農業
当地域の農業は中山間地域に展開され、立地・形態により大きく二分されます。
一つは五条市・下市町にかけての中山間地域に広がる果樹地帯で、ここでは国営農地開発事業による農地造成が進み、全国でも有数の柿産地を形成しています。
一方、山間地域における農業は、林業との複合のなかで立地条件や気象条件を活かし、キノコや薬草等の生産がなされるとともに観光とリンクさせた加工場づくりなど地域特産物開発の取り組みが進んでいます。
林業
当地域の林業は、吉野川流域(紀ノ川水系)と北山・十津川流域(新宮川水系)の2流域に大きく分かれています。
吉野川流域は、全国的に有名な吉野林業に代表される1市3町4村で構成されています。
また、北川・十津川流域は、全国最多雨地帯である大台山地、近畿最高峰である八剣山(1,915m)を源流とした流域で、6村で構成されています。
この地域は、古くから植林が行われてきたことから、森林資源は全国平均を大きく上回っており、豊かな自然環境を生かし、素材(優良大径木、磨丸太)、林産物(シイタケ等)、割り箸等の生産が行われています。
管内主要指標
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