奈良ゆかり探訪

 

 

◆奈良と韓国の姉妹都市 

奈良市と慶州(キョンジュ)市千年の時を超えて

 慶州市にはかつて新羅(シルラ)の都がおかれており、7、8世紀には日本から新羅に派遣されていた「遣新羅使(けんしらぎし)」を通じ交流が盛んでした。
 当時の友好関係を現代によみがえらせようという両市の思いが実り、1970年4月、奈良市にとって初めてとなる海外の都市との姉妹都市提携が実現しました。
 両市の交流は市民レベルに発展し、現在でもスポーツや文化等様々な分野での交流が続いています。

平成23年8月 中学生交流

天理市と瑞山(ソサン)市 未来へのキズナ

 近隣諸国との国際交流を通じた地域の活性化を図ることを目的に、姉妹都市候補地を探していた天理市は、(社)韓日協会会長趙萬濟(チョマンジェ)氏より忠清南道(チュンチョンナムド)瑞山市の紹介を受け、1991年11月、両市は姉妹都市提携を結びました。
 瑞山市は、仏寺等の遺跡が多く残る田園都市です。
 両市の間では、毎年小中学生の絵画等交換作品展を開催しています。また、隔年ごとに双方の市職員を行政研修生として派遣したり、2003年からは中学生交換交流も始まるなど、着実に交流の輪が広がっています。

平成23年8月 中学生交流

明日香村と扶余(プヨ)郡 壁画古墳が取り持った縁

 扶余郡にはかつての百済(ペクチェ)の首都がおかれていました。6世紀には、百済から飛鳥へ仏教が伝わったとされており、双方の地には深いつながりがあります。 
 扶余郡の陵山里(ヌンサンニ)古墳群壁画に感銘を受けていた関西大学教授網干善教(あぼしよしのり)氏を中心とするグループが、1972年3月に高松塚古墳壁画を発見したことで、類似性からつながりが確認され、両国の考古学の交流がさらに深まりました。
 これを契機に、同年11月に姉妹都市提携が結ばれ、現在も、中学生の相互交流などを通じて、良好な国際関係が築かれています。

平成24年9月 姉妹提携40周年式典


※「第1回 日韓地方観光交流サミット」が9月26日~28日に奈良県で開催されます。

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☎ 0742-27-8553  FAX 0742-27-1065


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