公益財団法人 天理よろづ相談所病院

天理よろづ相談所病院

住所 天理市三島町200番地
電話番号(代表) 0743-63-5611
URL:https://www.tenriyorozu.jp
診療科: 27科
許可病床数:715床

紹介する「面倒見のいい病院」の取り組み領域

入退院支援・介護連携

生活・暮らしの場へと患者総合支援センターが繋ぐ入退院支援

天理よろづ相談所病院 
病院の概要

 当院は、1935年に宗教の理念のもと信仰と医学の両面から、心身の疾患、悩みを持つ人々に対し、公衆の保健に資するための医療機関として設立されました。

 715床の27診療科を持つ地域の基幹病院として、高度な医療設備を備え、専門治療の提供を行なっています。また、24時間365日みなさまの健康を守るために、救急医療の体制を整えています。

 これからも、地域住民のみなさまの生命と健康を守り、患者中心の質の高い医療の提供をめざします。



取り組みのきっかけ

 昨今は高齢でお一人暮らしの方や認知症の方が増加し、ご自身で医療行為などの決定が困難になったり、入院治療後すぐに自宅や施設に戻ることに不安を抱えておられたりする方が多くなってきました。そのため、外来で通院されている方のご相談や支援、がん治療に対しての不安への支援、入院から退院に向けたコーディネート、地域の介護や医療サービスの担当者の方との連携など、多様なニーズに対応することが求められています。

 当院では設立当初から、ひとりひとりの患者さんやご家族に対し、生活や暮らしの視点で相談や支援を行っております。今まで以上に多様なニーズに応えるため、2018年に保健・医療・福祉・介護に関する相談及び連携部門を「患者総合支援センター」の名称で1つの部署に再編し、円滑で機能的な対応ができるようにしました。 



「面倒見のいい」内容

 入退院支援・介護連携の充実を目指しています。外来の診察で医師より、入院治療が必要との説明がなされた時、患者総合支援センターの入院支援の窓口で入院生活が安心して過ごせるように、丁寧な説明を行なっています。入院前の生活の情報をお聞きし、在宅医療や介護サービスを利用されている方は、地域のケアマネジャーと連絡を取り、情報を共有します。また、入院された病棟には、退院支援職員(社会福祉士と退院調整看護師)が担当者として配置されています。

 患者さんやご家族の「暮らしの中で大切にしていること」を尊重し、退院後の生活の場に戻って頂けるように、リハビリテーションのご希望やデイサービスなどの意向をお聞きし、ケアマネジャーに連絡をしたり、介護保険の申請手続きの進め方ご案内をしたりいたします。

 お一人暮らしにご不安のある方は、入居施設のご説明や紹介を行います。地域の病院に転院が必要な方は、病状に応じた病院の紹介に合わせ、費用、日用品の準備や面会時間など、細やかに説明をいたします。


ご安心のポイント

 患者総合支援センターでは、患者さんやご家族の思いや意思を尊重したサービスが受けられるように、外来や入院で治療を担当する医療者(医師や看護師、理学療法士など)との連携体制を整えています。例えば、治療に対して「もう少し詳しく聞きたかった」、「説明がわかりにくかった」、「他にも治療法がないのか」などいただいたご意見は、患者総合支援センターの入院支援や退院支援の担当者がお聞きし、医療者に伝えたのち、患者さんが安心して医療を受けられるよう医療者を交えてサポートしています。

 また、病気や障害を持ちながら安心して生活が続けられるように、地域の介護関係者の方々にも連絡を取り、病院と地域が一体となってサポートができるように、介護関係者の方に病院に来て頂き、話し合いを行なっています。


天理よろづ相談所病院

医療・介護関係者へのメッセージ

 当院は、地域包括ケアシステムの推進を目指しています。医学モデルから生活モデルへの転換「治す医療から治し支える医療へ」と変化する中、より地域社会に貢献できる医療機関として、患者さんやご家族、地域関係者の方々に喜んで頂けるよう努めてまいります。

 患者総合支援センターは、地域の医療・介護関係者の方にとっても、わかりやすい連携の窓口として、繋がりを大切にして行きたいと考えております。よろしくお願いいたします。

取組に関する問い合わせ先(部署名)

患者総合支援センター

住所 天理市三島町200番地
電話番号(代表) 0743-63-5611
URL:https://www.tenriyorozu.jp

ご注意

※病院の情報は原則として令和3年12月時点です。(一部、最新情報へ更新する場合があります)

※急性期病院では急性期疾患を持った患者様の治療が対象となるため、面倒見のいい取り組みのみを目的とした対応は別の病院に依頼される場合があります。
※各病院では患者さんの容態に応じて医療を提供しています。そのため、面倒見のいい取り組みの提供ができない場合があります。