昨年は古事記編纂千三百年ということで、暗誦の稗田阿礼を祀った地元郡山の賣太神社が注目を集めました。その一環として古事記市民劇の演出を担当させていただき、そのせいでなお一層、奈良への、そしてそこに息づく古代の記憶への関心が高まりました。今後も自分の創る作品で、古代の人々の息吹を探し続けたいと思っています。現代という時代が見失った、とても大事な何かがそこには眠っている気がします。 さてそのためには、もう一度奈良を歩き直さなくてはいけないでしょう。かつて観光や遠足で巡ったのとはまた別な気持ちで、あらためて奈良という稀有な土地を眺めてみようと思う昨今です。
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