GAP(農業生産工程管理)について

「GAP」とは

 農産物の生産で最も重要なことは、食品としての安全を確保することです。食品安全、環境保全、労働安全、農業経営管理等に関する取組を行うことで、持続可能な農業生産につながります。
 GAPは、これらの取組状況を確認しながら、農業活動を改善することで、より良い農業経営を実現する取組です。

   ※GAP・・・Good(良い)、Agricultural(農業の)、Practice(実践)


GAP研修会について                        

株式会社AGICから講師を招き、農業者を対象としたGAP研修会を下記とおり開催いたします 。

 

1.目 的   

 GAPは持続可能な農業を行ううえで欠かせない取り組みであるため、GAP(農業生産工程管理)を理解し、「GAPをする」に取り組む生産者の増加を図る。

 

2.開催日時 

 令和5年12月5日(火曜日) 13時~17時

 (12時30分~13時に受付を行います)

 

3.開催場所 

 奈良県農業研究開発センター 交流・サロン棟研修室A(桜井市池之内130ー1)

 【会場案内】

 

4.参加人数

 参加人数は、先着20名までとさせて頂きます。

 定員に達し次第、申込を締め切らせて頂きます。

 

5.研修内容 

 13時~15時30分:生産者や消費者、環境に配慮した持続可能な農業のためにGAPが果たす役割

                   講師:株式会社AGIC 白川 洋輔 氏
 15時45分~17時00分:なら食と農の魅力創造国際大学校の付帯施設にて現地実習 

                   講師:株式会社AGIC 白川 洋輔 氏


6.受講申込  

 下記の「受講申込書」をダウンロードしてご記入のうえ、令和5年11月24日(金曜日)までに、農業水産振興課へFAX(0742-22-9521)又は郵送(〒630-8501奈良市登大路町30)でお申し込みください。先着20名

 受講者へは「参加はがき」を発送いたしますので、研修会当日に必ずお持ち下さい

 【受講申込書(Word)】  【受講申込書(PDF)】

 

 本研修会に関する質問は、農業水産振興課(0742-27-7442)へお願いします。 

 

GAP研修会を開催しました

 令和4年10月25日(火曜日)にGAPを理解し、「GAPをする」に取り組む生産者の増加を図る目的でGAP研修会を開催しました。

 本研修では、株式会社AGICよりGAPコンサルタントの白川氏を招き、「生産者や消費者、環境に配慮した持続可能な農業のためにGAPが果たす役割」と題して、GAPの意味と意義、その成り立ち及び農場評価とリスクコントロールについてご説明頂きました。

 また、信貴山のどか村の栽培ほ場や資材保管場所などを活用し、農業者が認識するべきリスクとその対策について学びました。

 

研修会の様子1研修会の様子2研修会の様子3

GAP研修会を開催しました

 令和4年8月9日(火曜日)にGAPを理解し、「GAPをする」に取り組む生産者の増加を図る目的でGAP研修会を開催しました。

 本研修では、当課担当職員からGAPの取り組み内容を説明した後、株式会社イトーヨーカ堂の久留原氏から「実需者がGAPに期待する役割」と題して、株式会社イトーヨーカ堂が取り組まれている「顔が見える野菜」や「セブンファーム」についてご説明いただきました。

 また、本研修会では実際にGAP認証を取得しているNAFIC(なら食と農の魅力創造国際大学校)の施設を活用し、リスク評価に基づく交差汚染対策、環境負荷低減対策、農作業安全対策などについて学びました。

 

農業教育機関におけるGAPの取り組み

 令和2年度、なら食と農の魅力創造国際大学校(品目:トマト)、奈良県立山辺高等学校(品目:茶)及び奈良県立磯城野高等学校(品目:ミニトマト)の3校がJGAP認証の取得に取り組みました。

 農業水産振興課では各農林振興事務所や学校教育課、各学校と共にGAP研修会や模擬審査などを実施しました。

 GAP認証を取得するためには、農作業で発生する食品安全や環境保全、労働安全、人権・福祉、農業経営に関わるリスク要因を把握し、それらのリスクを減らす取り組みが必要になります。

 各学校は、ほ場や作業場、資材庫の整理整頓、収穫や出荷作業などの動線の改善とルール化、作業日誌や出荷記録の作成などに取り組み、令和3年4月に3校ともJGAP認証を取得しました。

農業教育機関におけるGAPの取り組み(2)

  奈良県立山辺高等学校、奈良県立磯城野高等学校及びなら食と農の魅力創造国際大学校では、安全・安心な農産物を生産する学習の一環として、GAPに取り組んでいます。

  令和3年7月1日現在、各農業教育機関ではJGAP認証を取得した農産物の栽培・収穫が行われています。