住所 宇陀市榛原萩原815番地
電話番号（代表）
0745-82-0381
URL：https://www.city.uda.nara.jp/udacity-hp/
診療科：内科、循環器内科、消化器内科、外科、婦人科、整形外科、耳鼻咽喉科、眼科、皮膚科、泌尿器科、脳神経内科、小児科、麻酔科、精神科、リハビリテーション科、放射線科
許可病床数：176床
紹介する「面倒見のいい病院」の取り組み領域
『地域医療部』と医療介護情報連携システム『宇陀けあネット』により、良質・安心・迅速な入退院支援・介護連携を実現
病院の概要
当院は奈良県東部中山間地域に位置し、医療圏は広範囲にわたり、宇陀市を始め、曽爾村・御杖村・東吉野村・奈良市都祁など市外の患者さんも幅広く受け入れ、16診療科と病床数176床を有する東部中山間地域の中核病院です。
最新鋭の医療機器を取りそろえ、急性期から回復期まで幅広く診療できる体制を整えています。2019年、「地域医療部」を開設し、在宅医療、訪問リハビリを開始しています。また、入退院支援を強化するとともに、2021年、国より「へき地医療拠点病院」の承認も頂きました。
取り組みのきっかけ
地域では独居や認知症の高齢者が増えており、多種多様な医療・介護サービスを受けられることが多い中で、各サービス提供者との連携が不十分なために入院時にご自宅での生活状況や入院前の医療介護サービス利用状況を迅速に把握することができず、退院支援が遅れる原因ともなっていました。
また、退院に際しても在宅福祉サービスとの連携、情報共有が不十分なケースが散見されていました。
そのため、入院前から退院まで途切れない患者さん支援を行うことを目的に、宇陀地域医療介護情報連携システムである『宇陀けあネット』」を活用し、入退院支援・介護連携に取り組むことにいたしました。
「面倒見のいい」内容
医療、生活、経済面を含む相談窓口を設置し、通院・入院に際してのご相談をお受けしています。
高齢者の新規入院患者さんに対しては、地域の「入退院調整ルール」に従い、迅速に医療介護関係者との連携を図るとともに、医療介護情報連携システム『宇陀けあネット』にて情報収集を行い、日常生活能力や認知機能、意欲についても総合的に評価し、病状把握、早期治療、早期退院に努めています。
県下最大数87床をもつ地域包括ケア病棟を利用して、高度急性期病院からの転院対応や地域の軽症急性期疾患患者さんの受け入れを行い、自宅退院支援をさせていただいています。また、退院後もリハビリが必要で通院・通所が困難な患者さんは訪問リハビリもご利用いただけます。
訪問診療は症状の軽重に関係なく、通院が困難な方であれば、医師がご自宅まで定期的に訪問し、体調管理を行います。さらに、緊急時や急変時には365日24時間いつでも対応し、入院受け入れできる診療体制を整えています。
ご安心のポイント
当院は「宇陀地域医療介護情報連携システム『宇陀けあネット』」の中核病院であり、入退院支援における良質・安心・迅速な医療介護連携に向けてシステムを有効活用しています。
現在、『宇陀けあネット』の参加同意住民数は約7,000名で、宇陀地区高齢者の2人に1人が加入されており、アクセス件数も月間約2,000件、累計約41,000件となっています。
また、地域包括ケア病棟では、充実した退院調整での在宅復帰支援に努めるとともに、院内リハビリの充実、病院勤務の理学療法士による地域住民への介護予防教室の実施等も行っています。
在宅医療を開始し、「病院まで行くことが大変なので、家で診てもらいたい」「住み慣れた我が家で療養したい」といった患者さん・ご家族の声にお応えできるようになりました。また、医療・介護に関わる多職種との連携がよりスムーズになり、安心してご自宅への退院を支援する体制になりました。
医療・介護関係者へのメッセージ
医療介護情報連携システム『宇陀けあネット』の医療・介護サービス提供者の加入率は約75％となり、双方向のコミュニケーション機能を利用して他院の医師、看護師、ケアマネ、介護サービス提供者等と連携し、多職種で迅速に患者支援を行える業務体制が整備されています。
患者さんや認知症を疑う患者さんを専門的に診療できる専門外来を有し、家族に対し、介護方法や在宅介護のためのサービス利用についての助言も行っています。
骨折による寝たきり予防のための「骨粗鬆症外来」、「骨粗鬆症教室」、慢性腎臓病の増悪による透析予防のための「腎臓病教室」、「腎臓病教育入院」も実施しています。
取組に関する問い合わせ先（部署名）
地域連携課
住所 宇陀市榛原萩原815番地
電話番号（代表） 0745-82-0381
URL：https://www.city.uda.nara.jp/udacity-hp/