奈良公園事務所の取り組み

         
 

1.主要プロジェクト

 

2.日常管理

  ■1-1 吉城園地区の整備 ■2-1 公園施設の保全管理
  ■1-2 鹿苑の整備  ■2-2 樹木(花木)の害虫防除及び育成
  ■1-3 公園内の環境改善 ■2-3 園内の安全・安心のための活動
  ■1-4 春日山原始林の植生回復 ■2-4 公園の美化維持及び向上
  ■1-5 平城宮跡歴史公園の整備              
       
   
   
   
       

1.奈良公園事務所の主要プロジェクト

 

■1-1 吉城園地区の整備

江戸末期から昭和初期にかけて造られた和洋折衷の近代建築物と庭を保全し、民間事業者と連携して来訪者の方々がゆったりとくつろげる空間づくりを行うとともに、吉城園周辺の土塀の修景などを行い、名勝の価値を高める取り組みを進めます。

吉城園整備計画

                       
 

■1-2 鹿苑の整備 

国指定天然記念物 奈良のシカを保護・育成するための施設である鹿苑は老朽化が激しいことから、施設のリニューアルを進めています。

6月には子鹿公開、10月には鹿の角きりの会場となっています。                        

鹿苑整備計画


 

■1-3 公園内のアメニティ(快適環境)改善

 奈良公園の価値や魅力を高めるため、休憩所やサインの更新、トイレの洋式化、傷んだ舗装の補修など、来訪者の方々が快適に公園を楽しめるよう、公園内のアメニティ改善に取り組んでいます。

休憩所更新サインの更新

トイレの洋式化傷んだ舗装の補修

                       

 

 

■1-4 春日山原始林の植生回復

古都奈良の貴重な財産である春日山原始林において、持続的な森林更新を促し、人とシカが共生できる森林を保全するため、カシ類の保存や植生回復に取り組んでいます。

植生保護柵の設置ナンキンハゼ伐採樹林の育成

 

                                                                                          
 

■1-5 平城宮跡歴史公園の整備 

奈良時代、平城京の宮殿であった「国特別史跡平城宮跡」の歴史・文化的価値をより一層高めるため、国が進める史跡整備や国営公園事業と連携をとりつつ、県営公園の整備を進めています。

 平成30年度には復原遣唐使船を含めた「朱雀大路西側地区」が開園しており、今後は「朱雀大路東側地区」および「平城宮跡南地区」の整備に着手する予定です。

 

平城宮跡整備図

 

 

     

2.奈良公園事務所の日常管理

 

  ■2-1 公園施設の保全管理

来園者の安全性確保のため、公園施設の維持管理や倒木、落枝等の危険性のある枯損木の伐倒処理を行います。

老朽柵の修繕枯損木処理

              

奥山道路修繕

ウッドデッキ清掃

 

 

 

  ■2-2 樹木(花木)の害虫防除及び育成

名勝奈良公園保存管理・活用計画に基づき、保護すべき樹木の害虫(マツ枯れ及びナラ枯れ)防除対策を行うと同時に、樹木(花木)の植栽や剪定を行います。

松枯れ樹幹注入アジサイ剪定

クビアカツヤカミキリ猿沢池にヤナギを植樹

 

 

  ■2-3 園内の安全・安心のための活動

 園内を毎日巡回し、来園者の案内誘導や施設の点検などを行います。

 昭和53年に花山で発生した火災を契機に、奈良市消防局、消防団と合同で消防訓練を毎年実施しています。

 登大路駐車場の管理運営も行っています。

 

猿沢池巡視2輪巡視

南部交番所若草山消火訓練

 

     

 

 

 

■2-4 公園の美化維持及び向上

風致景観を維持し、来園者の快適性確保のため、草刈り・落葉除去・休憩舎の掃除や鹿糞の消臭等を行います。

クロマツの剪定博物館草刈り

ブロワー吹き飛ばし鹿糞尿消臭