地域における医療連携について

医療機関には様々な機能や特色があります

各医療機関にはそれぞれの機能や、特色があります。例えば地域の診療所(クリニック)などは、入院を必要としない方を対象に、身近な医療を提供しています。

また、病院は入院して治療ができる医療機関ですが、それぞれの特色は異なっています。
病気やケガで緊急・重症な状態の患者さんに対して専門的な治療をする急性期病院や急性期を脱した患者さんに対して、からだの機能を回復させるため、リハビリテーションを行う回復期病院、病状の比較的安定している患者さんに対して長期間の入院医療を提供する慢性期・維持期病院などがあります。

 

このように、医療機関にはそれぞれ異なった特色があり、それぞれがその機能を発揮することで、さまざまな患者さんに必要な医療を提供することができます。 

地域連携とは

それぞれの医療機関の持っている機能を有効利用するために、病院と病院、あるいは病院と診療所が地域で診療を連携して、患者さんの治療を行うしくみです。

地域連携による患者さんのメリットは、例えば

  • 病状に応じて、医師が紹介、逆紹介することにより、適切な医療機関で的確な治療が受けられます。
  • かかりつけ医を持つことで、身近な医師に日ごろから相談に応じてもらえます。
  • 一部の医療機関に患者さんが集中することが避けられ、待ち時間も解消されます。

といったことが考えられます。

地域を守る医療連携~回復期リハビリテーション病棟とは~

奈良県では、急性期病院と回復期病院の連携を推進するため、回復期リハビリテーション病棟を紹介するパンフレットを作成しました。

 

地域を守る医療連携~回復期リハビリテーション病棟とは~(pdf 1413KB)