知事の動き

2025年2月13日 知事定例記者会見

知事定例記者会見において、冒頭「流域下水道管渠の緊急点検の結果」についてコメントを発表し、続いて4件の発表を行いました。

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  • 流域下水道管渠の緊急点検等の結果について

埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故を受け、国土交通省からの要請にもとづき、浄化センターに流れる口径2m以上の流域下水道管渠約15kmについて、下水道管渠の緊急点検と路面下空洞調査を行いました。調査の結果、下水道管渠の緊急点検については、道路陥没につながるような異状は確認されませんでしたが、路面下空洞調査については、39箇所で空洞の疑いが発見されました。このうち2箇所については、比較的浅い位置にあり路面陥没発生の可能性が高いことから、詳細調査を行い、比較的小規模な空洞が確認されたため、空洞を解消する補修工事を昨夜のうちに完了しています。その他の37箇所については、今後、詳細調査を実施し、空洞の有無や空洞の大きさ等を確認してまいります。今回の緊急点検においては、下水道管渠の異状は確認されませんでしたが、引き続き、日常点検や定期点検等を適切に実施し、異状を確認した場合は早急に対応するなど、安全・安心な下水道施設の運営管理に努めてまいります。

 

  • 国民スポーツ大会を見据えた競輪場の再整備及び収益を活用した基金の創設等について

山下知事は、「黒字を維持する一方で老朽化が進む競輪場について、国民スポーツ大会リハーサル大会までの再整備完了を目指すとともに、競輪事業の収益を活用し、スポーツ及び文化の振興に繋げたい」と説明しました。

 

  • 「奈良」が持つポテンシャルを最大限引き出す 産業政策のパッケージ2025

本県の産業政策の今年度の実績や成果、来年度に向けた取組等をとりまとめた「産業政策のパッケージ2025」について発表しました。奈良県では、企業の声をベースとした産業政策を展開しており、それを「産業政策のパッケージ」としてとりまとめています。本日は、人材確保の抜本的強化や生産性向上と新規事業への強力な支援など、奈良の成長に必要な8つの柱をもとに、これまでの実績や今後の取組内容等について説明しました。山下知事は、今後に向けて、特に人材確保と用地確保について力を入れて取り組んでいきたいと述べました。引き続き、企業の声を聞いて、施策を構築し、その施策の情報をしっかりと届けていくというサイクルを基本に、産業振興に取り組んでまいります。

 

  • 奈良県公契約条例の制度見直し~SDGs企業認証取得による評価を導入等~

山下知事は、「条例施行後10年をむかえさらに幅広く社会的価値の実現を推進するため、公契約の業者選定時に奈良県SDGs企業認証を取得した企業を加点評価する仕組みを新たに導入する」と説明しました。この見直しにより、奈良県公契約条例の理念のもと、労働条件の確保や障害者雇用の推進などの従来からの評価項目に加えて、さらに幅広く県内事業者の「社会」「経済」「環境」分野での取組を業者選定時などで評価することとなります。県発注契約において社会的価値の向上のための取組が促進され、地域経済の発展や県民の福祉の向上にもつながることを期待しています。

 

  • 奈良県・忠清南道交流推進事業について

山下知事は、令和7年度の取組の最終的な案について説明し、「日本と韓国は隣国で大事な関係。今回のイベントに多くの若者が参加することにより、将来の日韓交流を担う若者の韓国への理解が、進んでいくことを期待している。」とその意義を述べました。

2025年2月13日