今はあまり皆さんに意識されなくなっているかもしれませんが、先人の絶え間ない努力により築きあげられてきた吉野をはじめとする県内の森林は奈良県民が誇るべき財産であり、日本林業関係者にとって聖地となっています。 日本は国土の7割近くが森林におおわれ、木の文化の国と言われるように、木材は暮らしと密接にかかわってきました。そうした中、日本各地に有名林業地が生まれましたが、吉野をはじめとする奈良県林業はその最高峰とされてきました。 戦後、世の中がすっかり変わり、木材がコンクリートや鉄に置き換えられてきました。しかし、地球温暖化防止や地方創生への貢献や本物を求める最近の傾向もあり、日本の林業・木材産業にも再び光が当たり始めようとしています。 私たちは、戦後続いてきた都市の非木質化の流れを変え、木材を使うことにより都会を第二の森林にし、もう一度日本を、木の文化を誇る国にしていこうと取り組んでいます。 奈良県が誇る林業・木材産業の発展に繋がる取り組みで、少しでも自分を育ててくれた奈良県に恩返しできればと考えています。
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