展示・販売等は午前10時から午後5時まで行っています。
<プログラム>
12時50分 開会
13時00分 講演(1) 「奈良県プロジェクトの目指す未来 臨床漢方の可能性」
奈良県立医科大学 大和漢方医学薬学センター 特任教授 三谷 和男氏
概要
奈良県は薬用作物について、推古朝に遡る歴史、配置薬業の文化があります。県独自の手法で高品質の薬用作物の生産、漢方関連品の製造販売による県内の産業活性化を目的とし2013年に県庁にプロジェクトチームが立ち上がりました。今回は、医療創生の未来に目を向けた臨床応用についてご紹介させていただきます。
13時30分 講演(2) 「国内における薬用作物生産の取り組み」
日本漢方生薬製剤協会 生薬国内生産検討班 班長 小柳 裕和氏
概要
漢方・生薬製剤の需要が高まる中、国民の皆様の健康に継続して貢献するためには、原料となる薬用作物の安定調達体制を確保することが不可欠です。中国からの輸入と併行して、国内調達量を増やすことも大変重要な課題です。
国内における薬用作物生産を拡大・推進するため、業界がこれまでに取り組んできた内容を紹介いたします。
14時00分 講演(3) 「漢方の将来ビジョンにおける日本漢方生薬製剤協会の取り組み」
日本漢方生薬製剤協会 国民の健康と医療を担う漢方の将来ビジョン研究会
提言実現プロジェクトリーダー 味岡 賢士氏
概要
漢方薬には保険適用される医療用と薬局で購入できるOTC薬品があります。
その中で、医療用の漢方薬は科学的根拠の解明や漢方医学教育の導入などから、近年、多くの医師が様々な疾患の治療に用いられるようになってきました。
しかし、天然物由来の医薬品という特性から多くの課題もあります。
漢方薬で国民の皆様の健康に貢献するための業界としての取り組みを紹介いたします。
14時30分 質疑応答
15時00分 終了予定
<申込>
申し込みはこちら
※申込締切は過ぎましたが、座席に余裕がありますので当日参加も受け付けます。
<申込締切>
2022年10月16日(日曜日)
<注意事項>
○マスク着用(不織布マスク推奨)の上、ご参加ください。
○会場出入口での検温・消毒にご協力ください。
○会場内での飲食はご遠慮ください。
○当日は受付を行いますので、お時間に余裕を持ってお越しください。
○下記の方はご来場をお控えください。
・37.5℃以上の発熱がある方
・のどの痛み、咳、息苦しさなど風邪様症状がある方
・新型コロナウイルス感染症陽性者と濃厚接触がある方や同居の家族に感染が疑われる方がいらっしゃる方
○認定講習単位希望の薬剤師の方は下記の物を必ずご持参ください。
・本人確認ができるもの
・PECSより表示できる二次元バーコードを印刷したもの
<主催>
奈良県/一般社団法人奈良県薬剤師会
<お問い合わせ先>
事務局 奈良県福祉医療部医療政策局薬務課振興係
〒630-8501 奈良市登大路町30
TEL:0742-27-8673 FAX:0742-27-3029
【NaRaくすりと健康2022】
<日時>
令和4年10月22日(土曜日) 午前10時~午後5時
<イベント内容>
○くすりの正しい知識の普及と医薬分業についての啓発
○奈良の薬、薬用植物に関する展示・販売
○健康測定(血管年齢測定、ヘモグロビン測定)
○ワークショップ
<ワークショップの概要>
○じぶんでつくる入浴剤
奈良では、薬草木が薬以外にも薬湯など姿かたちを変えて古くから民衆の生活に寄り添い続けてきました。霊山寺の薬師湯殿や法華寺のからふろにもその歴史を残しています。大和の薬草を使って自分好みのオリジナル入浴剤作りを体験いただけます。
○オリジナルにほひ袋づくり
香りは人の心に、深いかかわりを持っています。自分自身が心地よいと感じる香りを嗅ぐとリラックスします。人体に及ぼす効果のほかに防虫作用などもあり、正倉院にもにほい袋や香木が収められています。古くから薬にも使われてきた香りの植物を組み合わせて、自分の好きな香りを探し、自分だけのにほひ袋作りを体験いただけます。
※いずれのワークショップも当日先着順です。数に限りがございますのでご了承ください。
※いずれも体験時間は10分程度です。
※荒天の場合、中止となります。ワークショップ開講の有無は当日、当ホームページをご確認ください。
[昨年のイベントの様子]
【県立研究機関 研究発表会】
<日時>
令和4年10月22日(土曜日) 午後3時10分~
<申込>
申し込みはこちら
※申込締切は過ぎましたが、一部座席に余裕がありますので当日参加も受け付けます。
※第3会議室は満席となりました。
時間 |
○第1会議室 |
○第2会議室 |
○第3会議室 |
15:10~15:25 |
【キハダの育苗と定植後の生育】
農業研究開発センター
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【奈良県産及び全国優良種のキハダの遺伝子解析による比較】
保健研究センター
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【ヤマトトウキ葉の含有成分の推移について(仮)】
産業振興総合センター
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15:30~15:45 |
【キハダ葉粉末飼料給与が鶏の卵質に及ぼす影響(仮)】
畜産技術センター
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【キハダの葉と実の有効活用の検討】
産業振興総合センター
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【大和当帰(根)中の含有成分の検証】
薬事研究センター
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15:50~16:05 |
【キハダの育苗(仮)】
森林技術センター
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【奈良県産オウバクの含有成分の推移】
薬事研究センター
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【ヤマトトウキにおける高品質生産技術の開発】
農業研究開発センター
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