住所 桜井市阿部323
電話番号(代表) 0744-43-5001
URL:http://www.chuwa-hp.jp/
診療科:
内科、消化器内科、呼吸器内科、血液内科、外科、消化器外科、乳腺外科、呼吸器外科、整形外科、泌尿器科、脳神経外科、小児科、眼科、婦人科、耳鼻咽喉科、皮膚科、麻酔科、精神科、放射線科、循環器科、病理診断科、リハビリテーション科
許可病床数:324床
紹介する「面倒見のいい病院」の取り組み領域
病気になっても住み慣れた地域で継続して生活できるための支援
病院の概要
済生会中和病院は、昭和17年に恩賜財団済生会桜井診療所として開設し、昭和29年に済生会中和病院となり現在に至っています。「地域と共に歩む病院」として地域密着型の中核病院です。
中和病院の基本理念は、「地域の医療と福祉を支える済生会」として「地域にとってなくてはならない病院」に進化すべく職員一丸となって努力しています。
奈良県の東和地区を医療圏とし所在地である桜井市は、「三輪さん」と親しまれている三輪明神があり自然豊かなところに位置しています。
取り組みのきっかけ
「病気になっても住み慣れた地域で継続して生活できるための支援」
退院後、病気によっては入院前とは異なる日常生活を余儀なくされる方もおられます。そういった方がご自宅での生活にスムーズに移行していただけるよう、入院中からご本人とご家族に、ご自宅での生活で必要になる床ずれ処置、がんによる痛み、痰(たん)の吸引等の医療処置を覚えてもらうようにしています。処置内容により、在宅医や訪問看護師が関わった方が良い時は、相談し連携しています。
在宅スタッフの受け入れが困難な方には、退院後に病棟看護師がご自宅へ訪問し、慣れない処置の経過や指導を継続してみていくことで、患者さんが医療者を受け入れ、訪問看護へ繋げることができた事例も多くあります。
人は、いつまでも元気でいたいと願います。しかし、病気は今までの生活を脅かし、不安や混乱を引き起こします。その人の想いを大切に、生活が維持できるように支援していきたいです。
「面倒見のいい」内容
1.早期のチーム対応
各病棟に専従の退院支援員を配置しています。入退院支援の経験豊富な看護師・医療相談員・病棟看護師が、入院早期から退院に向けての課題を見出し、より良い方向性が導き出せるように取り組んでいます。また、薬剤師・栄養士・理学療法士・作業療法士等の専門職チームが、患者さんの病状に応じて必要な支援をさせていただきます。
がん領域につきましては、病棟担当の枠を超えて、がん専門看護師が入院されるほぼ全ての患者さんやご家族と関わり、入院早期から質の高い緩和ケア、生活の質の維持の提供に向けて取り組んでいます。
2.地域スタッフとの密な連携
入院されたらケアマネージャー、訪問看護師とご自宅や施設での様子を共有し、情報を元にご自宅や施設での生活を視野に入れて入院生活の援助をさせていただきます。退院となれば、在宅のサービス提供者とカンファレンスを開催し、病状、日常生活動作、ご自宅での注意点を十分に共有して、退院への準備をしていきます。
退院後も、退院調整担当者が在宅サービス提供者との窓口となり、看護・介護の相談をさせていただきます。
ご安心のポイント
当院では無料低額診療事業を実施しています。経済的理由によって必要な医療を受ける機会が制限されることのないように医療費の自己負担を軽くするための事業です。入院して医療費が高くなると不安、病気で仕事を休まなくてはならいので不安、入所施設や社会制度がわからない、行政と連絡を取りたいなどのご相談を医療相談員が支援します。
入院の際は、退院支援の専従看護師とともに医療相談員が、各病棟を担当しています。外来通院、入院どちらも経験豊かな医療相談員が、手厚く支援させていただきますので、お気軽にお声かけください。
医療・介護関係者へのメッセージ
高齢夫婦世帯、高齢者独居世帯が増える中で、医療依存度の高い状況での在宅療養は、介護者への大きな負担となり在宅療養継続が困難な事態になり得ます。
当院では、病院と在宅の垣根を越えた連携を行い、積極的に地域へ出向くことで、患者さんやご家族が住み慣れた地域で安定した療養を送っていただけるような支援を続けていきたいと考えます。
療養支援として、訪問看護や介護者の介護負担軽減のための計画的なレスパイト入院の受入れ等を行っています。訪問看護師の訪問時には、専門看護師・認定看護師・特定行為研修修了者専門性が同行し、高い知識を地域で有効に活用して頂けるようにしています。
取組に関する問い合わせ先(部署名)
地域連携室・相談支援センター
住所 桜井市阿部323
電話番号(代表) 0744-43-5001
URL:http://www.chuwa-hp.jp/