屋外広告物の定期点検による安全性確保の推進について

屋外広告業者・看板などの広告主の皆さま

令和6年10月1日から看板などの安全点検が義務となります(一部令和9年10月1日から)

 奈良県屋外広告物条例を改正し、屋外広告物(看板など)の安全点検の義務などを追加しました。
 この改正により、看板などの落下や倒壊による人身・物損事故を防ぐため、設置・管理業者に限らず、広告主にも管理及び点検が義務となります。改正の内容は、次のとおりです。
 ※奈良市、橿原市はそれぞれの屋外広告物条例が適用されますので、各市窓口にご確認ください。

【改正の内容】
<令和6年10月1日から>
 (1)これまでの管理義務者に、「所有者」「占有者」を追加

 (2)簡易広告物を除く全ての屋外広告物の点検を義務化
 

<令和9年10月1日から>
 (3)地上から広告物の上端までの高さ4mを超えるものは、有資格者による点検が必要

 ※詳細は資料(pdf 349KB)を参照してください。

屋外広告物に関する事故の危険性と点検の重要性

 屋外広告物は、屋外に掲出されるものであり、常に雨、風、日光、気温の変化等の自然環境にさらされています。これらの他にも、台風、地震、雪、豪雨等の異常気象にもさらされます。このような自然環境にさらされる屋外広告物は、経年劣化し、サビやヒビといった劣化を引き起こします。また、屋外広告物の形状によっては、目に見えない部分で劣化が進んでいることもあります。劣化が進んだ屋外広告物を放置すると、落下や倒壊等の事故が発生する危険性が高まります。近年では、人命に関わるような屋外広告物の事故がニュースとして取り上げられています。屋外広告物に関する事故は人や物を危険にさらしてしまうだけでなく、有事の際は、所有者や占有者に賠償責任が生じる場合があります。また、企業や店舗等の信用を失墜させることにもなります。

 このような事故を未然に防止するため、奈良県では、屋外広告物の定期的な点検を推奨し、市町村や関係団体と連携して屋外広告物の安全性確保の推進を行っています。

 

定期的な点検について

 奈良県では、屋外広告物の点検方法、点検箇所、点検時期等について、「安全点検実施ガイドライン」及び「屋外広告物安全点検記録」に定めています。屋外広告物掲出の関係者の皆様には、これらを用いた定期的な安全点検をお願いします。

 ・安全点検実施ガイドライン(pdf 297KB)(2024年4月1日改訂版) (参考:改訂前ガイドライン(pdf 103KB)

 ・屋外広告物安全点検記録(docx 30KB)(2024年4月1日改訂版)  (参考:改訂前安全点検記録(docx 23KB)

 ・安全点検チラシ

 

 以上の他に、国土交通省が作成する「 屋外広告物の安全点検に関する指針(案).pdf」、屋外広告物適正化推進委員会が作成する「オーナーさんのための看板の安全管理ガイドブック.pdf」もご参照ください。

 

 

市町村における屋外広告物の安全性確保の推進

 奈良県では、屋外広告物の許可事務を各市町村に権限移譲しております。屋外広告業の登録等に関する事務を行う県と屋外広告物の許可等に関する事務を行う市町村が連携し、屋外広告物の安全性確保を推進します。

 各市町村における屋外広告物の安全性確保推進の取り組みについては、 各市町村の屋外広告物担当課までお問い合わせください。

 

 

奈良県広告美術塗装業協同組合の協力

 奈良県では、屋外広告業の事業者団体である奈良県広告美術塗装業協同組合と連携し、実効性のある安全性確保の推進を目指します。

 奈良県広告美術塗装業協同組合には、主に以下の事項について協力をお願いしています。

 ・屋外広告物点検技能講習会の受講斡旋や周知活動

 ・点検を実施する技能を持つ人材の育成

 ・点検の方法等に関するアドバイスや点検者の紹介

 ・その他安全性確保の推進に関すること

 

 奈良県広告美術塗装業協同組合への問い合わせは こちら