県政HOTニュース

 


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あらい日誌

東アジアの未来に向けて
第4回東アジア地方政府会合が開催

国内からも県知事や市町村長等が多数参加した会合
スリン・ピッスワンさんの基調講演
 1月20日~21日、東アジア各国の地方政府の代表者が共通する課題について議論する「第4回東アジア地方政府会合」が、ホテル日航奈良(奈良市)で開催されました。
 第4回目となる今回は、日本・中国・韓国・ベトナム・フィリピンの5か国39地方政府が参加したほか、ゲストとしてミャンマー連邦共和国の地方政府も参加しました。
 荒井正吾奈良県知事は、「東アジアの地方政府は多様な発展形態があるが、共通の課題・目標を見つけて、有意義な意見交換を行っていきたい」と挨拶し、前アセアン事務総長であり、奈良県立大学客員教授のスリン・ピッスワンさんは「各国のリーダーのビジョンは、地方政府の力がなければ実現できない。地方政府自身がよりよい世界の実現に貢献できる」と基調講演でメッセージを送りました。
 3つのテーブルに分かれたグループ討議では、集まった地方政府の代表が、「少子高齢化時代の社会保障」と「地域経済の振興と雇用」の2つのテーマについて、それぞれ活発に討議を行いました。
問 県東アジア連携課
tel 0742-27-5821
fax 0742-22-1260


深まる県とベトナムとの友好
 1月22日、県とベトナム社会主義共和国のフートー省は友好県省関係の発展に関するM(エム)O(オー)U(ユー)(了解覚書)を締結しました。
 昨年度、フートー省が東アジア地方政府会合に参加して以来、両県省は相互に訪問し、交流を深めてきており、MOUでは教育・経済・文化観光の3つの分野で、交流と協力を展開していくこととしています。
 締結式では、荒井知事が「両県省の行政と民間が共に、交流と協力を更に深めることにより、両地域の発展につなげていきたい」と挨拶したのに対して、フートー省のアイン人民委員会委員長(知事)は「奈良とフートー省はさまざまな分野で協力の機会がたくさんある。持続的に協力関係を深めていきたい」と述べました。
笑顔で握手するアイン委員長(左)と荒井知事(右)

 
問 県国際観光課
tel 0742-27-8477
fax 0742-27-1065


過去から未来へ!
記紀に思いを馳せる首都圏記紀シンポジウム
 1月18日、東京で首都圏記紀シンポジウムが開催され、約750人が参加しました。県では、古事記完成1300年の記念年である2012年から、日本書紀完成1300年の記念年である2020年までの9年間、「記紀・万葉プロジェクト」を推進しています。このシンポジウムは、記紀・万葉プロジェクトの一環として、記紀の歴史性、文化性、国際性などを見つめ直す機会としていただけるようにと行われたものです。
 荒井知事は、古代の官服を着て登場し「日本の歴史や山河を大事にし、記紀の世界に親しんでいただきたい」と挨拶しました。
 その後、國學院大學(こくがくいんだいがく)の鈴木靖民(やすたみ)名誉教授が、「記紀のなかの女性像ー古代国家の形成と周縁地域ー」と題して、7~8世紀前半の日本の古代国家の形成を、『古事記』『日本書紀』に表れた王権・国家と周縁(周辺地域)との関係や、皇后、女性首長、王女、豪族の子女等の記事をもとに講演しました。
 さらに、記紀ゆかりの5県(奈良県・三重県・和歌山県・島根県・宮崎県)の知事による「2020年と記紀−古き書物を未来にどう活かすか−」と題したサミットが開催されました。荒井知事は、古代アーリア人のゾロアスター教の日本への影響や、今年10~12月に県立美術館で開催される「大古事記展」を紹介し、各県の知事からも、各地と記紀のゆかりが紹介され、それぞれの地を訪れる楽しみ方をアピールしました。
 また、「古事記出版大賞」表彰式では、古事記の魅力を多くの人にわかりやすく伝える受賞作品が発表されました。

官服姿で挨拶する荒井知事

鈴木名誉教授の講演
 
問 県ならの魅力創造課
tel 0742-27-8975
fax 0742-27-7744


「地域の元気創造」
全国市町村長
サミットin奈良を開催
 1月14日、全国の市町村長等約300人が一堂に会して、地域活性化の一層の進展を目指して議論・交流を行う「地域の元気創造」全国市町村長サミットin奈良が、県新公会堂で開催されました。
 会合では、関口昌一(まさかず)総務副大臣と荒井知事の挨拶に続き、「『機能連携広域経営』による地域の元気創造」をテーマに、早稲田大学の後藤春彦教授による基調講演が行われました。その後、3つの分科会に分かれ、「市町村の枠を超えた社会的ネットワーク」、「都市と農村の交流」、「小さな自治で支える暮らし」をテーマに、それぞれ市町村長による取組事例の発表や意見交換が行われました。最後に、各分科会での議論を踏まえて、総括コーディネーターである明治大学の小田切徳美(とくみ)教授と各分科会コーディネーターによるパネルディスカッションや参加者との意見交換が行われました。
 翌15日には、ならまち・平城宮跡コースと初瀬門前町・今井町コースの2つに分かれ、現地視察が行われました。
 
左から小田切教授、辻一橋大学大学院教授、藤田和歌山大学教授、松永大阪市立大学大学院准教授、後藤教授
問 県市町村振興課
tel 0742-27-9984
fax 0742-23-8439



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