まほろば歌広場

 

 

毎年春、夏、秋に行われる「平城京天平祭」。
平城宮跡内を練り歩く春の「平城京天平行列」は雅です。
 
高松塚より 抜けて来たるや 艶やかに 列なして行く 「天平の美女」
吉井邦子さん/70代・無職・田原本町
【選評】 高松塚古墳の壁画を踏まえた発想が天平祭の場面に厚みを加えた。

晴れわたる 平城(なら)の都に 咲く乙女 称えて今日は 天平日和
撫子の父さん/60代・会社経営・桜井市
【選評】 寿歌の趣をもち、咲く乙女、天平日和と称える祭行列への高揚が伝わる。


一面に 花より盛(さか)り 連なるは いにしへの都へ つなぐ行列 

ロクコさん/30代・学生・奈良市

 

装束の 裳裾(もすそ)ゆらげり 春の日の 平城京は いよよ華やぐ

上田紀子さん/70代・無職・奈良市

 

天平の 祭りうるわし 平城京 時空をこえて 風光りおり

松村容子さん/60代・主婦・京都府

 

鵄尾(しび)光る 大極殿の 前を行く 古代衣装の 色あざやかに

武田信子さん/80代・無職・奈良市


貴(あて)やかな 衣纏(まと)ひて 現世(うつしよ)の 天平人と なりて練りゆく
川北泰徳さん/60代・無職・御杖村
 

多数のご応募ありがとうございました。
【応募総数 93首】今回の選者 現代短歌協会の筒井早苗さん
 
 
9月号の募集 
写真をお題として設定し奈良らしい短歌を募集。皆さんから寄せられた短歌の中から、7作品を選定し、本誌に掲載します。特に「おみごと!!」な作品には、「奈良歴史読本」(1,000円(税込)書店で発売中)をプレゼント。
9月号のお題

(写真提供:奈良市観光協会)
『なら燈花会』奈良公園にて
一万を越えるろうそくの灯りで彩る「なら燈花会」。夏の古都奈良にろうそくの花が咲きます。

【募集ルール】
◆5・7・5・7・7の31文字
◆文語・口語を問いません
◆応募数は1人につき1作品
◆未発表のオリジナル作品 など
申し込み  郵送かFAX、Eメール、電子申請で短歌作品・住所・氏名(ふりがな)・年齢・職業か学年・電話番号を下記へ。発表の際、匿名を希望される人は、その旨明記。7/17必着。
問い合わせ 県広報広聴課
TEL 0742・27・8326 
FAX 0742・22・6904
koho2@office.pref.nara.lg.jp
www.pref.nara.jp/1623.htm

 
 
※「県民だより奈良」は県内の各家庭にお届けしています。
 市町村窓口、県の施設などにも配置しています。
※点字と声による「県民だより奈良」も発行していますので、必要な方は県広報広聴課へご連絡ください。
 県では、経費削減のために、「県民だより奈良」の裏表紙に有料広告を掲載しています。
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〒 630-8501 奈良市登大路町30
報道係 TEL : 0742-27-8325
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